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建築をめざして

2011-09-12 | architecture
私が学生時代に読んで感銘を受けた書。

『建築をめざして』 ル・コルビジェ



内容は多少難解ですが、
近現代建築の基礎となった巨匠のことばがちりばめられています。

「住宅は住むための機械である」という文句は、
あまりにも有名。
この文句だけを聞くと、
少し冷たい印象を受けがちですが、
そこには建築に対するとても暖かい眼差しがあります。

その暖かい眼差しは、
こんな文章からも読み取れます。

「建築とは芸術的な事実、
 感動を起こす現象、
 構築の問題の外、
 それを越えた所にある。
 構造は、「こわれないようにする」ことだ。
 建築は、「感動を与える」ためだ。」

地鎮祭

2011-08-29 | architecture
先日、
設計を進めてきたプロジェクトの地鎮祭が執り行われました。





「地鎮祭」とは、
読んで字のごとく「土地の神様を鎮める」ための祭典であり、
形や名称は違えど建築工事を始める際には、
工事に関わる方の安全などを祈願し必ず行われるものです。

古くから草木だけでなく石や水など無機物にも魂を見出し、
八百万(やおよろず)の神を信仰しているこの日本。
地霊(ゲニウス・ロキ)という存在・概念も、
日本人であれば理解し易いはずです。
このような宗教感が、
現代の「クリスマスを祝った数日後に初詣に神社に参拝する」日本人をつくり出した一因かもしれません。

sketch #1

2011-08-25 | architecture
スケッチ (sketch) とは、
「人物や風景などを大まかに描写すること」(wikipediaより)ですが、
建築においては、
様々なシーンでより幅広い多義的な言葉として用いられます。

プランニングで最も初期にでてくる「スケッチ」は、
上記の一般的な意味に最も近いかもしれません。
頭の中にある漠然としたイメージを紙に落とし込みます。





その際に使う筆記用具は、
色鉛筆やサインペンなど、
太くざっくりしたものが多いように思います。

イメージの輪郭もまだまだ曖昧だからです。

五十嵐淳「状態の構築」展

2011-08-08 | architecture
ギャラリー間という、
建築デザイン専門のギャラリーの企画のうち、
毎年一つがこちら愛知県の淑徳大学へ巡回してきます。

東京は他の都市に比べて、
圧倒的に展覧会などが多く、
羨ましく思いながら過ごしている我々にとって、
このような巡回展はとても嬉しいイベントです。

しかも今年は、
私が学生時代にインターンシップとして2ヵ月程学ばせて頂いた、
北海道は常呂の若手建築家、
五十嵐淳氏の初の展覧会「状態の構築」。





講演会の日に駆けつけることができず、
残念ながら再会は果たせませんでしたが、
いつの日かまた必ず。

展覧会の感想など、
また後日アップできればと思います。

建築の展覧会は、
図版や模型が多く使われており直感に訴えかけてきますので、
あまり知識や見解がないとご自身でお思いの方も、
ぜひ一度ご覧頂くことをお勧め致します。

on scale

2011-07-30 | architecture
1/100や1/200というように、
定規をあてて正しい寸法の採れる図面を、
「on scale(オンスケール)」と言います。

設計図として作図する図面は当然全てon scaleですが、
たとえば既存建物の改修プロジェクトで、
古い図面がない際に必要な実測図も、
その場で測りながら「ひと手間」加え、
ちゃんとon scaleでメモしていくことで、
随分その後の作業が楽になります。

先日そのような機会があり、
少し悩みましたがしっかり「ひと手間」加えたところ、
1,2時間後には立派な実測図ができあがり、
その場でお施主様と打合せができたり、
果ては具体的なイメージすら浮かんできました。





急がばまわれ、
とは良く言ったものだと思います。

足場

2011-07-13 | architecture
高い建物の建つ工事現場では、
職人さん方が作業を行うための「足場」が建物周囲を覆います。

その足場を要する工程が全て終わり、
足場を外し建物全貌が現れるのを、
「足場がバレる」と言います。

我々設計者は、
その「足場がバレる」瞬間は、
少し心配しながらも大きな高揚感を抱いて迎えます。

いま監理している物件も、
もう間もなく足場がバレます。
建物が姿を現した際には、
日射しの強いよく晴れた空がより映えることでしょう。


R Gallery

2011-07-08 | architecture
バリに自社工場をもたれ、
家具・内装を手掛けるR Galleryさん。
完全オーダーでハイクオリティにも関わらず、
海外自社製作の強みでリーズナブルな家具には、
少し前のプロジェクトで助けられました。

この度、
事務所内に新たに美容院を設けられ、
先日見学させ頂きました。



素敵なペンダント照明。
実物はとても大きいです。

美容院の美容師さんも、
偶然お知り合いでした。
お近くの方は是非。

CG REnovatin #1

2011-06-30 | architecture
現在、
名古屋にある飲食店のリノベーションを計画させて頂いております。



「リノベーション」:re + novation (更新)

「イノベーション」:in + novation (革新)

今の姿の良さを残しつつ、
新しい空気を加えられればと思います。

Yves Brunier

2011-06-24 | architecture
とても暑い日が続き、
日差しが強くなってきたこの頃。

植物を照らす光とそこからの木漏れ日が印象的なこの季節は、
ランドスケープ(外構・植栽など)が建築に大きく寄与していると、
改めて強く実感する機会でもあります。

29歳の若さで天逝した天才ランドスケープアーキテクト。
イヴ・ブリュニエ。



一見雑なドローイングや模型にとても力があり、
私の好きな作品集の一つです。

architecture of Bali /// #3

2011-06-20 | architecture
バリでは、
サバナ気候という条件のもと発達した、
この地方独特の建築言語が、
現代的に解釈された建物が目立ちます。






伝統的な屋根や柱を踏襲し、
水に浮かべ照明を吊るして娯楽性を強調したレストラン。






屋根や工法などにこれまでのやり方を用いながら、
壁の石使いや家具などディティールにアレンジを施したヴィラ。








廃材の木製グリルを集めてファサードにした、
レストランやショップなどの最新の複合施設。
開放的な雰囲気はこの気候こそが成せる技。