読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「おばちゃんたちのいるところ」

2017年06月15日 | 日記
松田青子(中央公論新社)

 一風変わったテイストだ。何がって言うと登場人物が、この世のものではなさそう。。。かといって怖い話ではなくユーモアいっぱいなので、慣れるまで時間がかかるかも。これを楽しめる人はどのくらいいるかな?
 
内容紹介は(週刊誌の書評があります)
『メディア掲載レビューほか
おばちゃんたちのいるところ―Where The Wild Ladies Are [著]松田青子
霊的な存在がいきいきと描かれた短編小説集。現代の日常にふと幽霊があらわれたら?というちょっと不思議な世界が17の連作短編をとおして展開される。
「牡丹柄の灯籠」はリストラに遭い、家に籠もっていた男のもとに非常識なセールスレディ二人組がやってくる話。ずれた女たちの会話に次第にとりこまれ、気づくと……。「楽しそう」では夫婦の死後のありようが描かれる。死んだ後の妻があまりにも楽しそうで声をかけることができない夫と、あえて知らぬふりをする妻。そして実は後妻も死んでいて……。また「菊枝の青春」は播州皿屋敷で有名な姫路を舞台に、注文した皿が一枚足りないことから素敵な関係が始まる話。
落語や歌舞伎に材をとりつつ軽やかな筆致で現代小説に仕立てている。読後感の爽やかな一冊だ』
(評者:石原さくら・週刊朝日 掲載)
おばちゃんたちの情熱と行動力はやっぱりすごい
八百屋お七にお岩さん。昔ばなしでおなじみの幽霊たちが今の世の中によみがえったら――。愉快な発想を元にした短編集『おばちゃんたちのいるところ』(松田青子著)が刊行された。怪談への愛情とタイトルにある「おばちゃん」たちに込められた思いとは。 「子供の頃夏の楽しみはテレビの怪談ドラマでした」
松田青子さんの最新短編集でモチーフになるのは娘道成寺、八百屋お七、お岩さんなど歌舞伎や落語で古くから知られた怪談だ。
「取材で姫路城に行った時、城内の“お菊井戸"で小さい男の子が『1枚、2枚』ってお皿を数えるまねをしていたんです。私の頃と同じように今も子供がちゃんと知っている。廃れない怪談の底力を感じました」
1編目「みがきをかける」では、脱毛エステから帰宅した女性のもとに自殺したおばが訪ねてくる。娘道成寺の清姫をかっこ良いと称賛し、姪に発破をかけるおばちゃんの、死者とは思えぬ活気に笑ってしまう。
「怪談に出てくる女の人の情熱や行動力が好きなので、パワフルな女の人を書きたいと思いました。日本語で一言で表現すると“おばちゃん"かなと思った時に、センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』と結びついて書名が決まり、全体の構成が出来ました」
表題作は、1編目のおばちゃんの息子が主人公。彼の就職した奇妙な会社を通じて全編が緩やかに繋がる構成だが、そこで働くのはこの世のものに限らない。
「工場で主任を務める友達がおばちゃんの有能ぶりを力説していたのが印象的で。それと、怪談を読み直すとやはり現代の感覚では性差別的だったり、理不尽にひどい目に遭う女の人が多いので、小説ではなんとかポジティブに変換したくて。その結果が、生者も死者も女性も男性も関係なく楽しく仕事をする姿なんです」
7編目「クズハの一生」では〈標準的な人間の女のふり〉で生きてきたクズハが、存分に能力を発揮する喜びを知る。一方、男性新入社員を見て〈悪い意味で、平等になった〉との述懐も。
「江戸に生きたお岩さんも過酷だけど、クズハが生きたバブル期も今では信じられないようなセクハラ地獄。時代ごとの地獄がある中で、かつては女性だけが見ていた地獄が男性にも見えるようになったのが現代ではないかと思うんです。地獄に変わりはないけど、同じものが見えているぶん少し解り合えるかも。男性性からも女性性からも解放されたほうが、楽になれますよね。私が怪談に惹かれるのも解放されたパワーゆえかもしれません。恨む相手を祟り殺したり、恋のために放火したり、情熱の赴くまま無茶をする。自分にはできないからこそ憧れます」
ユーモアと現代の目線で、おなじみの怪談が魅力的なおばちゃんたちに化けた。
(評者:「週刊文春」編集部・週刊文春 2017.2.16号掲載)

内容紹介
『わたしたち、もののけになりましょう!
あるときは訪問販売レディ、あるときはお寺の御朱印書きのアルバイト、そしてあるときは謎の線香工場で働く〝わたし〟たち。
さて、その正体は――?!
八百屋お七や座敷童子、播州皿屋敷お菊たちがパワフルに現代を謳歌する痛快連作短篇集。
嫉妬、憎しみ、孤独に苛まれ、お化けとなった女たちの並々ならぬパワーが昇華され、現代女性の生きにくさをも吹き飛ばす!
ここにしかない松田青子のユニークかつ爽快な17つの物語』

・・・時間がなくて読み通せなかった。最初の2編だけでしたが、感じは分かった。これを楽しめる穂とは少し”幽霊”がかっていませんか?

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