夢雪想なつぶやき

無節操でちょいと毒舌なjoeのつぶやき的覚書

花組【虞美人】

2010-03-13 | タカラヅカ♪
♪赤い花びら 恋の色
 燃ゆる心の 虞美人草
 咲けば散るもの 枯れるもの
 何故に咲くのか 美しく


漢の劉邦軍に包囲された夜、囲んでいるはずの漢軍から聞こえる故郷『楚』の童歌
あぁ、味方の兵士も漢軍に寝返ったのか…
覚悟を決めて自害する虞美人と最後まで武将たらんと戦い続ける項羽
『四面楚歌』の由来になった歴史の一幕


初演の舞台(1951年上演)は見ていないが
この曲はショーなどよく使われているので耳に馴染にがある
タイトルの『虞美人』は中国三大美女とも世界三大美女とも言われてる絶世の美女
虞美人と項羽の悲しい物語

良くも悪くも『昭和』な舞台
見応え十分なのは演出の良さか題材の良さか
猪突猛進な武将・項羽(真飛聖)と人望厚い劉邦(荘一帆)の配役は逆の方がしっくりくると思うが
トップ、二番手の順列だから仕方ないか…
機会があれば荘一帆の項羽を見て見たいものだ
今回は「韓信」役の三番手・愛音羽麗より「張良」役の未涼亜希の方が存在感があった
一本物の舞台なのでショーが少ないのは仕方ないが、やはり物足りない
幕開きとラインダンスの芥子の精の赤い衣装はちょっと頂けない…なんか下品(涙)
それでも男役のダンスシーンのチャイナ服っぽいスーツはちょっと萌え~
フィナーレでコスチュームプレイではあまり使われない羽を
トップの真飛聖だけが背負っていたが…少々違和感あり


それにしても今年の宝塚作品は『戦い』が続くな~
星組『ハプスブルグの宝剣』
雪組『ソルフェリーノの夜明け』
そして次の
月組『スカレーットピンパーネル』
もしかしたら今年の宝塚のテーマは『戦い』なのかも…


ところで
虞美人が死んだ丘に咲いた赤い花に『虞美人草』と名付けた…って本当?

最新の画像もっと見る