宮城県北トレッキング 草木と遊ぶ

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

カワラタケ 薬用キノコ

2017-03-21 | 日記
一関市藤沢町大籠地区の、千松集落北部の雑木林で見かけたカワラタケです。
このキノコは立ち枯れた広葉樹の樹幹に生えていることが多く、一年中見かけるキノコ
なのですが、触ると殆どが乾いていて、それは枯れ死しているものです。
乾いたキノコは、既に薬用成分が雨水で流出しているとされます。
観察したキノコはネコの鼻のように湿っていて、生きて生長しているキノコなので、
取り上げてみました。




                            二枚とも2015.12.13撮影

1970年代後半、カワラタケから抽出した成分を原料に、抗がん剤「クレスチン」が
発表され、抗がん剤ブームが巻き起こりました。
含有する多糖類であるβ・グルカンに強い抗腫瘍活性があり、肺がん、食道がん、乳がん、
冒がん、悪性リンパ腫などを治癒させることが、臨床例からわかりました。
体が持っている免疫反応を高めて、がんに対する抵抗力をつけるもので、単独では
ほとんど効果がありませんが、他の抗がん薬と併用することで、より長生きにつながる
というもの。強力な作用がないかわりに、副作用はほとんどないことから、発売から
40年ほど経ったいまでも、患者に投与されているようです。


                                2015.12.13撮影

サルノコシカケ科シロアミタケ属の腐朽菌で、日本全土や世界中の樹木に発生する。
主に夏~冬に、針葉樹や広葉樹の枯木に、多数重なり合って発生する。
傘は半円形~扇形で直径は2~6cmほど、表面の色は黒褐色~灰色~黄褐色の
微毛が交互に同心円状に密生しており、切り株の年輪のような模様を呈する。
全体的に肉は薄く、縁は波打つ。質はかたく強靭な皮質。
薬用成分は含んでいるが、非常に苦味が強いため食用には不向き。
漢方では雲芝と呼ばれ、古くから仙薬、妙薬として珍重された。
ジャンル:
植物
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