
白馬鑓温泉小屋
2011/09/10(土) 〜11(日) 白馬鑓温泉と白馬鑓ヶ岳 (2903m)
長野県白馬村 猿倉(標高1250m)登山口より
猿倉〜白馬鑓温泉 (1日目)
白馬鑓温泉〜白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉〜猿倉 (2日目)
(1日目)今町P(5:15)→糸魚川IC(7:00)→猿倉荘登山口(8:20〜35)→中山沢(10:05)→
小日向コル(11:15)→サンジ口(11:55)→白馬鑓温泉(13:55)泊
(2日目)白馬鑓温泉(5:30)→大出原(7:10)→分岐(8:00)→白馬鑓ヶ岳山頂(8:40〜9:05)→白馬鑓温泉
(11:15〜12:15)→猿倉荘(15:35)〜お風呂〜夕食〜糸魚川IC(18:50)→今町P(20:30)
標高2050mの露天風呂で遊ぶ 
白馬鑓ヶ岳は長野県と富山県の県境に位置し、白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)と言われている。
登山口の猿倉から白馬大雪渓を登り、白馬岳、杓子岳を経由して白馬鑓ヶ岳から鑓温泉の露天風呂で一息つく…
と言うのが理想ではあるが、今回は逆回りで鑓温泉から入り白馬鑓ヶ岳をピストンで下山する計画であり
「 日本一標高が高い(2050m)露天風呂で遊ぶ 」と言うキャッチフレーズ(目的)の一泊登山計画だった。
そして予定通り、鑓温泉に早めに着いてゆっくり温泉三昧を楽しむことが出来た
と言っても、日本一と言うのは昔の話で、温泉としての標高は立山のみくりが池温泉が一番高く
露天風呂のある温泉としても、八ヶ岳の本沢温泉や富山県の高天ヶ原温泉の方が標高は高いそうであるが、
湧出量の豪快さを見た限りでは、白馬鑓温泉が日本一と言っておきたい。
快晴の猿倉荘脇から出発!林道を含め15分程で、白馬大雪渓との分岐があり、左手の鑓温泉登山道に入る。
登り始めは、緩やかではあるが小岩がゴロゴロした歩きにくい登山道である。
1時間程で 「2.中山沢」、更に1時間程で 「3.小日向コル」 ここでようやく半分の距離と思われる。
小日向コルのカーブを右に巻くと直ぐに、奥に大きな雪渓の残る谷と、その下を雪解け水が流れているのが見え
ガスっていたが、雪渓の直ぐ横に 「白馬鑓温泉」 らしき、黄色っぽい建物も確認できた。
「 お〜〜あそこまで行くのか〜 」 早々と目的地が見えたので、何となく安心であった。
この辺りからは1800m〜1900m間でアップダウンの繰り返しとなり、距離は稼ぐが標高はしばらく変わらない。
左手には白馬五竜のスキー場、花を愛でながら、やや平坦な登山道を歩いているうちに、
40分程で「4.サンジ口」の案内板、ここまでで約三分の二の距離を歩いた事になるようだった。
道中にはもう秋の花…アザミやトリカブトが多く咲いており、濃い紫のリンドウの蕾もチラホラ…
ウメバチソウが群生していたり、イワショウブは蕾が多く、これから開花するのだろうか?
可愛く足元に大群生していたのは、ミヤマコゴメグサ、7月〜9月と開化の時期が長い花である。
花の道は続き、やがて木製の橋が二つ架かった大きな沢を渡り、土砂崩れでもあったかのような
浮いた小岩がゴロゴロとした、不安定なザレ場をトラバース気味に渡った。
そこを過ぎると、白い石灰岩のような小岩の登山道が続き、もう一つ木橋の架かった沢を渡る。
沢を渡る度に、眼下には大きな雪渓が残っているのが見えており、万年雪になるのだろうか?とも思えた。
3度目の沢を渡ると鑓温泉は近いようで、風に乗って温泉臭が…そして、地面が暖かいせいなのか?
ウサギギクやクルマユリ、ミヤマキンポウゲと思える黄色い小花の大群生、夏のお花畑が広がっていた。
この辺りの足元の岩には、山ではほとんど見る事のない苔もビッシリ生えていて
何処かの古いお寺の庭や兼六園を見るようで、立派な苔だけに不思議な感じがした。
登山道の直ぐ横を、温かい温泉がコンコンと流れており、やがて湯気の向こうに鑓温泉の小屋が見えて来た!
小屋はかなり急なスペースに建てられており、冬場は解体して建て直すプレハブと言うのは納得だった。
小屋の前にはカラフルなテントも10張り程、建物に囲まれてはいたが、解放感たっぷりの露天風呂も見えた。
温泉の流れを利用して、露天の下には足湯のスペースもあり、奥には女性専用の半露天風呂もあるようだった。
シャンプー石鹸は使えないとしても、思ったより大きな露天風呂で、今日の汗を流せるだけでも有り難い。
鑓温泉は基本的には混浴なので、水着の山ガールが男性を端っこに追いやり、堂々と入浴!
ちなみに、夜の7時〜8時の間だけ、露天風呂と女性専用の半露天が入れ替わると書いてあり
私達はその時間帯を狙って念願の露天風呂に入れたのだが、暗くて露天の雰囲気が半減と思いきや
夕方近くまで周りはガスっていて雲も多く、月も見え隠れしていたと言うのに、何と
7時には満点の星
と、ほぼ満月
…標高2050mで月明かりの露天風呂、源泉かけ流しの贅沢…
昼には味わえない風流さだったので、逆に夜で良かったね!と、見知らぬ同士で語り合う (^^♪
鑓温泉2回入浴効果で、冷え症気味の体もポカポカ…夜はぐっすり眠る事が出来た。
その証拠に、いつもなら周りのザワザワが気になって寝付けなかったり、夜中に目が覚めたり (*_*;
となるのだが、目覚ましで起きた時、隣に寝ているのはいったい誰??と焦った!
山小屋で、自宅で寝ているのと勘違いする程リラックスして眠れたのは、初めての事だったのである。
快晴の猿倉を出発!

登山口となる猿倉荘 林道から、左手の鑓温泉登山道へ

中山沢の案内板 小日向コルの案内板

小日向コルから直ぐ、前方に見える谷の雪渓の横に、鑓温泉小屋が見えていた。

サンジ口を過ぎると、谷側をトラバースしながらアップダウンの繰り返し。

木橋がかかる沢を何度か渡る! 沢を渡って山側を見上げる!

浮き石がゴロゴロした崩壊地をトラバース ここで谷側を見る。

最後の谷川を渡る お花畑で一休み

クルマユリやウサギギクが咲き乱れていた。 すぐ横には雪渓の谷

お花畑の中を行く…鑓温泉は近い 土壌が温かいのか?苔がビッシリ
鑓温泉が見えて来た!

登山道の直ぐ横を、もの凄い量の温泉が流れていた。

鑓温泉とテン場 川のように温泉が流れている

この流れの先に天然露天風呂がある。 ガスに見えているのは温泉の湯気

コ の字型に建物に囲まれて露天風呂があり、その下には足湯もあった。
鑓温泉小屋はシーズンオフには解体するので、それなりの簡単な造りのようだった。
基礎が出来ていないので、床が薄く湿っぽい、故にお布団も湿っぽく、端っこは隙間風が入り込む。
まぁしかたのないこと、ここに温泉付きの小屋があり、留まれるだけでも有り難いことだ!

(左画像)露天風呂は基本的に混浴だが、夜の1時間だけ女性専用になるようだった。
(右画像)
マークの扉は女性専用の温泉になっていたが、代わりに夜の1時間は男性専用になるようだ。

解放感たっぷりの露天風呂…水着の山ガールに占領されて、男性は端っこに追いやられていた。
右画像は女性専用のお風呂だが、上の窓が大きく開いていたので、半露天風呂とも言えるかな?
どちらも湯量たっぷりで、源泉かけ流しの贅沢なお風呂、2日間で3回入浴した (^^♪
この日は夕方からガスが晴れて、満点の星空となった。
白馬鑓温泉〜白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉〜猿倉 (2日目)










温泉で筋肉もほぐれ、疲れもしっかり取れたことでしょう。
あの斜面を流れる温泉、イエローストーンで見た光景を思い出しました。
車では入れない秘境の温泉は、難所をクリアーして自分の足で稼いだご褒美ですね!
イエローストーンと言えば、アメリカの有名な国立公園!
それを思い出して頂けるとは、月とすっぽん程の差がありますが、
見えぬ地球の奥底に何かがあるという点では、共通しているとも言えるのでしょうか? (^^ゞ