天日古と大日人(solahico & hilohito)

喪失したわが子二人を偲ぶための個人的なブログ。「般若経」を写す所作に倣い、眠れない日々の「ワイパックス錠」代わり。

「14歳」5

2017-02-23 23:39:51 | Weblog
真紀子の心の病気は、とても重症でした。
でも、まだ何とか手助けができると、おとうは考えていました。
きちんとひとりの男性を愛することができれば、
自然に治癒すると楽観していたのです。
もちろん、その考えはとても甘い観察でした。

三人目の愛人と面談した頃、
もうひとつ厄介な病気を持っている事が分かりました。
「卵巣膿腫(らんそうのうしゅ)」と「子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)」という女性特有の疾病(しっぺい)です。

真紀子が休日の時は毎週あちこちの病院に通いました。
おとうは仕事を休んで、車で病院の送迎をしました。
97年秋から99年にかけてのことでした。

おとうが彼女の心の闇の、
とてつもない暗さに気がつくのは、その一年以上後のことです。

真紀子の仕事は法務省管轄の「矯正」という、
少年院に収監された子どもたちの先生です。
とても大変な仕事です。

仕事だけはきちんとこなしているのだろうと信じていましたが、
その期待も程なく裏切られました。

愛人の一人を巻き込んで「犯罪」を犯していたのです。

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