スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

プレステージ カントリークラブ

2017-04-27 06:47:09 | ゴルフコース

東北高速道栃木I.Cから5㎞。1988年7月31日に開場した

戦略性の高いアメリカンスタイルのエグゼクティブゴルフコースだ。

開発したのはSTT開発だったが、今は全国128ゴルフ場を

運営しているPGMホールディングス㈱が経営している。

クラブハウスまでの長い進入路は道の両サイドに桜の木が植えられ、

満開の時は、それはそれは美しい桜回廊になる。

この日は4月3日、2~3分咲きで、残念ながらその美しい桜並木を

堪能することはできなかった。

延べ9600㎡(2900坪)の広さを誇るクラブハウスは

日本でも最大規模。確か設計は久米設計で施工は佐藤工業だったと思う。

ここはバブル経済のちょっと前、旧梓c.cを入札で落札し

アメリカのベンツ&ボーレット社がコース設計をし、

佐藤工業が造成工事を請負った。工事中に現場視察をし

山岳コースをフラットなコースへ造成する大規模な土木工事に

ビックリしたのを思い出す。

クラブハウス前の大きな芝生のサークルの庭の真ん中にある

当クラブのシンボル的彫刻像。プレステージc.cの中には随所に

この彫刻の作者北村西望の作品がある。北村西望は

1884年(明治16年)に生まれた日本の代表的彫刻家で

「長崎平和記念像」などの作品がある。

ご覧の様に迫力のあるエントランスホール。総大理石造りの

大空間でかなりバブリーな造りだ。オープン当初はこの階段は

立入り禁止で、2階へ上がるのに金ピカのエレベーターを使っていたが、

今は逆になっている。初めて来た人はたぶんこのエントランスを見ると

ヨーロッパの宮殿の中に居る様な気になるのでは?

ロビーから先程の彫刻、広大な駐車場を見た1枚。

遠くに桜が咲いているのがわかる。

ロッカールームも広々していてしかもゆったりできている。

ロッカーにはそれぞれ来場者の名前が表示されている。

今では当たり前だが、バブル時代にはこれが一種のステータスな

気持にさせたものだ。

ロッカールームから浴室へ。当コースの脱衣場は扇形の

スペースになっていて、フィックスの大盤ガラスで解放的になっていて、

とても明るい。私はここのスペースが昔から大好きで

脱衣する場所も決まっている。

プレステージc.cの売りの1つにお風呂の前の山を

大きな石で滝にして、全面ガラス張りの風呂から眺められたことだ。

オープン当初はその滝の迫力に圧倒され、プレーの疲れも素っ飛んだが

バブル崩壊後はこの滝を流すのはやめてしまった。

又、いつか是非再開してほしいものだ。

これが脱衣場から見た中庭。STT開発が倒産して

この中庭に限らず、手入れが不充実で荒れていた時期があったが、

ここ最近この庭も手入れ行き届くようになった。

ロッカールームからホールへ行く途中のニッチの中に、

かわいらしい北村西望の作品「笑う少女」の像がある。

他にもこんな感じの作品が随所にある。

大理石の向こうに見えるトイレもゴージャス。

トイレの中にも西望の彫刻がある。

36Hのコースだけにダイニングルームはびっくりする程広い。

そしてガラス越しには美しい緑の風景がいっぱい広がる。

床の深いグリーン色のジュータンも大変気に入っている。

パーティールームも2タイプの凝った内装、造りになっている。

上の写真は東ウィング京風造りの粋を集めた

「一文字、二文字の間」「三文字の間」「都大路の間」があり

和の空間のしつらえとなっている。下の写真は最大200名収容の

「ゼウスの間」とにかく広い。今回もほぼ貸切りの

チャリティコンペの為この部屋を使った。

プロショップもデパートのゴルフグッズ売場に引けを取らない程の

豊富な商品ラインアップ。

コースから見たクラブハウス。優雅さの鼓動、

気品の殿堂というキャッチコピーもこの姿を見ると頷ける。

さー、プレースタート時間だ。一斉にキャディさんが

ゾロゾロと出勤。最近は派遣が増えてきて

以前付いたキャディさんはなんと福島県郡山から、

この日のキャディさんも那須から来たとか。

ゴルフ場の経営環境も大きく変わり、運営には苦労が多いのだろう。

練習用の大きなパッティンググリーンが2つあり、

アメリカンスタイル特有のベント芝ワングリーンでポテトチップス

みたいにうねっている。パッとが好きな人には、

戦略性があって大いに楽しめる。

オープン当初、ここで日本プロ、日本プロマッチプレー選手権の

トーナメントが開催され、日本プロでは全盛時代の

尾崎将司が優勝した。この橋とは違うが西コースNo.18の

ロングホールに懸けられた橋を優勝記念して「ジャンボ橋」と命名した。

クラブハウス2階のダイニングルームから撮った

各最終ホールを囲んでいる池。フラットで広々したホールと

池の風景はウットリする程美しい。

東コースNo.8のロングホール。プレステージc.cは全体的には

フラットコースだが、いくつかNo.8の様に打ち下ろしの

ホールもあって楽しめる。コースレートは73、2。

 

 


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