心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

私の原点

2017-10-28 10:20:14 | Weblog
野口先生の直弟子の師匠と出会い、整体の勉強を始め、あっという間に30年が経ちました。整体と出会い、その思想・哲学に触れ探し求めていたものはこれだと、確信めいた衝撃を受けた事を懐かしく思い出されます。師匠は技の達人で、仕事は早く一人にかける時間は3分から5分程でした。私は整体の勉強の中で、愉気の世界に惹かれてゆきました。今では、治療の80パーセントは愉気と言っても過言ではありません。その延長に、開発した頭の調律があります。愉気と言う気の世界に入って行くと、見えないものの中にこそ宝(真理)が隠されていることを知らされます。見えないもので、大切なものと言えば思い出されるものとして、心・魂・気・空気などはすぐ浮かんで来ると思います。その中の空気の成分は、酸素と窒素がほとんどであとは微量な成分で出来ていると言われています。それだけでしようか、空気中の空間を見たことがありますか。空間を見ると、顕微鏡で見た精子の様なものが元気に動いて見えます。あれはなんでしようか、特に澄んだ空気の中で多く見られます。もしかして、酸素や窒素より本当は大切なものかも知れません。その空気を10分も吸わないと、私達は生きては行けません。そんな、心も身体もリフレッシュしてくれる呼吸は大切です。呼吸法として、数息法・深息法などがありますが、自分の呼吸を数えて行く数息法で、2千回まで数えたことがありました。その時の驚きの体験は、今でも鮮明に覚えています。最初は、肩で呼吸していたものがそれが無くなり、鼻で呼吸している自分が居て、そして自分が無くなりそこで鮮明に息づいている箇所。そこは、臍下丹田でした。その臍下丹田が、呼吸と共に広がったり閉じたりしているではないですか。まるで、花が咲いたり閉じたりしている様でした。その体験が、私の呼吸に対する原点となっています。とりとめもなく、思い出話しをしてしまいました。


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