なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

呼吸器科もどき?

2017年01月04日 | Weblog

 12月28日に呼吸器科外来担当の先生(外部から出張)から連絡が来た。外来に通院している79歳男性の入院治療をお願いしたいということだった。ともと慢性閉塞性肺疾患で在宅酸素療法(3L/分)を受けている。その日は微熱・呼吸苦で予約日外に受診だった。

 胸部X線・胸部CTをみると、両側上肺野には著明な気腫性変化がある。両側中~下肺野にはスリガラス様陰影が広がっていた。4年前には気腫性変化のみでスリガラス様陰影が多少あるが目立たない。その間は胸部X線だけのフォローなので、進行度合いが不明だが、combined pulmonary fibrosis and emphysema(CPFE)にようだった。喘鳴はなかった。炎症反応は白血球数は正常域で、CRPは4だった。LDHは以前から軽度に上昇していた。

 その日のうちに、外来担当の先生が地域の基幹病院呼吸器科に連絡していて、年末でそちらにはベットもないので、当院で抗菌薬投与で経過をみて、また相談することになっていた。入院後は一時的に良くなったようにもみえたが、その後の経過からみて改善していない。肺線維症に対する治療が必要と判断され、今日再度連絡して、転院で診てもらうことになった。

 1月1日に高熱。呼吸困難で救急搬入された86歳男性は、内科医院に高血圧症と気管支喘息で通院していた。搬入時は両側肺全体にcoarse cracklesが聴取されて、吸引で多量の痰が引けた。胸部CTでみると気管支拡張症を認め、その周囲に浸潤影があった。気管支拡張症+肺炎として入院した。

 頻回の喀痰吸引を継続すると(当初は10分おきだった)、喘鳴も聴取されるようになった。本当に喘息もあるのか?。家族の話では最近浮腫があり、横臥する時は下肢を上げる様にしていたという。以前たまたま受診した際に、BNP測定と胸部CTが施行されていた。比べてみると、今回BNPが有意に上昇している。肺うっ血?ととれなくもない。肺性心なのか?。

 治療は抗菌薬に、ステロイド(デカドロン)・利尿薬(ラシックス少量)で継続していたが、今日は全体的に改善していた。それにしても、気管支拡張症と気管支喘息は両立するのだろうか。

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