表紙から想像していた中身とは全然違っていて、結構重たくて考えさせられるお話でした。
3人の人の死を軸に、最後まで生きることを諦めない医者と、人として後悔せずに死にゆくことを肯定する医者とが、ぶつかり合いそして悩み続ける。
すごく難しい死生観を突きつけられ、私自身も迷いながら悩みながらの読書でした。
自分自身が余命を告げられたなら、残された時間は穏やかに私らしく生きたいとは思うけれど。
もしも家族がそうなったら、少しでも長く生きて欲しいと思ってしまう…
答えはその時に考えよう。
今はまだ迷いながら戸惑いながら、今この命を大切に生きていこう。