宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

杉林のツヤナシイノデ

2017-03-21 | 日記
丘陵や低山で林道を歩くと、周辺の杉林内に大型の羊歯が群生しているのをよく
見かけますが、まだ名前を調べたことがありませんでした。
園芸的な価値がなく、希少種でもないとすれば、たいていはそんなものでしょう。
登米市津山町の、黄牛川沿いの林道にもたくさん自生していましたので、そろそろ名無し
を卒業すべく、各部位の写真を撮って、植物図鑑と見比べてみることにしました。




                             二枚とも2015.12.9撮影

判らないとは言え「イノデの仲間かな ? 」くらいの見当は付けていました。
ただ、イノデには10種ほども仲間があるので、葉の形、葉表のつやの有無、鱗片の
特徴などを把握しなければなりません。
葉表につやがないこと、小羽片が丸みを帯びていること、鱗片が幅広で淡褐色、
などの特徴からツヤナシイノデと同定しました。




                             二枚とも2015.12.9撮影

オシダ科イノデ属の夏緑性羊歯植物で、東北地方南部以西の本州~九州に分布する。
丘陵~低山の、沢沿いの雑木林や杉林などの林床に自生し、草丈は50~100cm。
根茎は短く、直立~斜上し、褐色の線形の鱗片が密に付く。
葉柄は長さ15~25cm、直径3~4mm、下部には淡褐色で長円形の鱗片が密生する。
葉身は長さ40~60cm、中央付近の幅18~25cmの長楕円形で、 2回羽状複葉。
中軸の鱗片は横又は上向きに多数付く。
葉質はやや厚めの草質、鮮緑色で、表面に光沢はない。
小羽片は卵状楕円形、短い柄があり、やや耳垂が突き出し、先端はやわらかい刺状。
ソーラスは小羽片の中肋と辺縁の中間か、やや辺縁寄りにつき、包膜は全縁。
ジャンル:
植物
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