曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

iPod

2007-10-18 | インポート
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ちょっと前に届いていたiPod touchのセットアップがようやくできた。


Tiger(OSX10.4)じゃないと対応してないので「まずOSから」と思って作業を始めたら、内蔵HDDに損傷があるとかでOSが入れられず、HDDの交換から。まあ、本格的にクラッシュする前にHDDに問題があるのがわかってよかった。パソコンを毎日持ち歩くからか、HDDは1年くらいで壊れる。今のPowerBook12’は、2005年の4月から使っているのだけれど、HDDはこれで3代目。バッテリーも3つ目だ。

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iPodはこのときからの付き合い。今みると無骨だけれど、出たときは「こんなに小さいのに、大量のCDを持ち運んでいるのと一緒」っていうのに感動したもんだ。届いたのがうれしくて、当時教えていた学校(取手)に向かう車の中でセットアップしたのを思い出した。もう6年前。



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この、なんとかホイールっていう、直接ぐるぐる回すインターフェイスが好きだった。ただ回すなら、いつでも回せた。直で回すっていうのが大事で(ぼくにとっては)、円形タッチパネルの上を指でなぞるバージョンになってからは、騙されているような気がして、どうも買う気が起きなかった。



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っていいながら、2005年の終わりからはコレ。もらったんだけれど、この小ささで仕組みが変わってないのはすごい。ぼくのPowerBookもUSB2.0のやつになったところだったから、ちょうど良かったし。

でも、なんだか、どんどんソフィスティケーションに向かっている気がして、あたらし物好きとしてはちょっとつまんないなあ、と。あと、2ギガ分のファイルを選定するっていうプロセスが、ぼくには向いてなかったみたい。



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三つ並べるとこうなる。初代(左)が6年でtouch(右)になったわけだ。5ギガが16ギガになって、ハードディスクがフラッシュメモリになって、音楽専用が画像も動画もいけるようになって、白黒がカラーになった。この世界は、こういう進化なわけだ。デザインは昔の方がカジュアルだったけれど、価格は昔の方が100円高かったようです。



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積んでみた。初代(下)は2センチくらいある。Touch(上)のこの薄さはびっくりだ。名刺入れより薄い。フリスクより薄い。ぜんぜん薄い。iPhoneもこのくらいの薄さだといいのに(そういや、日本ではどうなるんだろう)。



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使ってみると、また楽しい。最初に感動するのがインターフェイス。これはみんな知ってますね。画面を指でなぞると、画面の中の画像がぐるぐる変わる。最後の写真まで行くと、軽くビヨヨーンって跳ね返ってくる。ブログだと表現しにくいけれど、拡大縮小の操作も気持ちの通りに動く。楽しい。

アルバムジャケットを指でめくりながらCDを選ぶっていうのも、気持ちに素直。曲を聴いているだけだと、アルバムを買ったときのこととかはあまり思い出さないけれど、ジャケットを見ていると、買ったときのこととかを思い出したりする。



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次に感動するのが、ネットにつながるっていうこと。これはあまり期待してなかった、っていうか、よく知らなかったんだけれど、すごい変革だと思う。すっごく小さいけれど、Yahooとかもオッケー。拡大縮小が自然な操作でできるので、そんなにつらくもない。携帯とは比べ物にならないな。無線LAN方式なので、街にこぼれてる野良無線LANを発見するのにも使えたりして。


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ネットにつながるので、メールも当然見れる。一応、確認してみた。でぇ、やっぱりメーラはつけた方がよかったんじゃないか?iPodは音楽を楽しむものだっていう位置づけは理解できるけれども、でも、なぁ。ソフト的な対応で追加できないのかなあ。きっとみんなそう思ってると思う。

ソフト的に、もうひとつだけ対応してもらえるとうれしいのは、あらゆるモードで(縦でも横でも)、音量を調節できるようになってほしい、かな。とはいえ、ひさしぶりに、新しい習慣を生み出してくれそうな道具で、期待以上でした。



気に入らないのは、アップルのサイトで、Leopard登場までのカウントダウンをしていること。このタイミングで!Touchを買った人でTigerにしてなかった人は、みんな怒ってるだろう。Leopardなんていらねーよ(ほんとは、新機能の一つTime Machineがすぐにでもほしい)。