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なんでも素直に受け入れ肯定的に生きる。

個が輝いてこそ組織

2004-08-31 10:26:52 | 競技
 ホームの1998WCで優勝したフランスが、KoreaJapanWCでは、楽に通るであろうと思われたグループA(フランス、セネガル、デンマーク、ウルグァイ)を突破できなかったのは、ジダンが欠場したことが大きな要因であるのはあきらかであろう。組織的サッカーの代表的なチームとみられるフランスでさえ、チームの要である選手の欠場がもたらすマイナスは計り知れないのである。(1998WCでもジダンが欠場したパラグァイ戦でフランスは大苦戦の末勝利している)

 誰が交替してもほとんど影響のない組織というのは高度にマニュアル化されたものであるが、それはある一定のレベルを超えることはできないのである。しかもそのレベルはけして高いレベルではない。

 サッカーにマクドナルド式の官僚組織は似合わない、個が輝く組織こそがふさわしい。

 黄金のカルテットでいいじゃないか。
 優れた個が輝くチームなのだから。

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小野伸二の戦術眼

2004-08-29 11:40:05 | 競技
  「小野が入るとやはり、いろいろなものが全て作り替えられてしまうんですよね」
 山本監督の言葉である。それまでのチーム作りが、オーバーエイジの小野が入ることによって水泡に帰したことを暗に匂わせている。

 小野は静岡というレベルの高い県だから無理もないかもしれないが高校選手権に出場していない。浦和レッズ時代はチームとしてJリーグ・天皇杯などで優勝争いをすることはなかった。フェイエノールトの監督は一番うまい選手は誰かとの問いに『ボールを扱うのは小野が一番だ』と答えている。卓越した技術で小学生時代からその名を知られていた小野だが、高校以後彼が所属したチームの成績は芳しいものではない。正直に言おう、私は小野の戦術眼に以前から疑問を持っているのである。

 昨今、やたらと組織・戦術についての議論が行われているが、その中心は指導者が教えるものだということである。しかし、フォーメーションや組織は指導者次第だが、戦術に関しては必ずしも指導者によってもたらされるチーム固有のものばかりではなく、もともと選手が持っている戦術眼が大きいのである。ヨーロッパでは若い選手でも『彼には戦術がない』あるいは『彼の戦術眼はないに等しい』よくこんな言い方をする。よく言われるサッカーセンスとも違うものとして選手個人の戦術眼が確かに存在する。

 小野伸二はサッカーセンスにあふれているが何かが欠けているのではないか、もっともそれでも世界的な一流選手なのは間違いない。ペレ・ベッケンバウワー・ジーコ・クライフ・プラティニなどに少し足らないだけである。

私は小野伸二が大好きだ。部屋の壁には『集まれ命のサポーター』と書かれた大きなポスターが貼ってあり、それにはかっこいい小野伸二の写真が載っている。昔から献血に協力してきたおかげで日本赤十字からもらったものだ。

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日本のフーリガン

2004-08-28 10:11:40 | 随筆
 エキセントリックなフランス人トルシエ前監督のフラットスリーによって、日本代表が2002WCで決勝トーナメントに進み、曲りなりにも成功を収めて以来、日本サッカー界ではやたらと組織・戦術がうるさく言われるようになった。トルシエ前監督の実績は1999年ワールドユース・シドニー五輪・2000アジア杯・2001コンフェデレーションズ杯と2002WC以外にも輝かしいものがあるし、2002WCまでトルシエ前監督の率いる各年代の代表を応援してきたものとして、彼が日本サッカー界に残した功績をけして否定するものではない。しかし、一部のサポーターの中にあるトルシエ前日本代表監督のサッカーこそが日本に必要なサッカーであり、ジーコ監督のサッカーには組織がないという主張には組しない。

 彼等一部のサポーターは、ジーコ監督のサッカーがトルシエ前監督とは違うが、まぎれもなく現代の組織サッカーであることが理解できないらしい。稚拙なサッカー理論・狭量な知識によって構築されたジーコ監督批判と解任要求はあまりにも度を過ぎている。彼等の行動はデモ・署名という直截なものから、ネット上でのサッカーサイトアラシと傍若無人ぶりは目に余る。一見まともな批判意見を述べつつ裏ではアラシ行為と狡猾な行動を繰り返す彼等をもう止めることはできないだろう。

 彼等は日本に現れた新しい形のフーリガンと言って差し支えないと思う。


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Jリーグの秋

2004-08-26 13:18:09 | 蹴球
 オリンピックも野球・シンクロデュエットが終わり、このあと日本の期待はチームシンクロ・レスリング・男子マラソンですか。個人的には女子1万メートルの福士に期待してます。メダルは難しいでしょうがどんなレースを見せてくれるかに加えて、試合後のコメントが楽しみです。

 私のオリンピックは、本命のサッカー男子が人間力不足によるゲームの崩壊という寂しい結果に終わりました。予選敗退が決まったあとのガーナ戦での勝利がせめてもの慰めといったところだが、所詮はプレッシャーのないところでしか力を出せないということでしょう。彼等にはメダルとかじゃなくて、どんなパフォーマンスを見せてくれるかというその一点に期待があったのだが見事に裏切られた。

 それでもアテネオリンピック全体としては、女子マラソン野口とかたくさんの感動があった。このあとも残された競技の選手が精一杯健闘してくれることを期待したい。

 ところで最近、あまりの寝不足で体調が思わしくないので、今後はオリンピックもLIVEはやめて録画で我慢することにします。

 そして、いつまでもオリンピックに浸ってないで、2ndステージも始まったことだし、鹿島サポとしてJリーグにシフトしなきゃいけないよね。

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野球よ、おまえもか

2004-08-25 09:49:56 | 競技
 男子サッカーに続いて野球も負けちゃいましたね、銅メダルの可能性があるにしても寂しいかぎりです。

 日本のプロって、真剣勝負の場ではからっきしダメじゃん。日の丸を背負って闘うオリンピックで力を出せないのはペナントレース(Jリーグ)そのものが甘いんじゃないの、と言いたくもなるよ。

 中村や高橋にバントをさせてまで勝ちにこだわった結果がこれだからね。こんな野球をするくらいならアマチュアで臨んだほうが良かったんじゃないの、と愚痴りたくもなるわな。

 中畑以下の指導人は相手をどの程度研究してたんだろう、いわゆるスカウティングというやつ。敵はキューバだけであとはみんな雑魚と思ってた節があるけど、それなら堂々と横綱相撲で戦って欲しかったよね、四番バッター(プロ野球で)にバントなんかさせないでさ。四番にバントさせる野球やるんだったら、全チームに対してスカウティングは欠かせないだろう。時間はたっぷりあったのにホントなにやってんだか。

 大体、監督が3番つけるってドウヨ。それを注意する人間が誰もいないなんてどっか狂ってるよ。選手に付けさせろよ3番は。バカヤロー。

 久しぶりに怒り心頭、罵詈雑言でまとめてみました。でもこれがいつもの勝負弱い日本かなって、今後は落ち着いて見れるかも。


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