僧侶からメールが送られてきたので、掻い摘んで書いてみることにする。
▼仏教では
私たちの運命は、心・口・体の行いによって生み出される。
これを『三業(さんごう)』といい、次の三つである。
・意業(いごう)…心で色々思うこと。
・口業(くごう)…口で色々しゃべること。
・身業(しんごう)…体で色々やること。
善いことをすれば、それは不滅の善業力(ぜんごうりき)となってあなたを幸せに導き、
悪いことをすれば、目には見えませんが、消えることのない悪業力(あくごうりき)
となってあなたに不幸や災難を引き起こすのです。
その中でも、最も重要なのは心です。
なぜなら、口や体の行いは、心が元になっているからです。
口が悪いことを言ったら、それは心が命じたからです。また、体が悪いことをしたら、
心が命じたからです。ですから仏教では、口や体よりも、心をはるかに重く見られます。
▼お釈迦様は、因果経に
”未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ”
「未来の運命を知りたければ、現在の種まきを見つめなさい」と説かれますが、
この因というのは、心と口と体の行いのことです。
しかも、この三つの中でも、最も重要なのは心です。
未来の運命を知りたければ、あなたの今の心の姿をよくよく見つめなさいということです。