なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

強皮症はあると思うが

2017年08月12日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ている。朝からまんべんなく受診が続いた。入院は4名。誤嚥性肺炎・めまい・結腸憩室炎は診断治療に困らないが、診断のつかないまま入院になった70歳代前半の女性が問題だった。内科医院から電話がきて、発熱が続いていて、一人暮らしなので入院をお願いしたいという。

 先月の半ばから37~38℃台の発熱が続いているそうだ。高血圧で通院しているその医院を受診して、風邪症状として治療を受けていた。血液検査で炎症反応が高値(白血球数14000、CRP16)で抗菌薬が出ていた。今月初めからクラビット内服が出ていて、さらに3日間はチエナム点滴静注(1日1回だが)も追加されていた。

 2年前から両手指が白く冷たくなっていた(レイノー症状)。手指の関節炎というよりは、手指自体が硬化・腫脹している。強皮症のようだ。手のこわばりは3時間続く。胸部X線でははっきりしないが、胸部CTで見ると、両側下葉の胸膜直下に軽度だが間質性肺炎を認めた。白血球数14800・CRP18だった。血沈は74mm/時。尿所見・肝機能・腎機能は異常なし。抗核抗体などは週明けにならないと出せない。

 もともと両側膝関節痛があったが、同じ時期に左膝関節腫脹が出現して、整形外科クリニックで3回関節穿刺を受けた。今は膝関節に熱感はなかった。自覚症状としても膝痛はそれほどないそうだ。

 強皮症はあると思うが、それだけではないと思われる。他の膠原病が併発しているのか、感染症が併発しているのか。感染症があるとすれば、心内膜炎か。心雑音はないが、否定はできない。医院の抗菌薬が入っているので、培養を提出するとすれば明後日になる。血液培養2セット(以上)と可能なら関節液培養。

 診断がつくかどうかわからないが、経過をみて検査をすすめるしかない。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 出血性梗塞 | トップ | 結腸憩室炎 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL