なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

頸髄損傷、嚥下障害

2017年03月07日 | Weblog

 救急外来をみていた外科医から連絡が来た。頸髄損傷で寝たきり状態の61歳男性が肺炎をきたして、内科医院からの紹介で救急搬入されていた。

 7年前の54歳の時に1.5mの梯子から転落して受傷していた。当院で一晩経過をみた後、翌日に脊椎専門の病院に転院になっていた。椎弓固定術を受けている。一昨年は仙骨部褥瘡で外科に入院していた。現在も軽度に褥瘡があって治りきってはいない。

 肺炎は右肺のS10でS6にも陰影があった。今年になってから嚥下が以前より悪くなり、1日1食だけ粥状のものを少量摂取していた。奥さんの話ではむせるらしい。誤嚥性肺炎としていいようだ。痩せていて、血清アルブミンが低い。

 肺炎が軽快したら、STに嚥下を診てもらうが、状況的には丸々1日分の経口摂取は難しいのだろう。奥さんには胃瘻造設を考えますと伝えておいた。頸髄損傷は嚥下に関する神経・筋の障害はないはずだが、嚥下障害をきたすことがあるらしい。

 1.5mからの転落で突然の寝たきり生活になって、経口摂取も困難になる経過だ。こちらとしては肺炎の治療と胃瘻造設(たぶん施行予定)を確実に行うしかない。

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