とんびのからまわり

ひとになにかを伝えたいとき、内容は問わずに書いていきたいと思います。

玉置浩二を見てると歳を取っていいんだ、と思える。

2017年03月07日 14時44分20秒 | とんび
華やかな芸能界は、歳を取ることをなるべく隠したがるひとが多いと思う。もちろんテレビに出るような部類の人と、ライブ中心の人は違うけど、玉置浩二を見ていると、朝の布団からそのまま抜けてきたような自然さで、しかし、それを逆にアーティストのさすらう姿にまで昇華していて、見ていて、歳を重ねることを楽しまなきゃいかんな、と思えてくる。

あの銀色の髪の毛ひとつとってもなんのこだわりもなく切ったり伸ばしたり。
ヘアーフェイクとでも呼ぼうか。
あるのは歌うことへの変わらぬ愛だけ。

ただひとつ言えることは、かれの歌ってるときの、表情、とくに口回りの自由自在な筋肉の伸縮。これは日頃のトレーニングというか、声を出すことに対する飽くなき鍛練の賜物だということ。

わたしはかれの静止画を最近じっと観る。その表情に歌が宿っている。しあわせな気分になる。このひとの歌は技術の上に成り立っていることを確認し、そしてそこに魂を乗せてきてるんだから、わたしらが到底近寄れない世界なんだと理解して、自分で歌ってみようという気を鎮める。

わたしは歌うことをようやく諦められたのだ。
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