白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々









長い間あこがれ続けた南アルプス南部の山旅 ー 光岳~聖平小屋

2017年08月08日 22時37分45秒 | 登山

7月28日の朝は、周りのテントは早発ちで、一番最後にテントをたたんだ。

天気は薄曇りだったが、霧で遠くの眺望は利かない。

6時15分、遅い出発。

 

樹林帯の道はいかにも南アルプス


カラマツソウ。

 

 時には赤石山脈の峰々が垣間見えた。



 には木道を通り、

 

ゴゼンタチバナ。

 

 お花畑も通る。

 

易老岳を通り抜け、アップダウンを繰り返しながら喜望峰という、何やら世界地図で見たような名前のところに到着。

 

ここから空身で仁田岳を往復。

雲上のプロムナードならぬ霧中のプロムナードは次なるピーク、茶臼岳に続いていた。

 

茶臼岳。

標高2,604メートル。

信州百名山の一つ。

このピークで、我が信州百名山は74座目となる。

 

夢見心地で稜線を進むと、特徴的な岩の門が出迎えてくれる。

その名も、竹内門。

ここらで一休み。

 

 

下界ではそれほどでもないが、山で食べるとどうしてこんなにもうまいのだろう。

ついでに餅も焼いて食べた。

 

 

 

素敵な響きのツマトリソウ。

 

 

タカネバラ。

 

 

ハクサンチドリ。

 

 

ハクサンイチゲ。

 

 

イワギキョウ。

 

 

唯一残っていた残雪。

 

色々なものが目を楽しませてくれる。

 

やがて上河内岳分岐に到着。

ここも空身で往復。

ピラミッドのような秀麗な山頂から、これから辿る稜線が霧の間に透けて見えた。

南アルプスは、別名雨のアルプス。

太平洋の、たっぷり水分を含んだ空気がこの山にぶつかり雲になり、雨になる。

本当は、この秀麗な峰を信州百名山に入れたかったが、山頂がわずかに静岡側に寄っているので断念したという。

代わりに選ばれたのが、先ほど登ってきた茶臼岳という訳だ。

 

アオノツガザクラ。

 

テガタチドリ(多分)。

 

マツムシソウ。

日本のエーデルワイス。

 

色々な花が、それぞれの分を守って、静かにそこにある。

 

13時15分、幕営地の聖平小屋に到着。

7時間の霧中散歩だった。

聖平小屋に着いた途端、土砂降りの雨。

お天気の神様がついている、とは自他ともに認めるところ。

受付を済ませ、サービスのフルーツポンチをごちそうになる。

 

テント場には既にいくつかのテントが張られていたが、雨が止むのを待ってから張ることにした。

フルーツポンチをお代わりしながら、雨が止むのを待っていると、ずぶ濡れになった登山者たちが次々と到着。

わずかの差で、ぬれずに済んだ身と、濡れネズミになってしまう身と、いったい何がそれを分けたのだろうか。

そんなことを取り留めもなく考える。

非科学的なことは信じないたちだが、それでも不思議と天気には恵まれる。代わりにクジ運は最低。

日頃の行いのせいにしておけばいいのだろうか。

かみさんは「余程、山の神様に愛されているのだ」という。

自分でも、、、、そう思う。(かなり厚かましいか)

 

ここが今夜の我が宿。

 

 我が愛する山々に乾杯!

 

最近のフリーズドライ食品は、昔と比べれば雲泥の差。

充分に実用になる。

ひと時止んでいた雨が、また静かに降り始めていた。

夜は聖平に徐々に充ちていき、僕は満ち足りた眠りに落ちて行った。


(光小屋~聖平の項終わり)




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