読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「ツバキ文具店」

2017年03月28日 | 日記
小川糸(幻冬舎)

 舞台は鎌倉。出てくるお店は実際にもあるのかな。お寺はありそうだ。
 おいしそうな食べ物はどうかな・・・
 鎌倉案内も楽しそう。「代書」業って今でもあるのか。あれば便利そうだ。本書にはこの代書業で仕事をする主人公が誰かの代わりに書く文章、そこに至る物語がある。心のひだを考え相手の気持ちや反応も前提に、紙や筆記具、文体の工夫、男女の書き方の違いなど駆使しながら書く。案外楽しそう・・・

内容紹介は
『言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。
家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、
離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。文字に関すること、なんでも承り〼。
ベストセラー『食堂かたつむり』の著者が描く、鎌倉を舞台した心温まる物語。

・・・ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします』

著者について
作家。著書に小説『食堂かたつむり』『喋々喃々』『つるかめ助産院』『あつあつを召し上がれ』『さようなら、私』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』、エッセイ『ペンギンと暮らす』、『こんな夜は』『たそがれビール』など多数。
デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。同書は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞

・・・誰かに手紙を書きたくなった。紙やペン、筆など工夫しながら書けたらいいなぁ・・・今や手紙をやり取りする相手がほとんどいませんね。しっとり小説を楽しみたい方にお勧め。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「片翼の折鶴」 | トップ | 「プーチンの国家戦略」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事