宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

牧草地跡のヤブツルアズキ

2017-02-13 | 日記
登米市登米町の、北上川東岸の農道を沢沿いに上がって行くと、傍らの耕作放棄地
に黄色い花が群れ咲いています。歩み寄るとそこは牧草地跡で、まだ放棄後年数が
経っていないのか殆どが中型の草で、それを覆うかのように蔓草が蔓延っています。
黄色い花はその蔓草に咲いていて、既に細長い豆果も付いています。
葉は三出複葉で、豆果はアズキ似の細い鞘ですからヤブツルアズキでしょう。
花は複雑なつくりですね、花弁が捩れていますから分解しないと構造が解らないほど。




                             二枚とも2016.9.11撮影

あんこでお馴染みのアズキはヤブツルアズキが原種で、これを栽培化したものと言われ
ています。アズキは茎が直立し、種子が大きいものの、葉や花は殆ど同じですからね。
それならヤブツルアズキの種子も食べられるだろうと、おこわを作って試食した人がいて、
味はアズキのおこわと同じだったとか。ただ、種の体積はアズキの10分の1ほど
ですから、採取が大変だったでしょうね。


  〈 福岡教育大 福原准教のページより 〉


                                 2016.9.11撮影

マメ科ササゲ属の一年生つる草本で、本州~九州に分布する。
日当たりの良い草地や道端、耕作放棄地などに自生する。
全草に黄褐色の粗毛が有り、つる性の茎は他物に絡みながら3m以上伸びる。
葉は3出複葉で互生し、小葉は卵形で長さ3~10cm、先が尖り、不規則に浅く3裂し、
特に頂小葉は3裂することが多い。小葉の基部に小托葉がある。
花期は8~10月で、葉腋から総状花序を出し、黄色い蝶形花を2~3個付ける。
長さは1.5~1.8cm、2個が合着して筒状になった竜骨弁はクルリと捩れ、左側の翼弁が
被さっている。右側の翼弁は竜骨弁を抱くように突き出る。
果実は豆果で、長さ4~9cmの線形、種子は鞘に1列で入り、黒熟すると捻じれて裂開
する。種子は黒褐色で長さ3.5~4.3mm。
ジャンル:
植物
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