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【NEWS】 ベネズエラ大統領選 反米左派チャベス氏3選果たす

2006-12-05 | StayTogether共生へかえるみち
 
 
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<ベネズエラ>大統領選 反米左派チャベス氏3選果たす

任期満了に伴う南米ベネズエラの大統領選は3日投開票され、現職で反米左派のウゴ・チャベス大統領(52)の3選が確実となった。
左傾化するラテンアメリカの中でもチャベス大統領は突出した急進派でキューバと連携。
「21世紀の社会主義」を構築するとしている。
大統領は憲法を改正し、2021年までの長期政権を目指す。任期は来年2月から6年。

中央選管の中間集計(開票率78.3%)によると、チャベス氏の得票率は61.35%、反チャベス派の統一候補、ロサレス前スリア州知事(53)は38.39%だった。

チャベス大統領は同日夜、大統領宮殿のバルコニーで勝利演説し、「社会主義革命ベネズエラ万歳、人民の勝利万歳、ボリバル革命の勝利だ」と語った。

98年に初当選したチャベス氏は3回目の大統領選勝利だが、新憲法下の00年大統領選が1回目の当選に数えられる。
現行憲法は2期連続までの就任を認めている。

チャベス大統領は昨年から「21世紀の社会主義」を目指すと表明。
一連の急進的政策を南米の独立指導者シモン・ボリバルにちなんで「ボリバル革命」と名づけている。
チャベス大統領は「これまでは革命の第1段階。次の任期が第2段階で、第3段階は2021年までだ」と述べ、憲法を改正し無期限の再選を可能にする方針だ。

チャベス政権は国営石油公社などへの政治支配を強化。
原油高騰による豊富な資金で貧困対策に力を入れ、貧困層の厚い支持に支えられてきた。
ラテンアメリカの左派政権や他の途上国との連携を強め、安価な石油の提供や石油と人材・物資の交換協定などで国際的な存在感を示してきた。

米国を「帝国主義」と位置づけ、社会主義国キューバや急進左派政権のボリビアと「反米枢軸」を形成した。
米国はチャベス政権をラテンアメリカにおける「不安定要素」とみている。

一方で米国はベネズエラにとって最大の貿易相手国。
原油高騰を背景に両国の貿易額は今年、25%増の500億ドルに達するとの見通しもあり、政治的に対立する両国は経済的には強く依存し合っている。

反チャベス派の統一候補ロサレス氏が4割近くを得票したことは、チャベス大統領の強権的な政治手法や、長期支配に反発する国民感情も少なくないことを示す結果になった。

チャベス派、反チャベス派の政治的分断は根深く、修復の見通しはまったく立たない。
両者の対立が今後、暴動などに発展する可能性もある。

(【カラカス庭田学】毎日新聞 - 12月04日 12:30)

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今後も、注意深く見守って、この世界のことを学んでいきたいと思う。





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