先日、ある介護付きの高齢者専用施設にお住まいだった方が、急にお亡くなりになられました。
その方の装具が完成し納品する寸前で、装具が完成したらもっと活動範囲が広がると心待ちにして下さっていました。
お会いするといつも私や社員に折り紙細工を下さって、それらの作品はとても素晴らしい出来栄えで、
とても愛嬌があり優しさに溢れていました。
御本人の御人柄が作品に反映されていました。
彼女は若い頃、アメリカで幼稚園の先生をされていたそうで、
きっとアメリカの子供達にも折り紙を教えておられたのでしょう。
数週間後、その方のお部屋に施設の方と一緒に訪問すると玄関先の手入れされていた花壇は雑草が生え、
部屋の中は雑然とし、その中で彼女がニッコリと微笑んでいる写真立てがポツンと残っていました。
この写真はきっと御本人の一番のお気に入りだったのだろうなぁ。
彼女の写真を見ると彼女の人生が走馬灯のように頭に巡りました。
ご主人がいなくなった部屋は寂しい空気に包まれていました。
きっと今頃彼女は東北の大震災で亡くなった幼子達に天国で折り紙を折ってあげているに
違いない。そう考えると少し気持ちが楽になりました。
心から御冥福をお祈りいたします。
↑彼女の作品たちです。











