なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

興味深い家族歴

2016年12月10日 | Weblog

 インフルエンザで入院したはずが、ウェルニッケ脳症疑い・甲状腺機能亢進もあった71歳女性のその後。ビタミンB1100mg/日の静注連日で意識障害は改善した。翌日から解熱しはじめて、翌々日には平熱になって食事もとれるようになった。甲状腺の検査は、抗TSH受容体抗体陽性で、抗Tg抗体・抗TPO抗体も陽性だった。Basedow病として治療を開始した。入院時から手の振戦があって、ご本人の話によれば20歳代からというが、そのころから甲状腺機能亢進があって未治療で経過していた?。

 統合失調症と糖尿病で精神科病院に通院している。こ家族は夫と子供3人で、長男・長女・二男。長男の方も同じ精神科病院に通院しているそうだ(たぶん統合失調症)。さらに、甲状腺機能亢進症(Basedow病)もあって、メルカゾールを処方されている。脱力発作の既往があって、低カリウム血性周期性四肢麻痺といわれていた。その症状で一時大学病院に行ったこともあるそうだ。長女は入院翌日に夫と来院していたが、精神疾患はなさそうだった。二男はみていないのでわからない。

 外注の結果が返ってきて、血清ビタミンB1は正常下限の値だった。これは低下としていいのか、解釈に悩む。どうも正常値の設定が低すぎるらしい。頭部MRI再検は退院近くになってから行う予定とした。

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