白雲去来

蜷川正大の日々是口実

お墓参りへ。

2017-03-22 13:09:59 | 日記
三月十八日(土)晴れ。

お彼岸で、家族揃ってお墓参り。三連休の初日と言うこともあって、東名の渋滞が予想されたので、八時前に家を出た。お陰様で、それほどの混雑もなく、海老名のSA着。お供物を買って伊勢原へ。

この時期、つまり梅と桜の間は、何か白い花の季節のように思う。小手毬、雪柳、木蓮、辛夷(こぶし)など、春なのに、雪の名残のような白い花が咲く。特に雪柳などは本当に、木の上に雪が積もっているような錯覚を覚える。ふと、野村先生の好きだった平野國臣の、「君が代が安けかりせば豫(かね)てより 身は花守(はなもり)となりけむものを」の歌が浮かんだ。

淨発願寺に着く。まずご住職にご挨拶してから、野村先生のお墓に詣でる。家族できれいにしてから、ご皇室の弥栄と一門の繁栄をお願いして手を合わせた。その後、私の両親のお墓へ。下の子供の、大学の合格を報告。

東名が混むといけないので、横浜に戻ってから昼食。自宅に戻ってから、PCで少し仕事。

五時に、一誠会の仲程会長に迎えに来て頂き、本当に何年振りかで神奈川県維新協議会の定例会に出席。神維協は、昭和52年の結成である。その年の三月には、野村先生らが「財界の営利至上主義を撃つ」とした、いわゆる「経団連事件」に決起した。獄中から、神維協の結成に際して、連帯のアピールを頂いたが、結成に関わった人たちのほとんどが、幽明堺を異にしてしまった。私が神維協の議長となったのは、昭和61年、35歳の時だった。街頭行動から身を引いてから久しいが、神維協は私の運動の青春でもある。

会議が長引いたので、慌てて「やまと」へ行き、カメ&アコちゃんたちと合流。しばらく飲んでから帰宅。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風景の中の点景。か。

2017-03-22 12:22:21 | 日記
三月十七日(金)晴れ。

朝食は、昨日買っておいたマカロニサラダにベーコンエッグにウェイパーを使ったワカメスープ。うーん何やら朝から外国人になったような気がする。(大げさか)。何かの本で、「ホテルで朝のコーヒーを飲んでいると、旅に出ているような気になる」と言うものを読んだことがある。多分、これを書いた人は、私と同輩だと思う。ベーコンエッグやホテルでのコーヒーでのそういった感慨は、若い人にはないものと思う。

函館の古い社友から嬉しい便り。聞けば、赤ちゃんの頃から知っている息子さんが、今年中学生になると言う。そう言えば、志村馨君のご子息や、仲良しの京子ちゃんの愛娘のアイリちゃんも、同い年で春から中学生。皆、ベビーカーに乗って我が家に来ていた人たちばかりだ。人の子供の成長は、驚くほど早く感じる。その分、自分も恐ろしいスピードで歳を取っているのだから油断が出来ない。

花粉が心配だったが、久しぶりに歩いた。いつも同じ場所を歩いていると飽きるので、バスで関内まで行って、我が家に戻ると言うコースを取った。良い天気である。ウォーキングと言うより、散歩と言う方が正しい。買う気もないのに、服や靴をウインドショッピングをしたり、古本屋を何軒か冷かしながら一時間半ほど歩いた。

三軒目の古本屋のワゴンにあった、横浜市の広報誌『市民グラフ・ヨコハマ』が目についた。定期購読をしている訳ではないが、良い特集の時は、買うようにしている。その中に、私の持っていない2001年発行の第116号「横浜・歌碑と句碑のある風景」が目について、即買った。解説にはこうある。

「横浜の名所旧跡、神社仏閣、公園等には、地域文化とのかかわりを示す歌碑や句碑が少なくありません。これらの歌碑や句碑の一部を、『風景の中の点景』として写真で表現しました。また、碑文を読みやすい書体で示し、その意味やいわれなどを解説し、鑑賞の手引きとしました(なお、文中、敬称は省略させていただきました)。さらに、今回集約した歌碑や句碑は、一覧表にして区別に紹介しました(37~41ページ)。編集方針等につきましては、37ページを参照してください。身近な場所にありながら、気づかなかったり見過ごしたりしていた、歌碑や句碑などの地域文化財を散歩の折などにお楽しみください。」

「歌碑や句碑の一部を、『風景の中の点景』として写真で表現しました」とは、何と文学的な表現なのか。この一文を読んだだけで、中身を見なくともよい本だというものが分かる。16頁には、私の事務所のすぐ前にある古刹、増徳院にある大野林火の「彼岸鐘草木聞けり鳥聞けり」の句碑の写真があった。いつの日か、野村先生の句碑を建立して、こういった雑誌に取り上げて貰いたいと思っている。

暑くなる前に、とりあえず近くの句碑を訪ね歩いてみるか。夜は、大人しく酔狂亭で月下独酌。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする