なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

間質性肺炎

2017年07月15日 | Weblog

 木曜日に80歳代半ばの女性が内科医院からの紹介で救急搬入されていた。他の内科医が救急当番で診て、入院にしていた。食欲低下・低ナトリウム血症(110台が続く)・腎機能障害(血清クレアチニン2mg/dl台後半)での紹介だった。点滴をして数日治療しても改善しないとあった。

 関節リウマチで治療を受けていた。処方はNSAID(セレコックス)プレドニン5mg/日・リマチル300mg/日。脱水症と電解質補正の治療かと思われたが、胸部X線・CTで両側肺野にびまん性スリガラス影を認めた。分布は下葉・胸膜下側が目立ち、上葉・肺門はスペアされているように見える。放射線科医に相談したが、急性間質性肺炎?ということだった。肺胞出血なら、もっと濃度に濃淡があると思うので違うか。

 尿は肉眼的血尿で尿蛋白などの他の項目の判定ができないほどだった。肺病変と腎病変はつながりがあるのか、別なのか。基幹病院の呼吸器科医に訊いてみては、と勧めた。呼吸器科では腎障害があるので、内科(リウマチ膠原病科担当)に訊いてみてはという返事だった。そちらに相談すると、外注検査(抗核抗体・ANCA・抗GBM抗体など)を提出しているのなら、その結果が出ないということだった。

 この患者さんは最近骨盤骨折もあって、寝たきり状態になっている。結局当院でできる範囲で治療するしかないようだ。リマチルの副作用なのか、リウマチの肺病変なのか。ステロイドで治療を開始することになった。

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