深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

『オカルト生理学』を読む 7

2016-12-31 17:00:39 | 心身宇宙論

2016年12月31日──本当は今日、帰省するたずだった。

30日夜、年賀郵便を出し終わった後、ドット疲れが出て、その上ゾクゾクと寒気が…。大事を取って早く寝たが、今朝になっても寒気は変わらず、それに頭痛もある。起きられないようなヒドイ状態ではないので、無理に帰れば帰れないこともないが、群馬の実家に1人でいる母親はもうかなりの高齢だ。下手にカゼなんかうつしたらヤバいことになりかねない。迷ったが、朝、母親に「今日は帰れなくなった」と電話。帰省用に買っておいた、年内いっぱい使える電車の割引切符がムダになってしまった。悲しい。

あとはひたすら眠り、目が覚めると自分で自分の体を治療してまた眠る、を繰り返して、15:00くらいになってやっと復活の兆し。17:30頃、夕飯のため買い物に出る。18:00現在、頭痛はまだ少し残っているものの、寒気はなくなった。

やることがない、というわけではなく、やることはたくさんある。やりきれないくらいに。ただやる気が起きないだけで。なので、年明けに書く予定だったブログ記事を書くことにした。以下が、この記事の本文である。

 

絶版になったルドルフ・シュタイナーの『オカルト生理学』を読み解くシリーズ?の7回目は、再び血液系について(この前段階となる血液についての話は、シリーズの「2」で述べた)。オカルト生理学では、血液(系)は自我に関わる極めて重要な器官と位置づけられているが、それがクラニオにおける体液、特に脳脊髄液と不思議な相同性を示している。

まずオカルト生理学的な血液像について。

血液は一方では人体深部での内界系(=器官系)による無意識的な諸過程に向けられ、内界によって篩い分けられた養分の最も精妙な部分を得る。そこでは血液の中に物理―化学的な過程が働いていて、それは自我が物質界に関わるために必要なものである。
もう一方で、血液は外的印象が書き込まれるつまり血液とは黒板として意識的な魂の諸体験に向けられている。骨格系に発する無意識な自我だけでなく、意識する自我の側からの活動の血液の中に入り、周囲の物質的―感覚的世界の像を刻印するために、血液は直接体験される物質的―感覚的世界と親和していなければならない。

つまり血液とは、直接的に体験される外界の物質的―感覚的世界な世界が、内界の物理―化学的な世界と出合うところであり、最も低次のものが最も高次のものと結びついている稀有な有機形成物である(このような仕方で2つの世界が出合うのは血液以外にはない)。

血液は私たちの生体活動全ての成果であるがゆえに、血液過程が不規則に働くと、その影響は人体全てに及んでしまう。

さて、ここからはオカルト生理学ではなくバイオダイナミックなクラニオセイクラル・ワークの話。

次の下りはF・シルズの書いた『クラニオセイクラル・バイオダイナミクスVol.1』(産学社エンタプライズ)の「2 クラニアル・コンセプトと第1次呼吸メカニズ」からの引用だ(訳文は不肖私によるもの。あまり売れてないので買ってやってください)。

人間システム固有の力学運動を調べた後に、彼(=ウィリアム・ガーナー・サザーランド)は単に骨性の動きだけでなく一連のリズミックな組織や体液の律動全体を見出した。彼は、これらの律動は人体の中に働くもっと深い原理を明確に示すものだと信じていた。すでに見てきたように、サザーランドはこの生命原理を命の息吹と呼んだ。(中略)
その動きを調べて、彼は自分が命の息吹のポーテンシー名づけたものが駆動する基本的な自動性あるいは固有の動きを触診していると実感した。このポーテンシーは身体の細胞や組織に浸透し、その構成と治癒過程を維持するのが感じられる。サザーランドは、命の息吹のポーテンシーは生命そのものの知性の現れであり、体の純粋な働きの基礎であると信じていた。さらに、この知性が脳と脊髄を取り巻く脳脊髄液にのっていることを感じ取ったのである。
(中略)ポーテンシーが脳脊髄液に受け取られると、潮流のような体液の動き、あるいは波動が体に生じる。サザーランドは、体液システムが命の息吹のポーテンシーをすべての体細胞、体組織に運ぶことを学んだ。そこで、ここで私たちは固有の生命原理の働きを理解することを土台に、人間システムのコンセプトを構築する。それはオステオパシーの創始者、アンドリュー・テーラー・スティルD.O.の、体液システムがその構成原理をあらゆる部分に運ぶ、という教えと呼応する。(中略)
この原理は体の機能のどのレベルにも見られる。伝達分子を通じて体全体に情報交換を可能にしているのが体液である。もっと詳しく言えば、体液は生体電気あるいは生体電磁情報を光速で体全体に運んでいるようだ。体液分子が別々の水素結合を通じて体全体にわたって一体化していることが見出されてきている。体の中に一体化した体液基盤が存在するのだ。(中略)最近、ロシアの科学者たちが脳脊髄液の中に光子の高い集中があるのを発見している。それはすべて、形態形成を支えて働く生体電気場を指している。本当に、それは特定の人間を構成する普遍的な知性の量子場でさえあるのかもしれない。(後略)


オカルト生理学における血液を、クラニオにおける体液あるいは脳脊髄液と読み替えると、使われている述語に違いはあるものの、それらは驚くほどよく似ていることがわかる。まるでシュタイナーが霊視によって見出した世界を、サザーランドは触診によって感じ取っていたかのようだ。

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