三世の四季

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四季折々の詩(句)を紹介/新・人間革命

〈小説「新・人間革命」〉 

2017年12月16日 06時22分53秒 | 新・人間革命
勝ち鬨 九  法悟空 内田健一郎 画 (6250)


 山本伸一は、十一月八日、東京・新宿区の家族友好運動会に出席したあと、関西に向かった。夜には関西文化会館での区・圏長会で激励し、さらに代表幹部と懇談を重ねた。
 関西は、永遠不滅の“常勝の源流”であってもらいたい。いや、断じてそうであらねばならない――そう思うと、彼の心は燃えた。
 四国の徳島講堂では、七日から、理事長の森川一正を中心に、講堂落成の記念行事が開催されていた。徳島の同志は、伸一を迎える準備を整え、訪問を待っていた。
 しかし、伸一には、要人との会見や諸行事出席の要請が数多く寄せられ、なかなか日程が決まらなかった。徳島には学会本部から、「山本先生は、徳島行きを決意し、スケジュール調整をされていますが、最終的にどうなるかは未定です」との連絡が入っていた。
 徳島県でも、同志は、卑劣な悪侶らの仕打ちに、何度となく悔し涙を流してきた。学会の正義を叫んでの攻防戦が続いた。
 皆を支えてきたのは、広宣流布への“師弟の誓い”であった。
 それだけに、堂々と戦い抜いた姿をもって記念行事を迎え、なんとしても、伸一と共に新しい出発をしたかったのである。
 しかし、八日も伸一の出席はなかった。
 九日の午後となった。徳島講堂落成記念勤行会の開会となった。
 伸一の姿はない。森川理事長の導師で勤行が始まった。参加者は、“先生の徳島訪問は「聖教新聞」にも発表されている。いつ、先生は到着されるのだろう”と思いながら、読経・唱題した。勤行会の式次第は進み、森川理事長の指導となり、それも終わった。
 ほどなく、会場後方の扉が開いた。
 伸一の姿があった。
 「とうとう来ましたよ! 約束を果たしにまいりました!」
 大歓声が沸き起こった。彼は参加者に声をかけながら、皆の中を会場前方へ進んだ。
 師と弟子の心は一つになって燃え上がり、歴史を画する「四国闘争」が始まった。



【「聖教新聞」2017年(平成29年)12月16日より転載】




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