宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アズマネザサの「笹枯れ」

2017-02-12 | 日記
東松島市上下堤地区の林道を上ってから、細い山道に入っていくと、周辺の
ほとんどの篠竹が枯れているように見えます。
一般には篠竹と呼ばれていますが、標準和名はアズマネザサです。
関東や東北地方の山野に普通に生えていて、背丈が3mほど、細く裂いて籠や笊に編ま
れる、あの笹ですね。

山道は直ぐに下りになりますが、周辺のアズマネザサは全て枯れてしまっています。
所々に実が付いていますから、昨年は花が咲いて実を結んだのでしょうね。
「笹や竹は花が咲くと枯れる」と言われていますから、それがこの辺りの山で
いま進行しているのでしょう。




                             二枚とも2017.2.2撮影

ササは60年に一度花を咲かせるといわれていますが、正確な周期はきちんと調べられておらず、
よく判らないのが実情のようです。種によって違いもあるようですし、凡そですが、60年から
120年の間といわれています。
そして、開花し結実すると一斉に枯れてしまいます。開花・結実した棹だけでなく、その地区
の同種のササが一斉に枯れてしまうことになります。その地区と言っても範囲はまちまちな
ようで、一山で済むこともあるし、全県に及ぶこともあるようです。大規模なササ枯れになる
と、東北南部とか近畿地方の日本海側などと、非常に広範囲になるのだとか。

一斉開花すると、その後の長い年月にわたってササは回復しないようです。
種子が播かれるので実生苗が生えてきますが、生長が遅く、枯れる前のような茂みに戻るまで
20年ほどもかかるといわれています。


                                 2017.2.2撮影

イネ科メダケ属の多年生常緑草本で、東北~関東地方に分布し、棹高(かんこう 草丈のこと)
は3~5m。平地の川沿いや、低山の林縁・林中に自生し、しばしば大群落を形成する。
地下茎を四方に張り巡らし、節から棹(茎)を直立させる。棹は直径0.5~2cmの円筒形で中空。
表面は平滑で長期間枯れた皮を付けている。
節はやや膨れ、各節から枝を複数生じ、3~7枚の葉を付ける。
葉は互生し、葉身は狭披針形で長さ5~20cm、先端は鋭頭となる。
質は紙質で、表裏とも無毛、平行脈が目立つ。
花は60~70年に1度開花し、結実後に一斉に枯れる。
花の時季は春で、枝先に花穂を束生する。花穂の長さは15cmほどで、花穂下部は古鞘に
包まれる。長い小軸に小穂を密に2列互生し、小穂が1花で、雄しべ3個、花柱は3裂。






ジャンル:
植物
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