宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

テリハノイバラ 内陸にも自生

2017-06-18 | 日記
福島県新地町真弓地区、地図を読むと集落の北西に大きな溜池があるようなので、
立ち寄ってみました。細道で堤体を上って行くと、満々と水を湛えた溜池がありました。
随分大きな溜池で、あちこちで釣り人が糸を垂れています。

堤体上をわたって溜池の北岸を行くと、細道の山側法面につるが這っていて、白い花が
咲き始めていました。初めはノイバラかと思ったのですが、葉に光沢があり、花が
ノイバラよりも大きいですね。




                            二枚とも2017.6.10撮影

葉に光沢があるということはテリハノイバラでしょうか。ただ、宮城県北ではテリハノイバラ
は海岸の岩壁や沿岸道路の法面にしか自生していません。
この溜池は海岸から6~7kmも内陸にありますから、にわかには信じがたいことです。
100kmほども南下すれば気候が温暖になり、テリハノイバラが内陸にも入りこむという
事なのかも知れませんね。

いつも参考にさせてもらっている「松江の花図鑑」によれば、彼の地では内陸の標高1000m
付近にも自生しているようです。


                                2017.6.10撮影

バラ科バラ属のつる性落葉広葉樹で、茎には鉤形の刺があり、地を這って伸びる。
宮城県以南の本州〜沖縄に分布し、日当たりのよい海岸や河原、崖地や道路法面に自生する。
暖地では内陸の山地にも自生している。
枝は無毛。長さ3〜5mmの鈎形の刺がある。葉は互生し、長さ4〜9cmの奇数羽状複葉で、小葉は
2〜4対ある。頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさ。小葉は長さ1〜2cmの楕円形または広倒卵形で、
縁には粗い鋸歯がある。先端は丸いものが多いが、尖るものもある。革質で厚みがあり、両面とも
無毛。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。側小葉には柄はほとんどない。
花期は6〜7月。枝先に芳香のある白い花が数個集まってつく。花は直径3〜3.5cm。花弁は5個。
雄しべは多数。花柱は柱状に合着し有毛。
果実は萼筒が肥大した偽果で、先端に花柱や萼片の一部が残る。直径6〜8mmの卵球形で、10〜11月
に赤く熟す。偽果のなかに入っているそう果は、長さ4〜5mm。
ジャンル:
植物
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ゼニバアオイの花 | トップ | モミジイチゴ 橙色の木いちご »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL