里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オオハンゴンソウ 駆除の対象

2017-07-30 | 日記
栗原市栗駒町沼倉の、栗駒ダム上流の県道を歩いていると、沢沿いに背丈の高い
草が群生していて、黄色い花が咲き始めています。帰化植物のオオハンゴンソウですね。

北アメリカの原産で、我が国へは園芸植物として明治時代に入ってきましたが、中部地方
以北の冷涼な気候が合うようで、山野に逸出して河川敷や湿地、草原や道路沿いなどに
広がり、今では在来種を脅かす存在になっています。
種子でも増えますが地下茎を走らせて増殖しますから、大群落を形成する傾向があります。




                            二枚とも2017.7.27撮影

冷涼な気候と湿った場所を好みますから、湿原や渓畔に群生します。
日光国立公園の戦場ヶ原では、ホザキシモツケ、イヌコリヤナギ、ズミなどの低木をおしのけて
一面に広がる勢いで生育していて、在来種の減少がみられるため毎年刈り取られているそうですが、
根や地下茎の一部でも残っていると、それから増殖するため根絶は困難なようです。

一旦繁殖し始めると駆除が困難であり、絶滅危惧種を含む在来植物を駆逐してしまう恐れが
あります。現在では外来生物法により特定外来生物に指定されていて、栽培、保管、運搬、
輸入、販売などが原則禁止されています。


                                2017.7.27撮影

キク科オオハンゴンソウ属の多年草で、北アメリカ原産の帰化植物。
我が国へは明治中期に観賞用に持ち込まれたが、これが野に逸出して北海道~中部以北の本州
に広がり、河川敷や湿地、湿り気のある草地や道路沿いなどに生え、地下茎が分枝して増殖
するので、しばしば大きな群落を形成する。
茎は無毛で叢生し、草丈は0.5~3m。葉は互生し、下部では長柄があって羽状に5~7深裂し、
長さ15~50㎝、幅10~25㎝。裂片には粗い鋭鋸歯がある。上部では無柄で、3~5裂ないし
単葉、長さ8~40cm、幅3~20cm。
花期は7~8月、枝の先端に直径6cmほどの黄色の頭花を付ける。舌状花は10〜14枚、総苞片は
8~15個で長さ2cm以下。筒状花は150~300個、花床は半球形で、舌状花近くの基部から次第に
開花し、開くまでは緑色である。
果実は痩果、扁平で4稜あり、長さ4~6mm。冠毛は長さ1.5mm以下で癒着して冠状になる。



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