スミダマンのほのぼの奮戦記

~仕事・家族・自然・経済・趣味~あらゆる出来事をフラッシュバック。

うらわ美術館 

2017-06-15 05:22:32 | 地元企業

浦和ロイヤルパインズホテルがある浦和センチュリーシティの

3階にあるのがさいたま市立の「うらわ美術館」、

2000年に開館して17年に成る。こちらの特色は1つは本にまつわる

美術品のコレクションを中心に据えている。もう1つは地域ゆかりの作家の

優れた作品を収集、保存、研究展示しながら

それらを未来へと継承していくことである。

ギャラリーはABCD4つに分かれ占有面積が732.6㎡(222坪)ある。

美術館という用途から天井高4mと一般の建物より高い。

ギャラリーDでは第8回世界盆栽大会inさいたま記念として

「植物とうらわコレクション」交流展が開催されていた。

休館日は月曜日だ。

4月22日(土)から6月18日(日)までは、サカツ・コレクション

「日本のポスター芸術」・・・明治 大正 昭和の彩り が開かれていた。

選りすぐりの約85点を展覧している。個人的には興味深い企画であり

パインズホテルに予定より早く着いてしまった為、

時間調整で久し振りに入館してみた。

館内は一切撮影禁止。それでも読者の皆様に少しでも

雰囲気をお伝えすべくシャッターを押してしまったが、 

コーナーコーナーに係の人がおり、注意を受けてしまった。

館内にはほとんど来館者がいなかったのも目立ったのだろうか。

申し訳ございませんでした。

その中で一際目に留まったのがこの有名なポスター。

「グラスを持つ半裸の女性」(大正11年)片岡敏郎・井上木它。

たまたま2週間後に日経新聞で連載している小説「琥珀の夢」

小説鳥井信治郎と末裔伊集院静作 福山小夜画に

このポスターの由来が書かれていた。

「信治郎は、そのポスターをじっと見ていた。女優の松島栄美子が

"赤玉"の入ったグラスを手に何か言いたげにこちらを見つめている。

その表情は以前より艶香が漂っているように思える・・・。

もう一度グラスの中の"赤玉"の血のように赤い色を見た・・・。

実に1年近い歳月をかけて"赤玉ポートワイン"のポスターが完成した。

寿屋洋酒店の第1号のポスターは、その大胆な半裸に映る

モデルの姿と、表情に大評判となり、世間を驚かせた。

日本初のヌードポスターと噂になり、"赤玉"を飲まない人たちからも

ポスターが欲しいとの申し出が殺到した。後にこのポスターは

ドイツで開催された世界ポスター展に出品され、

堂々の第一位を獲得した。日本の広告史で初めてのことだった。

このポスターも時代を感じる。三ツ矢サイダー。横に平野水と

書かれている様に読める。又

全線サイダーとは?三ツ矢サイダーのマークがやけに訴えて来る。

限られた時間でパーと駆け足で見たので印象しか分からないが、

昔のレトロ調の絵、写真は今の日本で失ったものを

現代人に伝えてくる説得力を持っていた。それにしても

キリンビール、カルピス、エビスビール、月桂冠と

飲み物のポスターばかり目立った。広告、コマーシャルの源流は

この業界から始まったのかもしれない。

 

 

大正12年の関東大震災後は、地震の少なかったこと、

首都圏から20㎞の至便性などから、浦和の住宅地としての

評価が高まり、多くの文化人が移り住み、特に

「鎌倉文土と浦和画家」といわれ、多くの芸術家が活躍した。

画家以外にも彫刻家や詩人が居住し、文化人同士の

交流も盛んであった。昭和初期には40人以上の画家が居住し、

絵描き村のようだと報道され浦和アトリエ村とも称された。

代表的な画家としては永田二郎、田中保、寺内萬治郎

(昭和9年浦和にアトリエ、裸婦を描く聖人といわれた)

山田説義、須田剋太、高田誠(元日展理事長)、渡辺武夫、

斉藤三郎、小松崎邦雄。彫刻家の内藤四郎(人間国宝)

詩人の長谷川かな女、神保光太郎、立原道造、秋谷豊。

そして昭和26年に旧浦和市仲町に移住した瑛九。

氏は前衛的な作品、抽象的な作品を多く残した。

6日前にブログ掲載した池田満寿夫にも影響を与えた。

きっと池田満寿夫も浦和に来て、うなぎを食べていたにちがいない。

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