宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ウチワゴケ 超小型羊歯

2017-04-18 | 日記
登米市米谷地区の南、候望峠方面の降雨を集めて、北上川に注ぐ小河川の一つが
恩田川で、今回はその支流沿いを踏査しました。
この一帯には凡そ二億年前の、非常に古い地層が分布していて、その中に特徴的な
岩石地層である山崎礫岩層があります。
川沿いの岩壁や山中の大岩の多くがこの礫岩で、そこに各種羊歯植物が着生しています。




                             二枚とも2015.3.22撮影

今回見つけたのはウチワゴケで、末尾にコケが付いていますが羊歯の一種です。
北向きの岩壁や、薄暗い杉林内の大岩の、湿り気のある窪みで見つけました。
絶対に日射しが当らないような場所で、僅かな間接光が届く程度の薄暗がりに
着生していました。


                                 2015.3.22撮影

コケシノブ科アオホラゴケ属の常緑性羊歯植物で、日本全土に分布する。
陰湿な岩壁に着生し、草丈1~2cmの超小型羊歯である。
根茎は直径0.2~0.3㎜の暗褐色~黒色の糸状で、不規則に分枝し岩などを這う。
葉柄は暗褐色~暗緑色の糸状で、長さ1~10㎜、基部には毛が密生する。
葉は単葉で濃緑色、葉身は長さ1~2㎝、幅0.5~1.5㎝の団扇形。
透けそうなほど薄く、辺縁が不規則に浅~深裂し掌状になる。
ソーラスは葉の葉脈端に付き、極小のラッパ状。
日本海側や南関東の幾つかの都県で、絶滅危惧種に指定されている。
ジャンル:
植物
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 鹿島台丘陵のマキノスミレ | トップ | オシャグジデンダ 冬緑性羊歯 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL