なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

また血球貪食症候群

2017年06月09日 | Weblog

 89歳男性が発熱で救急搬入されて、頬部X線・CTで肺炎像を認めた。急性肺炎(誤嚥性?)として入院した。抗菌薬を開始していたが、断続的に発熱が続いた。

 救急搬入時から、汎血球減少があった(白血球数2000、Hb8.7、血小板数10.3万)。肝硬変はない。発熱以外のバイタルはそれほど異常なかった。血小板数4.5万まで下がった。感染症からのDICなのかとも思ったが、よくわからなかった。

 もしかして先月あった血球貪食症候群ではと、血清フェリチンをみると11400と上昇していた。今日骨髄穿刺を行った。外注検査なので結果が来るまで時間がかかる。血液専門の検査技師さんに見てもらうと、血球貪食像(3系統が貪食されている)を認めると報告が来た。赤芽球に異型性があるようだともいう。

 ほぼ90歳の認知症の方で血液内科へ紹介し難く、家族も紹介されても困るということだった。当院でできる範囲の治療でいいという。抗菌薬と併用でプレドニンを使用して経過をみることにした。

 生検するようなリンパ節腫脹はない。肝機能障害があり、正しくは肝生検なのかもしれない。可溶性IL2受容体抗体と、EBV・CMVの抗体を提出しておいた。リンパ腫関連でないとは言えない(血管内は否定できない)。細菌感染関連だと、良くなるかも知れないが、自信はない。

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