I’m hungry

おもにAmazonでの衝動買いや技術的な話をぼちぼちと。

北アルプス・表銀座縦走(燕岳から槍ヶ岳、上高地下山)してきました(後編)

2016-09-04 13:09:05 | 旅行(海外/国内/ちょっとお出かけ)

前編はこちらから

Day 3(ヒュッテ西岳〜槍ヶ岳〜横尾山荘)

常念岳、蝶ヶ岳方面からのぞく日の出。今日はついに縦走としては最終日。東鎌尾根を通って槍ヶ岳に向かいます。東鎌尾根は地図上で「ハシゴ、鎖、階段の連続」とされており、慎重に進む必要があります。

 

朝日に染まる槍ヶ岳。もう山頂は目の前です。

 

まずはヒュッテ西岳から最低鞍部まで下ります。ここも鎖、ハシゴがちょいちょい出てきます。

 

長いハシゴを下りたところ。ハシゴはどちらかというと取り付くまでが緊張しますね…。取り付いたら一歩ずつ進むだけなので良いのですが。

 

ふと右手を見ると雲海が。なんとなくですが秋っぽい印象を受けますねー。

 

階段を降りて振り返ったところ。なかなかの険しさ。

 

ヒュッテ西岳からコースタイムで1時間。最低鞍部、水俣乗越に到着。ここから槍ヶ岳への登りが始まります。

 

3点支持を使って黙々と登っていきます。天気が良くて本当によかった。

 

そして来ました。東鎌尾根の核心部、三段ハシゴ。写真は降りきったところ。前後に人がいなかったので、ハシゴに取り付いたあとは一歩一歩慎重に降りれば良いだけだったので精神的には楽でした。

 

上のような遠目の写真で見ると怖いかもしれませんが、以下のような近めから写真で見るとそんなに怖くは…ない?

 

三段ハシゴを超えていよいよ槍ヶ岳へのアプローチに入ります。

ここからは本格的な岩稜帯に入るので、ヘルメットは必携かと思います。僕はこの日は最初からヘルメット被ってました。

ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) ベクター ウルトラブルー S/M BD12030
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)
BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)

 

なんとかかんとか尾根を通過し、ヒュッテ大槍に到着!

 

予定してなかったんですが、荷物も重いし、ザックをここでデポさせてもらうことにしました。

 

貴重品、カメラ、水、行動食をサブザックに入れて出発。槍はもう目の前だ!

 

とは行っても岩稜ルートなのでそれなりに慎重に進みますw

 

槍ヶ岳山荘に到着!

 

流石に槍ヶ岳、それなりに人がいます。

 

反対側は奥穂高岳に通じる縦走コース。いつか行ってみたいような、そうでもないようなw

 

それでは、槍ヶ岳山頂へ!

 

槍ヶ岳は登りと下りのルートが分けられていて、基本的にはサイン通りに進めばOKで、2カ所ほどある?共通ルートについては登り優先で進みましょう。

沢山の人達が通った後なので、手がかり足がかりはしっかりついてます。慎重に進めば問題ありません。

 

最後に鉄ばしごを登り切ったら山頂!表銀座縦走、ゴールです!

 

山頂からの眺め。ほんと、今回の縦走は全日晴れててありがたかったー。

 

山頂からだと奥穂高へのルートがよく見える。

 

山頂で休憩したあと、降りてきました。なんか縦走終わって、心底ホッとした瞬間でした…。

 

まだ早い時間帯(10時ごろ)で槍ヶ岳山荘では昼食提供されてなかったので、ヒュッテ大槍まで降りてから昼食?を取ることにしました。

あ、あとTシャツ買おうとしたら不人気色以外はすべて売り切れてたのでロングTシャツを買いました。個人的にはバッジや手ぬぐいより普段使いできるTシャツを記念に買う派。

 

さて、下山しますよー!

 

もうね、登り切って不安の大半が無くなったあとだと目に入る全ての風景がさらに美しく見えます。

ルート上に人が増えてきたので、下りはすれ違いしやすい槍沢ルートを通っていきます。

 

下に見えるは殺生ヒュッテ。あそこまで行ってから左手側に登り返して荷物を置いたヒュッテ大槍へ。

 

雷鳥発見!

ほとんどウォーリーを探せ!状態ですがw (中央ちょっと左下にいます)

 

ヒュッテ大槍が見えてきました。あともうちょい。

 

到着してから荷物を整理し、11時になったのでヒュッテ大槍名物?つけ麺をオーダー!

汗をかいていた為か、つけ汁の一滴まで全部飲み尽くしましたw ごちそうさまでした。

 

実は今回、当初の予定では新穂高温泉側に下山予定だったのですが、下山のタイミングや松本までの交通手段がうまく噛み合わなかったため急遽上高地側に降りることにしました。どうせ上高地側に降りるなら去年も泊まった横尾山荘に泊まろう!お風呂に入ろう!ということで電話予約。晴れの金曜日ということで一杯らしく、半個室?の二段ベッド(カーテンの仕切り付き)部屋ではなく7人合部屋なら、との回答でした。まあ風呂に入れればいいやってことで予約。いよいよなんでテント担いできたんだろうって話ですw

ちなみにヒュッテ大槍から横尾山荘までコースタイム4時間40分。現在時刻は12時前。山荘到着は遅くとも16時台に到着したいので名残惜しいですがサクサクと降りていきます。

 

日差しが今日も強くて水分補給に休憩するかー、と道の途中で座ったら足下に何か動くモノが。

?と思ってふと足下を見たら…

 

!?

 

君はひょっとしてアレか、オコジョか!野生のは初めて見たよ!

もう慌ててカメラ構えて激写しまくりです。雷鳥の時は「あー、雷鳥いるなー」と遠くから適当に撮ったのにこの違いw

 

なにこの生き物かわいい。

こちらに気づいても岩の下を右に左に移動しながら様子をうかがってる感じでした。警戒心が高いって聞いたことがあるんだけど、思いのほか興味津々なのかな?

 

オコジョから元気をもらってまた黙々と下山します。

梓川に流れ込む水場?があったので顔を洗ってリフレッシュ。水が豊富にあるって素晴らしい。

 

通過点の大槍ロッヂに到着。週末の金曜日だけあって人がたくさん!

 

ここまで降りてくると梓川とともに降りていく感じになってきます。

 

なんとか16時ごろには横尾山荘に到着。去年の雨の時に来たときは人ほとんどいなかったのに、今日はテント場も山荘も人で一杯。すごい。

 

お風呂に入って(石けんは使えません)汗を流したところに夕食とビール!下山後のビールは最高です。

 

夕食後は夕涼みしたあと、7人相部屋で経験豊富な山ヤさんたちと山話をしつつ、他の人達は翌日も登山なので20時ごろには就寝。(横尾山荘の消灯は21時)

 

Day 4(横尾山荘〜上高地)

さてさて、縦走も下山も終わり、あとはほぼ水平の道を上高地まで歩いて行きます。コースタイムは3時間。基本あとは帰るだけなので急ぐことはないのですが、上高地で日帰り温泉(※)に入るため、朝6時に横尾山荘を出発。

(※)上高地アルペンホテルで朝7時〜10時半(最終受付10時)で入浴可能。午後は12時から14時半(最終受付14時まで)

 

徳沢ロッジ。常念・蝶ヶ岳縦走の後にでも泊まってみたい。ここの風呂は石けん使えるのかな?

 

土砂崩れの後が。

 

今日も穏やかないい天気。

去年、ずぶ濡れになりながら同じ道を黙々と足下見ながら歩いていたことを思い出しました。「次、来る時は晴れた上高地を歩きたい」念願叶ったなー。

 

明神館。登山客でいっぱい。みんな嬉しそう。

 

ほんと川がキレイだなー。

 

(晴れてる)河童橋だー!

 

河童橋を渡って奥に歩いて行って上高地アルペンホテルに到着!

 

日帰り温泉ちゃんとやってた。よかったw

 

全身洗って、ヒゲ剃った後にゆったりと温泉に浸かると、これまでの疲れが溶け出るようでした。温泉サイコーです。

さ、あとは帰るだけです。

 

穂高岳もしっかり見えました。

 

バスは定員40〜50人程度のところ、40人弱くらいの入りでした。

 

新しい上高地トンネルを通過中…。

 

新島々駅。いままで深夜バスか車でしか上高地来たこと無かったのでなにげに初めてきた。

 

上高地ライン。登山客がそこそこ居たって事もありますが、途中から乗車率がかなり上がってました。

 

松本駅に到着。あとはお昼ご飯の弁当とびーるを買って帰途に着きました。

 

そろそろ山は秋の装いを見せ始めてますが、次はどこに行こうかな?

 

 


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