なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

糖尿病外来へ回すことに

2016年12月07日 | Weblog

 大学病院の糖尿病代謝科から診療応援が始まったが、案外外来受診の患者数は少なかった。急な外来新設のためもあるが、専門医はいないものの内科系の外来で分担してそれなりに診てきたという事情もある。

 それでもひとりずつ糖尿病外来に回している。今日は66歳女性を回すことにした(受診は1月半ば)。循環器科のクリニックから血糖コントロール不良で紹介されてきた。経口血糖降下薬を最大限に使用して、HbA1cが12.3%だった。なるべく肥満をきたしやすい処方を減らして、減量しやすい処方を追加していった。現在は、メトホルミン1500mg/日(女性でここまでの量は珍しい)にSU薬少量、DPP4阻害薬はGLP1受容体作動薬に切り替えて(ビクトーザからトルリシティへ)、それに持効型インスリンを使用している。

 肥満があって、食べるのが大好きだが、以前より体重は減少している(80Kg弱)。糖質制限をすると改善するということは知っているが、実行は難しいようだ。過食したことを隠さずに話してくれる、憎めない性格だった。今日はHbA1cが9.5%。

 35歳女性は統合失調症で精神科病院に通院していた。血糖が500mg/dl超でHbA1c15%となって、紹介されてきた。セロクエルが処方されていた。母親が糖尿病で、自身も肥満があって糖尿病になっていたのが、薬剤性に一気に悪化した。父親は離婚して、再婚しているため、糖尿病の家族歴なしとなっていたのだろう。

 入院してインスリン強化療法を行って、血糖は軽快した。一時は経口血糖降下薬のみでHbA1c6%台だったが、外来通院が続くと、悪化してきた。仕事に就くための職業訓練の学校にいっていたり、就いた仕事を休めないと、入院を嫌がっていたが、今年の春に教育入院になった。インスリン強化療法で改善したが、外来になるとインスリンはイヤだと辞めてしまった。体重増加しにくい経口血糖降下薬で治療していたが、血糖コントロールは不良だった。

 基幹病院に糖尿病専門医が3名そろって、毎日糖尿病外来があるようになった。妊娠出産の希望がある患者さんでもあり(今は独身だが、あてがあるらしい)、産婦人科医も複数いるそちらの病院への通院にしたいと思った。紹介状を書いて外来予約をすることにした。

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