空をみるひと

そらをみながら あるいていこう なんでもない ひとであろう …日々や旅、街や自然、季節や未来をみつめるBLOGです

「結婚とはフリスビーである」 ~部員への祝辞

2004-12-02 | ソーシャル・フリスビー部 …部員募集中!
***


…S君、Kさん、ご結婚おめでとう。

また、ご両家の皆様・ご臨席の皆様、本日は誠におめでとうございます。

申し遅れましたが、私はkuuと申します。

新郎:S君とは「フリスビー部」の仲間として、日頃より親しくさせて頂いております。
S君は、素晴らしいフリスビー・プレイヤーでいらして、そのお人柄を表わしたジェントルなフリスビーぶりで、“我らが部のエース”としてご活躍です。
また最近では、新郎新婦ご両名とも、仲良くお付き合いをさせて頂いております。

僭越ながら、晴れてご結婚なさったお二人に、一言ご挨拶申し上げます。

*

さて、「結婚」とは、何でしょうか?


「 結 婚 と は 、 即 ち “ フ リ ス ビー ” で あ る 」


…若輩にて恐縮ながら、私は最近そんな風に考えています。

フリスビーというのは、皆さまご存知の通り、公園などで、まあるい円盤を投げ合って遊ぶモノです。

あの丸い円盤こそ、「結婚」のようなモノなのではないでしょうか…?

*

第一に。

「フリスビー」という名のあの円盤、置いておくだけでは、ただのお盆のような代物です。
それを手にとり、投げては受け取って、初めて、フリスビーという名の円盤が、フリスビーという楽しい遊びになるのです。
また、上手に投げるには、コツも要ります。

「結婚」もまた、しかり。
お二人は、今日、盛大な祝福の仲に結婚式を挙げられましたが、「結婚した」と言って放っておいてしまっては、「結婚」はそれ以上のものにはなりません。
楽しい結婚生活には、「コツ」もあるでしょう。

…「結婚」とは、これからもずっと続く、毎日の生活・行動の積み重ねです。
「結婚」を楽しみ続けて、今日のこの幸せを、より大きく豊かにしていって下さい。
「コツ」を覚えて、“結婚の達人”になって下さい。

*

第二に。

フリスビーは、ひとりでは遊べません。

ひとりで投げても、受け取ってくれる人がいなければつまらないものです。
相手がいればこそ、投げれば帰ってくる訳ですし、
こんな風に投げてあげよう、相手はどんな風にしてくるかな?…と楽しみが膨らむのです。

また、相手がいる以上、自分だけが楽しいのでは、真に楽しいフリスビーとは言えません。

“自分の喜びと相手の喜びを重ねていくこと”

これはまた、フリスビーにも、「結婚」ということにも、当てはまると思います。

…自分らしく、相手らしく、そして二人らしく、共に楽しんで下さい。

*

第三に。

フリスビーは遊びです。
遊びには、遊び心が大切です。

意表をつくような投げ方・受け取り方など、
自由でのびのびとしたアイディア、ちょっとした創意・工夫が、フリスビーを楽しくします。
そこには、一緒に楽しむ仲間への“思いやり”が根底にあることは言うまでもありません。

「結婚」は遊びではないかもしれませんが。
しかしながら、「遊び心」、ユーモア・創意工夫、あるいは「笑い」というものは、「結婚」という長い道のりの、味なスパイス、あるいは大切なエッセンスにもなるのではないでしょうか?

…お二人にも、のびのびと楽しく、笑顔に満ちた関係・暮らしを築いて頂きたいものです。

*

第四に。

結婚生活には、晴れの日もあれば、雨の日もあるでしょう。

お二人のお天気が雨降りの時には、是非、フリスビー部での活動を思い出して下さい。

我らがフリスビー部では、

“相手が投げたフリスビーは、何がなんでも受けとめる”

という暗黙のルールがあります。
とんでもない方向へ飛んでいこうが、地面に落ちて転がろうが、全力で追いかけて必ずキャッチします。

…「結婚」においても、相手の投げた言葉・仕草・サインを決して見逃さず、無視せず、気付かない振りなどせずに、真っ直ぐに受け止めて下さい。

…そしてまた、自分も相手に向かって、いつも真っ直ぐに向き合い、真っ直ぐに投げかけて下さい。

“自分の胸から相手の胸へ”…これはフリスビーの基本でもあります。

*

最後に。

いつも、いつでも、いつまでも、お互いの名前を呼び合って下さい。

この広い世界で出会えた不思議を、嬉しい偶然を、奇跡のような必然を、どうか大切にして下さい。

…お互いの隣にいる、かけがえのない人生のパートナーのことを、いつも、いつでも、いつまでも、求め続けて下さい。

*

大変長くなり、失礼申し上げました。

最後に、フリスビー部より、今日のよき日の記念の品を新郎新婦お二人にお渡しして、お祝いのご挨拶に代えさせて頂きたいと存じます。

では…

(おもむろにフリスビーを取り出し、投げる!)

(広い会場、臨席者一同の頭の上を、フリスビーが飛んでいく)

(ウェディング・ケーキの先端の新郎新婦人形をギリギリかすめて、輝くフリスビーは急カーブ、高砂へ。)

(新郎・新婦、一緒に、フリスビーをガッチリとキャッチ。)

(フリスビーには、部員からのお祝いメッセージが…。)


お二人の「結婚」が、このフリスビーのように、まん丸で、楽しく、お二人にも世界にも、幸せと平和を運ぶものとなりますように、心からお祈り申し上げます。

ご静聴、ありがとうございました。

S君、Kさん、ご結婚、本当におめでとう!!!


***







朝陽がまぶしい。
ベッドの上。

…夢か。

そう、ウェディング・パーティーを楽しみにしてたのだ。
今週末。
屋形船。

スピーチ?

…頼まれてない(笑)。


「お祝いフリスビー」は贈ったんだ。
メッセージと宛名をシールで貼り付けて、定形外郵便で送れるのだ。240円也。
ノー包装。でもお祝い風に。


そんなこんなの夢のお話。

週末が楽しみなのだ。


---


参考:「フリスビー五則」

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追記:

行ってきました、ウェディング・パーティー。
二人、いい笑顔してた!
和やかで楽しかった!
初・屋形船!
たまたま、スピーチすることに。
もちろん、ここに書いたような長話はしなかったけど…。

おめでとう&ピース アゲイン、 to S&K !!!








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フリスビー人 (ゆたか)
2006-01-25 21:30:49
 こんばんは、始めましてゆたかです。ブログにコメントありがとうございます☆



俺いま仲間内でフリスビーやっていますが、春からは大学で「サークル」として活動していきたいと思っています。kuuさんのソーシャル・フリスビー部、参考にさせていただきたいと思うのですが…よろしいでしょうか?



ヒトとヒトを、フリスビーは繋げてくれるのだと信じています。



 それでは。
ヒトとヒトとを繋ぐフリスビー… (kuu)
2006-01-25 22:42:40
ゆたかさん、はじめまして。

kuuです。



ようこそ、『空をみるひと』、そして「ソーシャル・フリスビー部」へ。



>参考に?



もちろん。

好きなように、やりたいように、楽しく。

フリスビーも、日々も。



「サークル」の詳細が決まっていったら、また知らせてください。



>ヒトとヒトを、フリスビーは繋げてくれるのだと信じています。



ぼくもそう思っています。

そして、そう「信じる」ってことが、楽しいことですね。



また。

ゆたかさんと、僕kuuが、インターネットを通して、今こうして投げ合っているものもまた、「フリスビー」かも…。



ヒトとヒトとが触れ合う・つながる、ってことが「フリスビー」。

円盤がなくても「フリスビー」は出来るんだなあ…。



今後とも、このBLOG共々、どうぞよろしく…。



ではまた…。



(「ソーシャル・フリスビー部」では、随時部員募集中です)

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