出張蕎麦屋村上

挽きたて・打ちたて・茹でたての「そばの三たて」を目指し,おいしいお蕎麦を食べてもらうため日々飛び回っております。

あれから・・・

2010-11-24 01:36:18 | スタッフひろ
お久しぶりです。スタッフだったヒロです。

庄原では恒例のイルミンーションもはじまりクリスマスムード。

あれから間もなく一年ですね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

ボスの近況報告がありましたので代ってお知らせします。

以下、ホームページのトップでのご挨拶より。

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お客様各位へ

長い間のご愛顧ありがとうございました。
いろいろな経験をさせて頂いたこと、本当に感謝、感謝です。

さて、突然ですが、このたび村上は、愛媛県に新しくオープンする
お蕎麦屋さんへお世話になることになりました。
達磨の同門で少し後輩にあたるのですが、
ぜひにとお声を掛けていただき、決心しました。
期間は未定です。ただ、もう一度修行の意味を込めて
がんばって来たいと思います。
どうか今後ともよろしくお願いいたします。
村上 登

追伸
尚、今年は庄原での“年越しそば”ができなくなります。
ご迷惑をお掛けしますが、なにぶんご容赦ください。

新店舗情報
11月19日(金)オープン!!
愛媛県伊予郡松前町(まさきちょう)鶴吉5-5
「いよ翁」


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そして、

いよ翁のブログで近況を見ることができました。
http://ameblo.jp/iyookina/entry-10708763720.html

詳細は、いよ翁のホームページで。
http://www3.ocn.ne.jp/~iyookina/

きっと、あったかいんだろうなぁ~伊予。

今週からまた一段と寒くなるそうで・・・

庄原はいよいよ積雪かなぁ。

では皆様、またあう日までお元気で。(HIRO)



出張!?

2010-07-19 14:32:57 | スタッフひろ
ご無沙汰しております。
そしてご心配をおかけしています。
この度の豪雨災害の状況ですが、
まずはチームむらかみ全員元気で
村上、後藤の家や、お世話になった九日市の商店街など
被害も無くライフラインも全部無事です。

ですが4万のちいさなまち。皆、知人、家族のようなもの。
九日市でもお手伝いいただき、ここ最近は「西城ソバケン」として一緒に
蕎麦打ちをしている仲間の地域に大きな爪あとが残り避難所生活だったそうです。
昨日は「車で家まで入れるようだ」という事で皆で泥を運び出しに「出張」してきました。

写真:出張蕎麦屋が出張泥運びをする。の巻き

臨時ブログ

2010-01-30 19:48:53 | 村上
旦那さんにくっ付いていると、こんな幸せに出会える!

おい、おい!今夜は飛騨牛のすき焼きだよッ!!
うれしいーーー
旦那さんありがとう。

京都は予定外

2010-01-30 14:01:14 | 村上
ゆうべの岐阜もかなり気温高め。
おかげでぐっすり眠れた。
いや~快適快適!

今日は旦那さんとの合流日。午後3時の予定。
おまけにすでに現場近くにいるので移動もなし。いわゆる《オフの日》ってやつ?
特にやることもないなあ~と思ってたけど、あまりに天気がいいんで洗濯することにした。どこにでもあるんだねえコインランドリー。助かるよ。
そんで待ち時間にブログ書いてます。


さて昨日は京都を探訪。
北区北山通りにある『じん六』と『おがわ』
臨時情報でやはり北区の『かね井』

最初にかね井へ行ったけど、狭い一方通行のお店の周りを三周してもどこにも駐車場が見つからない。すでに開店時間を過ぎても店が開く様子もないので、こりゃヤメヤメ!
下手に路駐して切符切られちゃたまらん。
ってことで次のじん六へ。

このお店は五年前に訪ねたことがあり、上品なそばを食した思い出があって再訪。
ざる950円とかけ1000円(だったか?)を注文。京都のかけつゆも味わってみたい。
でもさすが京都!お値段もグーーンと跳ね上がる!!
ざるは茨城産とのこと。色はやや黒目。多分甘皮もしっかり挽き込まれているのだろう。
きりっとした細いそばだったが、香り・味ともに前回を上回るほどではなかった。色が黒くなるとどうしても香りの面で弱くなる気がする。
ちょっと残念。

かけはせっかくなので田舎そばでお願いした。+100円で注文できる。
店員さんに、しつこいくらい田舎は冷たい方がいいと勧められたが、かけには田舎の方が合うという持論なので譲らずお願いした。
のが間違いだった。
つゆはおいしい。透明感がありやや甘めだが、鰹の香りも抑えられたよくなじんだつゆだ。
問題はそば。薬味も何も乗っていない丼の中を覗いてちょっとびっくり!
細かいコメントは避けるが、麺の太さが五段階くらいはあった気がする。後はご想像にお任せする。
どうしても口直しをしたかったが、もう一度ざるを注文する気にもなれず店を出た。
こういうことって俺もやってたのかな?と自分の胸に手を当てて考える。
ある意味いい経験をした。

『おがわ』は実は達磨系のお店だ。久しぶりにお邪魔した。
とにかくざるをお願いしてホッとさせてもらった。
やっぱり達磨系のそばはどこへ行っても安心させてくれる。自分にとっての基準点みたいなものだ。
久しく会わないうちに結構名前を上げてるみたいだ。
昨年の《婦人画報》や《家庭画報》などで取り上げられている。それって全国区じゃん!!
今後の更なる活躍を期待したい。


さてこれでひとまず食べ歩きは終了とする。関東・東北方面へはもう少し暖かくなってから出かけることとする。
ご愛読ありがとう。

おろし二軒目

2010-01-30 00:14:07 | 村上
ケータイでメール打つのってホント疲れる。指が痛いや!

さて二軒目。
こっちはチョーお勧め!絶対行ってみて!!
そのお店は、福井市高柳町にある『石挽き そばの実』

写真からも分かる通り、およそそば屋らしからぬ店構え。しかも入り口の脇にはビールケースが積まれている。
(えらい店に来ちゃったなあ~。大丈夫?)という印象。
店に入ると大きな壁掛けのテレビ。大音量で“笑っていいとも”がながされている。益々不安。
メニューを見ると《当店のそばは全て十割の手打ちです》みたいなことが書かれてる。
(そんなに流行ってんの?十割そば?)
早速おろしそば630円を注文する。ここもリーズナブルで日常食としてそばが食べられていることが想像できる。
しばらくするとどこからか赤ちゃんの鳴き声が!
よく見るとカウンターの中にベビーカーらしき姿を発見。
(どこまでもアットホームな店だ!)

そばを待つ間メニューを探索してみる。
うどんがある。しかも手打ちと書いてある!なかなかやるもんである。そば専門店ではなくそば・うどん店なのだ。
では肝心のそばのメニューはどうなっているのか?目を向けてみる。
な、な、ナント!鴨南蛮850円?
(嘘でしょ~?どこ行ったって1600円以上はするよ!)
あまりの安さに驚愕。言葉もありません。
その代わり天ぷらそばは1300円だったかな?それでも安い方だけど、なるほどこのお店は天ぷらで勝負してるんだってことがはっきり読み取れる。いさぎよさが感じられて好印象。

さて本題のおろしそばですが、その前に先ず説明したいのが目の前に出されたセット内容。
本命のおろしそばはもちろん薄い器に盛られて、おろし・ネギ・鰹節がトッピングされている。つゆは掛けられず徳利で自分で掛けるスタイル。
別な小皿にはわさびとしょうががのっている。
わさびはともかくしょうがはどうなんだろう?きっとこれはそば・うどんに共通して出される、いわばセット薬味なのかも?そば限定ではないと思う。
そしてこれが最も感心したことなのだが、ナント猪口が出ている!嬉しい誤算だ!
ざるスタイルでも食べられるようにとの配慮だろう。なんとも心憎い!それならばと早速猪口につゆを張る。
だが先ずはそばだけを一啜り。太めの灰色がかったそば。
《うわ!うめー!》
十割なのに滑らかでツルツルだ。香りも立つ。
今度はつゆに付けて一箸。
優しいまろやかなつゆがそばとの相性ピッタリ!そばをしっかり引き立てている。
前の店でもそうだったけど、福井のつゆの実力はかなりのものと見受ける。
そして今度は大根を一口。
《かれー!チョー超超かれー!!》
口が痺れる---!こりゃいかん。そばどころじゃなくなくなる。
しかしかと言って、おろしそば本来のぶっかけスタイルを試さないわけにもゆくまい。つゆを掛けザクザク混ぜていざ突進!
《辛い!うまい!辛い!うまい!辛い!・・・・・》
店を出る頃にはやっと痺れも収まったけど、あれは殺人兵器だ!そば湯に救われなければもんどり打って倒れるとこだよ。

それにしてもこの店はいい。気取ってないし、どこかの店みたいに俺のそば食わしてやるよ!的なおごりもない。
ちゃんと芯が通ってて、それでいて肝心要のそばはビシッとしている。
こんな店が近くにあれば、俺がわざわざそば屋をやる必要はまったくないと感じたくらいである。
残念だったのは、満腹で、もりとか天ざるとか鴨南とか手打ちうどんとか、その他のメニューに手がつけられなかったことだけである。
う~ん。うちの近所に引っ越して来ないかな?


いや~、それにしても福井のそば恐るべし!!
その実力もさることながら、それを支えるお客さんあってのそば文化なり!としみじみ感じた。
次回いつ行けるか分からないけど、ぜひもう一度行ってみたいと思うお店であった。

以上越前おろしそばでした。
今日は京都へ繰り出しました。その報告はまた明日!
ではおやすみなさい。
岐阜県にて

やっと到着

2010-01-29 22:03:36 | 村上
随分遅くなってしまった。
カーナビのない気ままな旅は予定が立たないもんだ。だから自由旅なのであるけれど。
今夜の宿は、
岐阜県本巣市
「織部の里・もとす」
もちろん道の駅である。

さて早速昨日書きそびれた越前おろしそばのレポートをお伝えする。
一軒目は越前市武生にある『そば蔵 谷川』
その名の通り蔵を改築して大きくした感じの店構え。かなりいい雰囲気。
開店からほどなく店は満席になり、表にはお待ちのお客さんもちらほら。かなりの繁盛店らしい。

注文したのは細目のもり750円とおろし650円。どちらもかなりリーズナブル!
全品十割らしい。
さてそのおそばであるが、う~ん、かなりの荒挽と見た。
細い(俺的には太い)とはいえ口当たりからしてざらつくので、しっかり噛んで食べる感じ。
いわゆるツルツルと啜り込むそばではない。
つゆはしっかりしていて鰹の香りも高く、そばとのバランスも取れたピッタリ合ったつゆだった。
さて、いよいよ待望のおろしである。
こちらは少々太めで、浅い器におろし・ネギ・鰹節が載せられつゆも張ってある。つゆの色はかなり薄い。
先ずは大根を一口。さほど辛くない!
そばを一掴み。おー、かなりの噛み応え。これもやっぱり荒挽き。
全体をよく混ぜ一箸。おー結構うまい。
啜り込むわけではないので、口に頬張りもんぐもんぐと噛み締めていると実にうまい。
そばの邪魔をしない薄めのつゆとそれぞれの薬味が混然一体となってそばを引き立てている。
特にいいのは、大根が辛過ぎないこと。
あんまり辛いと口の中が痺れてしまって、そばの味なんて微塵も感じなくなってしまう。それゆえにここのおろしはおいしい。
ただ少し残念だったのは、新そばの時期に来れなかったこと。昨年中ならもっと風味豊かなそばを食せたかもしれない。
そば自体の味としてはもう一つという印象。荒挽であるならばもっと濃くてもいいはずである。前日の出石の『茂兵衛』さんが忘れられない。

かと言って、このお店の評価が低いわけではない。むしろお勧めしたいくらいだ。
ただし、十割の荒挽きが好きな人にはだ。
武生にお出かけの際はぜひお立ち寄りを!


この後福井市内へ向かいました。もう一軒は次のブログにて!

今夜の宿

2010-01-28 21:44:31 | 村上
二月の福井は寒い!

・・・と思っていたけどそれほどでもない。
昨日の夜から雨だったせいか気温も結構高目。最低気温が-1゜くらいだから庄原の方が寒いと思う。
いずれにせよラッキーとしか言いようがない。
お陰でゆうべの車中泊は快適そのもの。調子に乗って今夜も車中泊しちゃいます。

さて今夜のお宿は、
滋賀県高島市安曇川町。
道の駅「藤樹の里あどがわ」

ここは居心地最高!!
何故か?

ビールを売ってるコンビニがあって温かいおつまみまでゲット出来ちゃうからだ。
しかもこんな珍しいご当地名物?の《醤油煮込みコンニャク》に出会えた。
これがかなりうまい!!
見た目は相当濃いのだが実は甘辛くて、なんとも言えず後を引く。もう一本食べたいくらいだ。
これだから旅ってのは面白い!
思いがけない出会いが待っている!

いや~今夜も気持ちよく寝れそうだ!
おろしそばレポート書こうと思ったけど明日の朝にします。
(すいません。ビールのせいです)

おやすみなさい。

縁の下じゃないけど

2010-01-28 20:30:18 | 村上
力持ち!!

どこへ行っても思うのだが、日本の経済はトラック輸送によって支えられていると思う。特にゆうべと今夜は。
昨日と今日走ったルートは関西の大都市と北陸全部の県を結ぶ大動脈。
それゆえに異常とも思える程にトラックが多い。本当にご苦労様です。あなたたちのお陰で便利な世の中になってます。ありがとう!頭の下がる思いです。

それなのにである!!!
道幅が異常に狭く普通車でさえすれ違いに気を使うような場所やきついカーブが連続するような危険な道が異常に多い!
これでいいのだろうか?日本の行政は?

個人的見解だけど高速道路の割引制度は普通車よりトラックなどの大型車を優遇すべきである。
現在の日本経済を下支えているのは間違いなく物流だし、どんな企業も敏速な物流なくしては成り立たないと思う。
結局は輸送が日本経済を牽引しているのだし、ひいては低迷する日本経済の唯一の脱却口になるのではないかと思う。
もっと道路を整備しようよ!
普通車の為じゃなくトラックの為に!!


越前おろしそばのレポートはこの後で・・・

二日目(続き)

2010-01-28 00:25:07 | 村上
間違えて送信ボタン押しちゃった!
気を取り直してその続きを・・・

この店を選んだ理由は、ご主人が独学であったこととつゆが昆布と鰹節のすっきりしたものであると紹介されていたからだ。
まあまさか達磨系のつゆだとは想像してなかったけども。
後でご主人に「このつゆ達磨系ですよね?」と尋ねると、
「いやあ、まだまだですよ」との返事。
なるほど、独学で達磨系のつゆを作り上げたとはいえかなりのでき。感心して店をあとにした。
それにしても世の中は狭い!こんなところにも高橋信者がいたとは・・・
恐るべき教祖である!

ただこうやって達磨系のそばに出会ってみて一つ言えることは、やっぱり俺は達磨系のそばが好きだってことだ。
14年前山梨の翁で初めて食べて以来、こんなそばが打ちたい!こんなそばを出したい!と思った気持ちは今も揺らいでないことを確信した一日であった。
その意味でも食べ歩き成功である。

この後もう一軒別のお店へ行って今度は十割そばを食べる。
午後2時を過ぎているにもかかわらず店内は盛況だ。停まってる車のナンバーも他府県がほとんど。
さすが観光地!
そばもさすが観光地!
なんとも後味の悪い食べ歩きとなってしまう。美味しいものはそう多くないことを実感する。

さて明日はどんなそばが待ち受けているのか?
明日はいよいよ今回の旅の最大の目的である越前おろしそばとの御対面だ。

そして今夜のお宿は、福井県南条郡南越前町。国道8号線の道の駅「河野」。
この季節に無謀とも思える《車中泊》である!

ではおやすみなさい。

二日目

2010-01-27 23:11:28 | 村上
車で一人旅をするのはこれで三回目になる。
自由気ままなのはいいけれど、話し相手がいないのはちょっぴり淋しい気もする。
食べ終えたそばの話しなど、少し語りあえたらなどと思うのは贅沢に過ぎるのだろうか?
まあうまいそばに出会えさえすればこの問題は一挙に解決するのであるが・・・

昨日は米子市から230キロを移動して夜8時に京都府福知山市へたどり着く。
こんなとき頼りになるのは肉親である。
いとこがいることを思い出し転がり込んだのはいいけれど、深夜のカラオケに付き合って帰ってみれば午前4時!
頼りになったのかどうなのか?
この辺が自由旅の真骨頂である。

さて今日の目的地は兵庫県の出石町。言わずと知れた西日本随一のそば屋激戦区である。
小さな町に35軒以上の店が軒を連ね、全国各地からやって来るそば好き達を喜ばせているがんばっている町なのだ。
その中から選んだお店がこちら『茂兵衛』さん。
出石では珍しい白いそばを出す店という情報からチョイスしたのだが、いやあ~これが大当り!
出て来たそばを見ておッ!と思わず顔をほころばせる。
(これは期待できるかも?)
細打ちのきりッとしたそばは俺の最も好むそばである。
一口すするとしっかりとした清涼感のある香りが鼻に抜ける。噛み締めるとそば独特の甘味が口に広がり、何とも言えないうまさだ。
このソバ不作の年にここのご主人かなりやるなあ!
続いてつゆをチョイト一口。
(なにー!!)
かなりビックリする。
(こりゃ達磨系のつゆじゃねえか!!!)
まさかこの観光地で達磨系のつゆに出会うとはいやはやビックリ以外の何物でもない。