なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

必ずパスする試験

2012年03月20日 | Weblog
 今日は病院の当直なので、午後から病院に出てきた。そろそろ血液病の勉強をする時期になった。病院の医師が手分けして、高校の看護科の講義を担当している。循環器科医が循環器の話をするように専門分野であれば簡単だが、私の担当は前任者から引き継いだ血液疾患だ。鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などのコモンなものは日常的に診ているが、白血病や悪性リンパ腫の治療などは専門医に紹介するだけで自分で治療することはない。
 専門でもない分野を教えるのは気が引ける。講義が終われば試験をしなければならないが、試験で落としては申し訳ないという思いがある。重要な項目だけにしぼって、将来役立つことだけを覚えてもらい、試験はちょっと勉強すれば必ずパスできる問題(国家試験を改変)を出している。
 
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