自転車おやじのカリフォルニアゴールデン日記

ゴールデンレトリバーのジュリーのblogから、ロードバイクのブログへと衣替え。トライアスロンとサーフィンについても少し。

ここまで変わるとは - バイクフィッティング

2014-05-14 19:48:43 | ゴールデン
いや~、今日は本当に暑かったです。103Fですよ。103F=39.3℃ですよ、5月だというのに。





このくらいの温度になると、車のエアコンが効かなくなり、ちょっとキツイですね。


こんな暑い中、今朝は半休を取って、以前から予約を取っておいたBike Fittingに行って来ました。Bike Fittingというのは、個人のボディーサイズ、柔軟性、経験を考慮して、自転車のサドル高、ハンドル高、サドルとハンドルの距離等をを調整するものです。


Bike Fittingには、ピンからキリまであります。一番簡単なのは、バイクを買ったバイクショップで、普通の店員のにいちゃんに適当にフィッティングしてもらうものです。次のレベルは、ショップにいるいわゆる"Certified Fitter"に調節してもらうというものです。今のロードバイクのセッティングと、今日フィッティングをしてもらうまでのトライアスロンバイクのセッティングは、バイクを買った時に"Certified Fitter"にしてもらったセッティングを、自分で適当にアジャストしたものです。


この「人の勘で行う」フィッティングの上に位置するのが、Retul FitBG Fitといった専用マシンを使ったFittingです。


私が行ったのは、Retul Fitのマシンを使ってBike Fittingをする、Ero SportsというBike Fitterです。ここのオーナーのJimは、オリンピック選手やプロのトライアスリートが、わざわざ飛行機でFittingにやって来るほどの、すごい人だそうです。何とも素人アスリートの私には、釣り合わないようなBike Fitterですが、私の会社のバイク仲間の1人と、最近おやじアスリート会に加わったHideさんのおススメで、ここでBike Fittingをすることに決めました。


このBike Fittingは、すごい場所でやっています。1984年のLAオリンピックの自転車競技のために建てられたVelodromeという場所です。中はこんな感じ。





ここに着いた時、「ゲゲゲッ、ここで試走するのかな」と思い、ちょっとビビッてしまいました。結果的には、このバンクのきついトラック競技用のトラックでバイクに試走する必要はありませんでした。何故、ここでBike Fittingをやっているかというと、オーナーのJimが、ここで練習するたくさんのオリンピック選手やプロアスリートのFittingをやっているからだそうです。


ここに到着して、色んなインタビューを受けた後、バイクウエアに着替えて、自分のバイクにまたがります。今日は、トライアスロンバイクのフィッティング、3日後にはロードバイクのフィッティングの予約が入っています。少し、ウォームアップをした後、センサーを付けてペダルを漕ぐときの体の各部分の動きをコンピューターで解析します。





この解析で、サドル高が高過ぎることが判明。あと、ペダリングの時に、膝が前後に動き過ぎていることも判明。この私の現在のバイクのセッティングをRetulマシンにコピーし、その後、サドル高、ハンドル高、サドル/ハンドルの前後の位置を調節し、もっとも楽に最大のパワーを生み出す位置を見つけて行きます。設定を変更するたびに、コンピュータでパワーを測ります。パワーが出ても、乗り難いと意味がないので、Jimが「これではどうだ? 痛いところはないか? Comfortableか?」と質問して来ます。10種類くらいのポジションを試した後、最終的に落ち着いたのがこのポジションです。





当初のセッティングに比べ、サドル高は1.5cm下がり、ハンドル高は2.5cm下がり、サドルとハンドルの間の距離は2cm延びました。そして、サドルとハンドルの位置は若干前に寄りました。体が全体的に下がりました。正直言ってここまで全体的な位置が下がるとは思いませんでした。特に、サドル高は、よくバイク仲間から「君の身長だと、サドル低過ぎない?」とよく言われてました。ところがJimにこの話をしたら、「君は身長は高いけど、足が短くて胴が長いから、サドルは下げないとダメなんだ」と言われてしまいました。


子供の頃から、お前は胴が長い、足が短いとよく言われていたので、分かっていたのですが、プロフェッショナルなバイクフィッターから言われてしまうと、ちょっとガクッと来てしまいました。気を取り直して、Before/Afterの比較です。





Post-Fitの方が、背中が地面に水平になっているのがお分かりかと思います。これだと、首や背中が苦しくなるのかと思いましたが、そうでもないんですね。このポジションだとコンパクトな体勢でペダリングが出来ることに気付きました。コンパクトということは風に対する抵抗が少なくなるということ。果たしてこれで速くなるんでしょうかね。今週末のお楽しみにしたいと思います。


フィッティングの結果のバイクセッティングの最適値は、30項目くらいこんな感じで出してくれます。





トータルで3時間程、料金もかなり$$$でしたが、行った甲斐があったと思います。早く本格的な試し乗りをしたいなぁ。


さて、今日は暑かったですが、Julieはクーラーの効いた家の中で快適、快適。





普段はエアコンはほとんど付けないのですが、ここまで暑いとエアコンなしでは、Julieが干からびてしまいます。電気代がコワイですね。


では。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿