なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

糖尿病の治療中断

2017年07月16日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ていた。朝から切れ目なく受診が続いていたが、60歳代始めの痩せ細った女性が受診した。咳と食欲不振が1週間前から続いて、右側胸部痛もあった。1年で10Kgの体重減少があるそうだ。

 まったく記憶にないが、以前この患者さんの糖尿病治療を外来でしていた。7年前から5年前まで治療したところで自己中断している。すでにカルテはなく(当時は紙カルテでオーダリングのみ)、画面の表示からみると、外科を受診した際に糖尿病を指摘されて内科紹介になったらしい。インスリン強化療法+メトホルミンでHbA1c10%台だから、血糖コントロールは不良だった。他の医療機関を受診したのではなく、きっぱりと中断だった。よく無事だったと感心する。

 高血糖状態で易感染性のところに肺炎を起こしたのかと、胸部X線を撮影したが、何だかすごいことになっていた。胸部CTで確認すると液体成分が被包化された形でたまっている。これは呼吸器科に頼みたいと判断して、地域の基幹病院に連絡した。膿胸疑いとして治療を依頼すると受けてくれた。

 後から画像を見直すと、肺に向かって凸になっていないので膿胸とは言えず、胸膜炎と表現するしかない。白血球数15400、CRP20.9と炎症反応は上昇しているが、発熱はなかった。程度のひどい細菌性の肺炎・胸膜炎なのか、癌性や結核性の胸膜炎なのか、よくわからない。胸腔穿刺など精査を要する。当院でも穿刺だけならできるが、専門医にお任せしたい。

 

 

 

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