古稀の青春・喜寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

医療費問題を考えさせられた

2016-10-12 | 経済と世相
 毎年今頃来る年金機構からの通知が来た。10月以降翌年4月までの年金振込額の通知です。2か月の振込金額は昨年より17590円減少している。支払額は毎年変わらないのだが、控除額、介護保険、医療保険、所得税、住民税の控除額が年々増えているのだ。「月約8千円節約しないといけないな」
 介護保険が一度も使ったことがないのに、年々増えていくことは納得しがたい思いがある(介護保険制度が出来たことは幸せだったのか疑問になる)が、いつか自分も使うことがあるかもしれないので、致し方ない。
医療保険も、年々使用額が増えているので、文句は言えないが、特に今年は「前立腺がん」の治療に高い金額を使っている。
 そういえば、週刊文春(10月13日)に前立腺がんの健診について批判的な記事があった。
以下の要旨です。
『がんの中には早く進行する「スピードがん」もあればゆっくり大きくなる「のんびりがん」もある。前立腺がんはこの「のんびりがん」が多く、命取りにならない。近年、PSA健診のおかげでこの潜在がんをたくさん掘り起こしてしまう。
 命取りにならないがんを発見してしまうことを医学用語で「過剰診療」と呼ぶ。
「どれくらい過剰診断があるのか正確に割り出すことは困難だが、罹患者数と死亡者数の乖離が、過剰診断の一つの証拠になります。英国ではPSA健診が普及した結果、前立せんがん患者が増えて問題になりました。日本でもPSA健診の普及で過剰診断の増えている可能性は否定できません。
 過剰診断が問題をはらむのは、無用な検査や治療につながることだ。現在PSA値が4ナノグラム/ml以上だと「要精密検査」とされる。直腸診や超音波検査で絵前立腺がんの疑いが強いと判断されると「針生検」という前立腺に針を刺して、組織を採取する検査が行われるが、出血や感染を起こす人もいる。
 さらに問題は、前立せんがんと診断された場合、手術や放射線、ホルモン剤、抗がん剤などによる治療を受ける人が出てくる。治療で命拾いする人もいるだろうが、過剰診断だった場合、治療によって体がダメージを受け、かえって命が縮むこともありうる。
 現在の医学ではどの患者が過剰診断にあたるかわからないのだ。
 前立腺がんのPSA健診は「死亡率減少効果を生むか判断する証拠」が不十分なのです。
PSA健診の実施状況を診ると、「70歳以上は無料」としている市町村もある。高齢者には特に医療サーイスを手厚くしたいという意識が働いているのだ。だが、実際には高齢になるほど、過剰診断が増えている。寿命が限られているので、がんを見つけたとしてもそれが命取りになるとは限らないからだ。また、がんの検査や治療に伴う身体のダメージも若く体力のある人より当然大きくなる。』
 年寄りの医療サーイスを増やそうという善意から実施するPSA健診は、医療費増から保険料の値上がりになり、かえって高齢者を苦しめていないだろうか。こうしたケースは、pSA健診に限らないのでは?

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