なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

大腸癌だった

2017年04月23日 | Weblog

 90歳代後半の男性が1か月前に肺炎で入院した。抗菌薬投与で順調に軽快して、案外食事摂取は良かった。以前から施設入所を申し込んいて、もう少しで入所できそうなので、もう少し病院に置いてほしいという家族の希望があった。認知症で体格が良くて、妻が在宅で見ていた聞いていたが、実際は毎日デイサービスに行っていたそうだ。入院後は体幹抑制を要する方だった。

 長く待つようならば、地域包括ケア病棟に移す予定だったが、入所日が決まったので、一般病棟から退院して入所予定となった。明日退院するという日に嘔吐して、また肺炎になった。

 1週間肺炎の治療をして、また経口摂取を考えますと家族に伝えた。ただ両側肺炎なので、ちゃんと治癒するかどうかは経過をみないとわからないともお話した。学会出張中でだった昨日、経口摂取なしの状態でも嘔吐して、腹部が膨満してきたそうだ。日直だった消化器科医が胸腹部CT(単純)を行ってくれた。上行結腸癌があって、消化管閉塞をきたしていた。

 今日日直で病院に出てきたが、昨日入院した総胆管結石の患者さん(90歳代半ばの男性)を診に消化器科医も来ていて、本来はイレウスチューブ挿入だが、NGチューブ挿入にしておきましたと言われた。いやいやこれで十分でございます(感謝)。今日は腹部は平坦になっていた。透視下でのイレウスチューブ挿入はまず無理だ。

 今回北海道から息子さんが来ていて、ちょうどいったん自宅に戻ることになっていた。超高齢なので肺炎が治らなくても仕方ないです、お任せしますと言って入れていたが、良くなって施設入所の可能性もなくはないと説明していた。今日改めて病状を説明した。手術適応は難しいので、見込みなしになったが、とにかく治療は続けますとお話した。

 ちなみに、学会での東大老年科教授の話では、今度から75歳以上が高齢者になるそうだ。65歳以上は准高齢者で、90歳以上はこれまでと同じ超高齢者。

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