なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

巨大腎腫瘍

2017年08月10日 | Weblog

 2か月前から腹部膨満の50歳代後半の男性は、腹部造影CTでみると、巨大な腫瘍があった。内臓が全体的に右側に圧排されている。ここまでくるまでに受診しそうなものだが、緩徐な進行で食事もとれるので経過をみてしまったのだろう。高血圧で通院している診療所にも腹部エコーはあるので、すぐに診断(存在診断)されたはずだ。

 どの臓器由来かと思ったが、左腎臓由来と指摘された。確かに腎臓に浸潤したのではなく、腎臓からの発症のようだ。放射線科医に見てもらうと、腎細胞癌ではなく腎血管筋脂肪腫angiomyolipoma(AML)だろうということだった。腫瘍組織の中に脂肪組織がある。ここまで起きいと肉腫なのかもしれないという。

 大学病院の泌尿器科外来に紹介することにして、診療情報提供書と画像のCDを作成した。何とか治療できるといいが、どうなるのだろうか。

 大学病院の皮膚科医から、50歳代女性の診療情報提供書を送ってほしいと電話で依頼された。この患者さんは皮膚科の病名が次々と替わって、診断が難しいのだろうとは思っていた。現在は癌として入院しているそうだ。利尿薬は何に対してしょうかと言われたが、当院内科での治療(特発性浮腫・高尿酸血症・脂質異常症・糖尿病)はすべて、大学病院内科からの治療継続だ。

 糖尿病も大学でのステロイド投与によるステロイド糖尿病で、血糖が悪化するたびに当院で治療を追加している。現在はDPP4阻害薬・メトホルミン・少量のSU薬に持効型インスリンを追加したBOTを行っている。

 皮膚科医としては、内科疾患の治療にはあまり興味がないのかもしれない。これまで大学病院の内科から当院宛てに来た診療情報提供書の主なものも付けてFAXした(これでわかるはず)。

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