なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

中年女性の下腹部痛

2017年02月13日 | Weblog

 病棟の入院も落ちついていて、インフルエンザの高齢者3名も今日・明日・明後日と退院が決まった。医局で糖尿病腎症の本を読んでいると、消化器科医から連絡が来た。午後の救急当番をしていたが、2名消化器科に入院するので、今から救急搬入される40歳代半ばの女性を診てほしいという。大腸検査もあるというので、検査入れ過ぎだ。

 救急搬入された時には、下腹部痛は治まっていた。スーパーで買い物をしていて、下腹部に痛みが生じた。数分で激痛になって立っていられなかったそうだ。店員さんが急救急要請してくれた。救急隊到着時は顔面蒼白だったという。

 腹部は平坦・軟で圧痛がごく軽度にあるというが、違和感程度のようだ。嘔気があったので、点滴とプリンペラン注をした。小球性の貧血があるが、炎症反応などに異常はない。腹部エコーで右卵巣は腫瘤?といっていいように見えた。茎捻転が少し戻った状態を想定した。子宮が腫大しているが、明らかな結節性の筋腫はない。

 腹部造影CTで確認することにして、婦人科医にも来てもらった。右卵巣は腫瘤というほどの大きさではなく、まず捻転の心配はないという。子宮は確かに腫大していて、腺筋症が疑われるそうだ。

 過多月経が続いていたようだが(量も多く1週間継続)、さすがに年齢が進んで、月経血の量は少なくなっていると言っていた。今日は月経4日目にあたるが、婦人科医の話では月経血の排出時の痛みかもしれないそうだ。画像でみると、便秘が目立つが、昨日排便があり、患者さん自身はそれほど苦にしていない。

 鉄剤の下剤(+酸化マグネシウム)を処方して、2週間後に外来予約とした。婦人科外来の予約も一緒に入れてもらった。

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