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福岡のハングル検定準2級建築士[ちゃん]のブログです
일본 규슈 후쿠오카현 구루메시민 "창"의 블로그입니다
 




 12月25日・クリスマスの朝は、富山の温泉地・宇奈月で迎えました。
 窓を開ければ、眼下には地鉄・トロッコの駅と、雪を頂いた山々。時間は朝7時。ちょっと寒そうだけど、朝の散歩に出てみました。


 寒いながらにも、外気は爽やか。ツェルマットの朝を思い出す…なんて言ったら、「かぶれ」かな?でも、今年2月に吸ったスイスの空気以来の爽やかさだったのは、間違いないです。
 朝の、人気のない駅。温泉噴水が、モクモクと湯気を上げていました。


 駅のホームには足湯があり、由布院駅を思い出しました。宇奈月温泉駅では、入場券を買わずとも外から入れるのはいい配慮です。


 雪山を見ながらの朝風呂を浴びて、朝食会場へ。富山の味覚がずらりと並ぶ、ホテル自慢のビュッフェです。あれもおいしい、これもおいしいと手を伸ばしていたら、朝から お腹いっぱいになりました。


 せっかくの温泉地、11時前の列車までゆっくりしようと計画を立てていましたが、大幅に繰り上げて9時の特急で、宇奈月を離れることにしました。
 理由の一つは、昨日見られなかった富山市ガラス美術館に行くため。そしてもう一つの理由が、9時発の特急が観光列車・アルプスエキスプレスだからです。


 元は、西武鉄道で特急レッドアローとして活躍した名車。外観はロゴを入れられたくらいで、大きな変化はありません。東京からの観光客だと、懐かしく感じるのでは。


 しかし車内は一新。九州でお馴染み、デザイナー・水戸岡鋭治氏の手で大改造されています。
 自由席の1・3号車には、コンパートメント席を新設。




 そして指定席の2号車は、水戸岡ワールド全開。九州の観光列車でも見かける形の、書棚を組み合わせたくつろぎの空間が展開されていました。


 客室乗務員が乗り込み、ビュッフェカウンターのサービスもあります。コーヒーが200円と、値段はなかなかお手ごろ。


 しかし旅の醍醐味は、朝から開けるコレでしょう。観光特急だから許される、贅沢な時間。まわりの観光客も、やることは同じです。
 指定席に乗るには、特急券210円に加え、指定券の220円が必要。そんなに高くない気もしますが、地鉄は運賃自体が高めなので、1時間の宇奈月~富山間に2,090円となかなかな金額になります。


 天気は回復の兆しが。田園風景の中に、立山連峰が見えてきました。


 窓枠を通して見れば、一幅の絵のようです。


 地鉄には、レトロな雰囲気あふれる駅が多いです。


 1時間の旅路はあっという間で、電鉄富山駅着。窓向きの席から、のんびり景色を眺められて、楽しい時間でした。


 目的地は決まっているので、さっそく電停へ。企画きっぷの広告看板が立っていました。なになに、年末年始のうち7日間地鉄電車に乗り放題で、2,500円ですと!?
 この3日間で地鉄電車に投じた運賃より、数百円は安い!よく調べてから来ればよかった…。


 路面電車で、1日ぶりの富山キラリへ。環状線のセントラムと合わせて撮ると、なんだか未来都市を見ているかのようです。


 ガラスの街を標榜する、富山市を象徴する美術館。常設展の入場料は200円と、良心的です。展示室は撮影禁止。6階のグラスアートガーデンは撮影OKだけど、公開はNGとのこと。
 硬いガラスならではの質感を生かした作品あり、ガラスとは思えないふわりとした造形の作品あり。ガラスの可能性は、想像以上のものでした。


 2階のFUMUROYAカフェで一休み。図書館と同じく、明るいながらも、木の色合いで落ち着ける空間です。


 金沢の不室屋さんが経営する、県外資本のお店。加賀棒茶は、ポットで出てきてゆっくり味わえます。付け合せの麩菓子がまた美味しくて、お土産も求めてしまいました。
 交差点にあり、行き交う電車を眺めながら休めるのも、また格別な気分です。


 「あいの風とやま鉄道」に乗り、富山を離れます。新幹線開業に伴う、JRからの経営分離で生まれた三セク鉄道は、いつ乗っても混んでいる印象が。今日も2両編成の電車は、補助席まで満員でした。


 高岡駅で、城端線に乗り換え。本線格の北陸本線は三セクに転換されましたが、支線格の城端線・氷見線はJRとして残りました。
 やって来た列車は、新幹線開業に伴い生まれた北陸の観光列車群の一つ、ベル・モンターニュ・エ・メール。長い列車名はフランス語で「美しい山と海」を意味するのだとか。「べるもんた」なる短い愛称もあるので、以下べるもんたと表記します。


 べるもんたは、在来のキハ40形式の改造車です。しかも通勤時間帯には普通列車にも運用されるため、山側の座席はオリジナルのボックスシートのまま。ロングシートもあります。


 ラッシュに備えてつり革も。木製の握り輪に、吊り部分には伝統工芸品も仕込まれた、おそらく日本一 手間暇のかかっているつり革だと思います。
 編成は1両きりで、運転扱いをするのは運転士一名のワンマン運行。お値段も安く、指定券520円の追加だけで乗れます。快速なので、青春18きっぷでもOKです。


 海側の席は、窓を向いたカウンター。窓も大きく取られ、日曜日の城端線では立山連峰、土曜日の氷見線では富山湾の眺めを楽しめます。広いテーブルは、通学時の勉強もはかどりそう。
 高岡駅の発車時には3割程度の乗車率でしたが、新高岡駅で新幹線の乗り換え客を受けて、7割くらいの乗りになりました。


 車両の後方では、べるもんたのウリの一つである、軽食の準備が進んでいます。お弁当でも、スイーツでもないそのメニューとは、富山湾の鮨!
 板さんがネタケースを持ち込んで、その場で握る、ホンモノの握りたて鮨です。


 そうそう、マツコの番組で観光列車特集があった時、この板さんも出演してましたっけ。なぜかガリの方が絶賛されていたような(笑)。
 列車には板さんのサポートや、ボランティアの沿線ガイドさんも乗り込んでおり、わずか1両の列車にスタッフが6人という体制です。


 列車に揺られていると、ぷち富山湾鮨セットが運ばれてきました。5貫で2千円となかなかなお値段ですが、動く列車内で握られたものなんだから、そのもの以上の価値がありますよね。国内で同じ経験ができるのは、「ななつ星」くらいでは?
 味ももちろん、とろけるおいしさでした。

 鮨の予約はJRの窓口ではできず、VISIT富山のホームページで別途予約するシステム。当日でも余裕があれば注文できるそうですが、ひと手間かけてでも予約しておいた方が安心です。


 列車は、沿線を代表する街、砺波へ。大歓迎の人波が迎えてくれました。
 今回は通過するだけの砺波。チューリップの産地として有名で、GWには盛大なチューリップ祭も開かれるとか。社会科の授業で習ったその場所に、行ってみたいものです。


 さらに田んぼの中では、歓迎の人…と、かかし?


 出発から40分、終点・城端が近づいてきました。雨晴海岸という景勝地を持つ氷見線に比べ、車窓は地味な印象がある城端線。そんな中でもハイライトの一つ、立山連峰は、最後まで全貌を見せてくれませんでした。


 城端駅に到着。木造平屋建てで、古いけれども人手の温もりが感じられる、好感が持てる駅舎です。


 折り返し時間は、わずか9分。駅舎内は、特設のお土産屋さんに早変わりです。
 1日の乗客が300人にも満たない駅が、ひと時にぎわいます。べるもんたの運行開始は、駅の存在感を地元にアピールする機会にもなっているのかもしれません。


 帰路の高山行きべるもんたは、新たな乗客も加えてほぼ満席状態になりました。僕自身も、当初はきっぷを抑えらず、キャンセルを待って指定券を入手しました。
 某近鉄系の、団体さんのツアーに組み込まれていたようです。指定券を持たない飛び込みの夫婦もおり、ロングシートが活躍します。


 帰路は、沿線の地酒3種の飲み比べセットを2つ、押さえておきました。6銘柄から3つを選ぶシステムなので、2セット頼めば制覇できます。1セット1,500円で、鮨と同様、ホームページで予約しておけば安心。
 個人的には、苗加屋が好み。酒蔵は城端線の駅から近く、蔵の見学も受け入れているとか。次回訪問時の楽しみが、また増えました(笑)。


 下り列車では、車外から手をふるだけだった砺波の中学生たち。上りでは停車中に乗り込み、差し入れしてくれました。どこにでも売っているような小袋のお菓子だったけど、気持ちが嬉しいですね。
 心はぐっと砺波に捕まれ、沿線の広告塔としての「べるもんた」の役割は、少なくとも僕に対しては充分果たせていました。


 1日2往復の「べるもんた」。今日の運行はこれにて終了ということで、鮨カウンターでは撤収作業が始まりました。夕方の通勤列車では、出入り口になる部分なので、終点を前に片付けておかなくてはならないのです。


 新高岡駅では団体さんを降ろしたと思ったら、1駅間だけの体験乗車の家族連れが乗ってきて、賑やかなまま高岡駅に到着。
 駅についてからも、撤収作業は続いていました。大変なお仕事のおかげで、富山の味覚を堪能できました。ありがとうございます!


 高岡駅から富山駅までは、あいの風富山鉄道~IRいしかわ鉄道の直通電車で。やはり2両の電車は満員で、先頭の補助席に居場所を求めました。
 ドアは半自動扱い。補助席に座っていると、いきおいドアボーイを買って出ることになります。


 金沢駅に到着。もてなしドームを見ると、ああ金沢に来たという気分になります。
 夜の福岡行き飛行機に接続するバスまでは、1時間半の余裕が。しかし市内へ観光に出るには、時間が足りない感じです。


 そこで未訪の地、小松の駅前を探検してみようと、北陸本線の下り電車に乗車。あいの風やIRで乗り慣れた、521系電車の「本家」JR西日本バージョンの4両編成でした。
 約30分、立派な高架の小松駅で下車。


 さすがは世界のコマツの本拠地。駅前東口には、超大型ダンプがどんと展示されています。夜は遠巻きに眺めるしかないけど、ライトアップされた姿もまたきれいです。








 そしてモノづくりの街にふさわしく、サイエンスヒルズこまつ・ひととものづくり科学館なる立派な施設も。科学館は夕方までだったけど、公共スペースは開放されていました。


 繁華街は西口。企業城下町だけあり、ビジネスホテルやチェーンの居酒屋が林立しています。イルミネーションもきれいです。


 小松駅から小松空港までの路線バスは、20分毎の頻発運行。しかも駅からは、わずか12分という距離で、街に近い空港という印象でした。
 金沢から東京は北陸新幹線の圧勝といわれるけど、小松だとまだまだ飛行機の方が有利なのでは。敦賀延伸時には、また新幹線優位に動くのでしょうけど。


 離陸の1時間半前に空港到着。どことなく、昭和レトロなイメージがただよう空港です。
 金沢カレーの夕ご飯を食べて、お土産を選んで、ラウンジでのんびりして疲れを癒しました。明日からは仕事…。


 機体に問題が見つかったとかで、搭乗時間が少し遅れました。


 飛んでしまえば、1時間と少しで福岡へ。タラップを降り、ターミナルまでは乗り慣れた西鉄バスで移動です。非日常感たっぷりの旅でしたが、空港で早くも、気分は日常に帰って来てしまいました。

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 席に戻り、ランチの残りに手を付けました。もともと冷めてもおいしいお弁当仕様なので、時間が経っても変わらない味です。
 ベルニナ急行を思い出しながら、地ワインも1本。地元・上越の岩の原ワイナリーの、オリジナルブランドでした。


 デザートは3種。味の薄い順に、左から右に食べていくのがおすすめとのこと。うーん、濃厚でおいしい。オリジナルの雪室コーヒーとも、よく合います。

 ところで、洋食コースの日と和食コースの日がある、雪月花の冬季運行。次回の和食コースは、年明けの1月8日の予定です。しかし担当していた糸魚川の鶴来家 さんは、糸魚川の大火で、全焼の被害に遭いました。
 店の営業再開の目途は立っていないようですが、雪月花のお弁当だけは対応できるよう、準備を進めているとのこと。すごいですね。洋食コースのおいしさには大満足だったけど、次回は和食で乗ってみたいものです。


 列車は終着駅の上越妙高駅を、一旦通過。「皆さまには新幹線で13分の区間を、4時間かけて旅していただいております」との車内放送に、車内から笑いが。贅沢な時間の使い方だと思います。
 そのまま妙高高原駅方面に走り、勾配を登って、二本木駅へ。スイッチバック式の駅です。


 ポイントを雪から守るスノーシェルターに頭を突っ込んだ列車は、折り返して駅のホームへ。地元の皆さんが、手を振って歓迎してくれました。
 2号車のハイデッキ個室からは、スイッチバックの様子も席に座ったまま、手に取るように分かる…んでしょうね。15,000円の別途料金がかかる席ですが、最大定員の4人で割れば、一人当たり3,750円。グループで利用してみたい席です。


 二本木駅の待合室では、即席物産販売会が。通常運行時も、二本木では時間が取られており、おもてなしとスイッチバックの駅を楽しめます。


 通常運行時はこの先、妙高高原駅まで行ってから上越妙高へ折り返すのですが、冬季運行では二本木で折り返しです。
 厳しい冬の環境下、遅延が起きては遠来からの観光客に迷惑がかかってしまうので、冬季運行には慎重だったと聞きます。豪雪地帯を避けたり、悪天候時の「Bコース」を準備したりといった工夫は、その答えなんだと思います。


 コース終盤には、おみやげの配布が。お米2合とオリジナルコーヒーから選べたので、2人で分け合ってみました。お米はちょっと重いけど、家でも新潟の土地の恵みを楽しんでみたいと思います。
 おもてなしと、手作り感が心に残った冬季特別運行。今年は雪が遅く、雪国の風情に触れられなかったので、また豪雪の時に乗ってみたいです。


 心もお腹も大満足の4時間の旅を終え、上越妙高駅着。乗客を見送った列車は、すべてカーテンを閉ざしてしまいました。舞台裏を見せない配慮でしょうか?クルーの皆さん、お疲れ様です。


 富山方面への新幹線は、雪月花到着4分後の発車。乗り換えには厳しく、放送でも1時間後の列車が案内されていました。同乗していたトキ鉄の社員さんも、「なんせ第三セクターなんで…」と恐縮しきり。
 急ぐのも嫌なので、大人しく1時間後の新幹線を待ちます。駅周辺に何もないと聞いていた上越妙高駅だけに、どう過ごそうかと思案。駅そのものは立派です。県産材で組まれた、「もてなしドーム」。


 「光のテラス」からは、闇に溶け行く妙高連峰を見渡すことができます。


 エントランスは、ホールへの大階段のよう。駅内には食事処や物販所も充実していて、雪月花を降りた皆さんも思い思いの時間を楽しんでいる様子でした。
 ただ、すでにお腹いっぱいなので、食事処に入る気もせず、何もないと聞いていた駅前へ。


 何もない、なんてことはなく、コンテナ商業施設「フルサット」が明かりを灯していました。
 クリスマス企画で、二人組(カップル、夫婦に限らず)で来た人には各店舗でサービスもあるんだとか。お腹はいっぱいなので、立ち飲み屋の「ご当地ソウル」に入ってみました。


 ずらっと並んだ、地酒メニュー。特典で、1杯ずつサービスしてくれるそうです。お腹いっぱいなのでお酒だけでもよかったけど、タダ飲みになってしまうので、おつまみを1品だけ頼みました。
 それでも400円で酒2杯+つまみなのだから、申し訳なくなります。


 馬上杯で出てくるのも嬉しいですね。
 店主は不在でしたが、店番の女の子もお客さんにだいぶ「鍛えられて」いるらしく、馬上杯のいわれも詳しく教えてくれました。


 立飲みのお店なのに、常連さんからは椅子を置いてほしいという、店のコンセプトを揺るがしかねない(笑)要望も出ているとか。12月31日には、オールナイト営業の予定もあるそうです。
 新幹線駅前の観光施設のはずなのに、地元からの支持も熱い様子。新幹線開業前から脇野田駅として存在していた駅であり、駅前の街にとっても待望の飲食店だったんでしょう。観光客としても、地元の空気に紛れ込めたような気がして楽しめました。


 持て余すかなと思っていた1時間は、あっという間。昼からシャンパン、ビール、ワイン、日本酒とチャンポンが続き、ほろ酔いの頭をぶつけないよう注意しながら、富山方面の「はくたか」に乗りました。
 株優の「魔法」は解けてしまったので、定価での乗車。ずいぶん高く感じます。


 雪月花でたどった道を、あっという間に糸魚川まで戻り、さらに1駅乗って黒部宇奈月温泉駅で下車。


 駅内にはあちこちに生花が。うるおいのある駅は、いいですね。


 黒部市の、そして立山観光の拠点として、駅前整備にも気合いが入っています。
 黒部のトロッコ電車がライトアップされていました。


 バスロータリーの風よけが、ガラスではなく膜構造なのは目新しいところ。照明を当てればきれいだし、悪天候時には破損防止のため、たたんでしまえる実用性もあります。


 周囲は真っ暗闇の中、地域観光ギャラリーは19時まで明かりを灯し、遠来の観光客を出迎えます。


 駅名から、宇奈月温泉は至近のようなイメージを抱きますが、実際は地鉄(富山地方鉄道)の電車に乗り換え、20分少々の道のりです。大手のホテルなら送迎もあるそうですが、僕らは電車でGO。
 地鉄も地元の電車なので、必ずしも新幹線との接続がいいわけではありません。


 元京阪特急の、クロスシートに揺られます。勾配を登り、次第に山深くなっていく感は、闇の中でも分かりました。


 終点、宇奈月温泉駅着。かつては名古屋や大阪からの直通特急も走った、一大観光地です。
 夜7時前なのに、旅館の番頭さんが何人か出迎えに来てました。昭和レトロな駅舎の雰囲気も相まって、昔ながらの温泉地の風情を感じることができます。


 温泉噴水。寒いので、飛び込みたくなります。


 今夜の宿は、駅から至近のフィール宇奈月。同じ価格帯なら、温泉街の大きな旅館も選べたのですが、源泉かけ流しにひかれて こちらを選びました。
 3連休ながら、朝食付きで1泊1部屋14,040円でした。


 室内は、正しい日本の温泉ホテル。布団の上げ下ろしはセルフサービスです。


 窓の外は、昨日に引き続きトレインビュー。
 乗り降りする人も少ない深夜(といっても8時前だけど)の地鉄の駅や、冬ごもりでシートをかぶせられたトロッコ電車も一望できます。


 温泉街に出てみたものの、人通りはほとんどありません。ライトアップされた宇奈月公園にも、人っ子一人いませんでした。しばれる北陸の冬、みんな温かい旅館でぬくぬくと過ごしているんでしょう。


 イルミネーション輝く足湯には、何人か集まっていました。


 別府以外にも、杉乃井ホテルがあったとは!ニューオータニを買収し、昨年杉乃井ブランドになったのだとか。アジア圏からの集客力もありそうですね。
 輝く杉乃井と対照的に、廃墟と化したホテルも点在し、少し寂しい雰囲気もあった温泉街。新幹線開業で宿泊客は4割増と聞きますが、より上向きますように。


 クリスマス・イブの夜ではありますが、ランチでお腹がいっぱいなので、ラーメンで〆ることに。


 寒い夜道を歩いてきた身には、ありがたい温もりでした。
 宿に帰って、かけ流しの湯を、のぼせるまで堪能。ほかほかの体で布団を温め、おやすみなさい。

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 12月24日の朝は、富山の市内で迎えました。窓の外から聞こえる路面電車の車輪の音が、目覚まし代わりです。


 富山市内の主要ホテルに泊まると、路面電車が2回、半額になるチケットを貰えます。ドイツ・フライブルグのホテルを思い出しました。
 1乗車100円なら、ちょっとした距離でも乗り試そうという気になるもの。さっそく朝ごはんを求めて、半額券を手にまちなかへと向かいました。


 西町で下車。電車通り沿いのドイツ式ベーカリーで、路面電車を見ながら朝ごはんにしました。
 早朝から勉強に精を出す学生さん、年賀状を書きながらコーヒーを飲む紳士。それぞれの朝の時間が過ぎていく、街角のひとときです。


 西町電停前に昨夏オープンした、TOYAMAキラリへ やって来ました。大和百貨店跡地、まちなかの角地に立つ複合ビルです。
 ちなみに大和百貨店は富山から撤退したわけではなく、通りの向いへ移転しています。移転後の売上も堅調とかで、なにより。


 富山中央銀行の本店やオフィスも入居していますが、「核テナント」と言えるのは、富山市立図書館とガラス美術館。いずれも、既成概念を打ち破る公共施設に仕上がっています。


 2階へ上がり、振り返った来館者を驚かせる、5層に渡る吹き抜け。それも斜めに抜けていく、見たこともない吹き抜け方です。
 目に飛び込んでくる、幾重にも重なる木とガラスと質感。エスカレーターの手すりのゆらゆら揺れる輝きが、「キラリ感」を倍加させます。


 天井がなく、外からの光が差し込む閲覧室。書架も軽やかで、図書館にありがちな重い空気とは無縁です。


 閲覧スペースはカフェのよう。武雄市図書館のようにスタバのコーヒーを飲みながら…とはいきませんが、蓋ができる容器であれば、飲み物を飲みながらの閲覧もOKとのこと。
 ひがな1日、好きな本を読みながら過ごしてみたい!


 雑誌コーナーの充実ぶりも目を見張ります。ざっと見て7割超の雑誌には、カバーに企業広告が。広告費を雑誌購入費に充てる、いわゆる「雑誌カバー広告」です。
 薬剤師のヨメさん曰く、薬学関係の雑誌の中には、普通の地域の図書館には置いていないようなものもあるとか。さすが、薬の富山です。


 路面電車関係の本のコーナーがあるのも、さすが富山と言えるかも。
 キラリ富山には第一銀行以外、駐車場を設けていないのも、富山らしいです。公共交通の利用促進という方向性に、ブレがありません。


 6階から2階を見下ろした図。これもまた、見たことがない新鮮な角度ですね。
 1時間半を確保していたのに、図書館だけで時間を使い果たしてしまいました。ガラス美術館を見るため、再訪せねば。


 後ろ髪をひかれながら、市内線の電車で富山駅へ向かいます。時刻表上では5分毎と案内されている市内線も、年末とあってそれ以上の頻度で運行されているようです。
 電車の混雑はさほどでもないのに、頻繁に走っているのにも感心。輸送力だけ見れば今の2/3の本数でも充分そうだけど、おかげで利便性と快適性が高まっています。


 富山から糸魚川までは、北陸新幹線「はくたか」で瞬間移動。株主優待券のおかげで、博多から糸魚川間までは運賃・料金が半額です。
 博多はJR西日本エリアの端に位置するので、株優の使い出があります。


 右手に立山連峰、左手に日本海を望む北陸新幹線の車窓は、富士山に次ぐ新幹線の絶景だと思っています。
 残念ながら立山は雲の中でしたが、冬らしい日本海の荒波は望むことができました。


 やがて新幹線は糸魚川へ。この前々日、駅前は大火に見舞われ、昨日夕方4時半の鎮火からは、1日も経っていません。車内からは、まだところどころで煙が上がっている様子も見えました。




 駅周辺では早くも、金融機関や行政の支援体制が立ち上がりつつあり、心強いです。3連休や年末休暇を返上で働く方々に、敬意を表します。


 さて糸魚川からは、えちごトキめき鉄道が満を持して送り出した観光列車に乗り込みましょう。その名を、「えちごトキめきリゾート・雪月花」と称します。
 赤い車体に、天井まで回り込んだパノラマ窓の外観は、スイスの観光列車を思い出しました。


 車内からの開放感もバツグン。1号車はカジュアルな色彩で、窓に向いて車窓を楽しめます。


 そして僕らの2号車は、テーブルを挟んで大きなソファが向かい合う、レストラン風の配置。開放感もいいけれど、トンネルに入った時のムードもなかなかです。
 これはスイスの観光列車以上かも…


 デッキ部分は、地元の特産品である安田瓦。列車の中とは思えません。雨模様だったこの日、防滑性と吸水性を いかんなく発揮していました。
 全国各地に派生しているグルメ観光列車の中でも、雪花月は唯一、既存車両の改造ではない完全な新造車。完成度は、抜きん出ているように感じました。


 同じ安田瓦が敷かれたカフェバーには、アテンダントさんが常駐。日本酒、ワイン、生ビールから、沿線の特産ジュースまで各種揃ってます。
 ちなみに、車外で買った飲食物の持ち込みは「禁止」とのこと。単体で収益を上げねばならない、ローカル私鉄の観光列車なので、仕方ないですよね。


 糸魚川を静かに発車した「雪月花」の旅は、おしゃれにウェルカムドリンクから始まります。オリジナルのシャンパンは、ちょっと甘めの味わいです。
 グラスは車内でも簡単に扱えるよう樹脂製ですが、上質な感じで安っぽくありません。家用に欲しくなりました。


 そしてテーブルには、今日のランチが準備されていました。ミシュラン2ツ星レストランのシェフが監修した、洋食のお重です。
 温かいのは食前のスープだけなのは残念、と思っていたのは最初だけ。メインの肉、魚だけではなく、サンドイッチやディップのバケットまで、一つ一つの うまさに驚き、笑顔になりました。


 カフェバーの生ビールサーバーは、手入れの丁寧さにキリンのスタッフが驚いたという逸話付き。確かにスッキリと口の中を通り抜けていく、雑味のない「うまい生」でした。それだけに、プラのグラスではない本物のグラスで飲んでみたかった!


 車窓には、荒々しい日本海の姿が。見ているだけで寒くなりそうな車窓もごちそうに、ぬくぬくと食事を楽しめるのだから幸せです。
 海沿いのローソンは、世界一海に近いコンビニ…に、車掌さんが認定しているそう。車掌さんは落研出身とかで、先々でもウイットの効いた案内が続きました。


 列車は頸城トンネルへ。新幹線開業までは大幹線の一部で、改良が続けられてきた結果生まれた、延長が11kmにも達する長大トンネルです。
 列車は最高速度で駆け抜けていきますが、トンネル内の駅・筒石では徐行運転に。駅員さんが手を振っていました。駅舎からホームまでは280段の階段があり、ホームに降りてくるのも一仕事。お疲れ様です!


 トンネルを抜ければ、また日本海。ランプシェードが映るパノラマ窓に広がる日本海は、トワイライトエクスプレスのサロンカーの再来です。


 直江津駅に到着。ここで列車は進行方向を変え、日本海ひすいライン(旧北陸本線)から、妙高はねうまライン(旧信越本線)へと進みます。
 

 昔ながらの広い駅のホームでは、駅弁の立ち売りが。全国的にも数少なくなった、鉄道文化の一つです。しかし御馳走が続いていて、食指が動きません。
 このお弁当だけは「持ち込み可」なので、食事なしコースがある通常運行時には、もっと多くの人が買い求めるんでしょうね。


 糸魚川から1時間、直江津から10分で高田駅着。高校生と地元の方が歓迎してくれました。
 高田では1時間半停車し、冬の特別運行限定の「雪国の雁木通りツアー」が行われます。


 駅前に集合して、1号車、2号車に分かれてツアー開始。駅前付近を歩いてみて回る、街歩きツアーのような形です。


 駅前にも立派な雪覆いがかかっていますが、これは雁木ではなくアーケードとのこと。


 駅前通りから脇道に入った、住宅街に続く雁木。家々の軒を伸ばし、歩道状にしたものです。これで雪の多い日も安心して歩けます。
 雁木部分は公道ではなく、各々の家の一部分。なので隣り合う家の間には、段差がある所も多くあります。また私有地のため、固定資産税もかかってるんだそうです。


 雁木の屋根裏?には、雪下ろし用のシューターも。今年は雪が降ってもいないけど、豪雪期の苦労が察せられます。


 雁木通りの家々の敷地は、ウナギの寝床のように長細いものが多いです。屋根に飛び出た明り取りの窓は、家の前が雪で埋まっても陽の光が入るようにした工夫だとか。
 ガイドさんの説明の合間に、別のおじさんからも解説がちょいちょい入ってきます。知識は確かなおじさん、なんとトキ鉄の社長さんなんだとか。雪月花にかける思いが伝わります。


 町屋交流館・高田小町へ。もちろん雁木もあります。


 室内では、高田の町屋で特徴的な吹き抜けや、中庭の土蔵なども、よく見ることができます。


 高田のみなさんからの、おもてなし。あったまった~


 さげもん!


 約1時間少々で、高田駅へ。4時間弱の全行程の中での街歩きは、変化があって楽しいひと時でした。
 特急「しらゆき」を先行させ、追うように雪月花も発車。コース後半が始まります。

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 福井~東京間は、北陸新幹線経由でも東海道新幹線経由でも、時間がほとんど変わりません。そこでJR福井駅で盛んにPRされていたのが、「ぐるっと一周きっぷ」。
 この名前の企画乗車券があるというわけではなく、東京に行く際には往復でルートを変え、福井~金沢~東京~米原~福井の片道乗車券にすれば安くなるという、「知恵の伝授」の広告です。なかなか珍しいPR手法だと思います。


 福井から金沢へは、米原からの特急「しらさぎ」で。サンダーバードで乗った683系より、一つ先代にあたる、681系電車でした。


 車内は「しらさぎ」転用時にリニューアルされたようで、くたびれた感じはありません。683系よりも車内の照明の使い方がゴージャスで、好きな車両の一つです。


 北陸新幹線開業で、関西から富山への直通特急がなくなったのは不便な点の一つ。金沢駅で乗り換え改札を抜けて、新幹線のホームへと上がります。
 金沢~富山間の新幹線特急券は、自由席でも1,840円かかるので、乗車券のみの1,220円で済む「平行在来線」に乗るか、思案のしどころ。ただ今回は、JR西日本の株主優待券を利用しているので、新幹線の特急券も半額。ぐっとハードルが下がりました。


 先発の東京行き「かがやき」(右)には自由席がないので、続行する富山行き「つるぎ」(左)に乗車します。


 富山までわずか2駅、58.6kmを結ぶショートランナー「つるぎ」は、開業前にはシャトル便と仮称されていた列車です。


 8~10号車の指定席と、12号車のグランクラスは券の発売はなく、自由席は1~4号車のみで「はくたか」と同じです。短い距離でもあるので、全席自由席でも良さそうな気もするのですが。


 わずか23分で富山駅に到着。
 新幹線開業から2年近く経つ富山駅は、在来線の高架化工事中。反対側の北口に出る自由通路も整備中なので、乗り換え改札で通行証を受け取り、在来線の跨線橋を経由して北口に抜けられる、便宜的な措置も採られています。


 その北口のシンボルロードは、イルミネーションで飾られていました。木々をくぐるように走り抜けていく富山ライトレールの電車も、いい風景です。


 歩いて10分少々、環水公園まで出てきました。寒い中、公園内にはぎっしりと人が集まっています。そのお目当ては…


 環水公園スイートクリスマス2016の、クリスマスファンタジア花火! 公園のイルミネーションを背景に、音楽に合わせて打ち上げる、冬の花火です。


 輝く天文橋からのしだれ花火は、環水公園ならでは。
 この日の夕方の降水確率は100%で、ほぼ諦めていたのですが、花火の前後だけは雨が止み、10分間の光のショーを楽しむことができました。富山市民の、日頃の行いのたまもの!?








 花火の後は、イルミネーションを見ながら散策。昼間も、嫉妬するほど美しい公園なんだけど、夜の美しさもまた、ひとしおでした。


 駅に戻り、地下道を黙々と歩いて駅南口へ。駅前通りの、回転ずし屋さんの暖簾をくぐりました。


 回転寿司とはいえ、天然のいけすとも呼ばれる富山湾を伍する富山だけに、魚の新鮮さはさすが。新鮮さゆえに酢を控えめにできるというシメサバも、ホタルイカの沖漬けも、地酒もうまかった!


 新幹線開業と同時に、駅前へ乗り入れを果たした路面電車で、中心街へと向かいます。
 環状線は、開業と同時に導入された2車体連接の低床車「セントラム」が専従のイメージでしたが、通常は他線に入っている「サントラム」が運用に加わっていました。セントラムは他線で動いており、車両検査に伴う代行でもなさそう。なんでだろう?


 コンビニで買い物を済ませていると、環状線の次発の電車が。今度はセントラムでした。


 ぐるりと市街地を巡る環状線は、市内見物にも最適。ライトアップされた富山城址も、暖房の効いた車内から眺めることができます。


 ホテル近所の桜橋電停まで乗り通すつもりでしたが、グランドプラザのイルミネーションがきれいだったので、きまぐれ下車。
 グランドプラザは、百貨店と商店街に直結した全天候型の屋内広場です。イルミの下にはスケートリンクが貼られ、まちなかスケートを楽しめるようになっていました。曜日によっては学生さんは無料だとか。


 冬の街を歩き、桜橋の富山マンテンホテルにチェックイン。露天風呂やサウナもある大浴場と、湯上りスペースにある生ビール(300円!)がお気に入りで、昨春に続き2回目の利用です。
 鉄っちゃん的には、部屋からのトラムビューも魅力の一つ。


 地元ローカルニュースでは、さっき見た環水公園の花火が。富山の夜を満喫できた、冬の夜でした。

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 年末年始は大人しく過ごす代わりに、その前のクリスマス3連休は、北陸方面へ出かけることにしました。
 1日目は福井と富山の路面電車を巡り、2日目はレストラントレイン「雪月花」でランチ、3日目は観光列車「べるもんた」で富山の寿司を楽しむ2泊3日の行程です。


 12月23日。博多までは新幹線を使うつもりだったけど、早く駅に着いたので、在来線へ転身しました。まずは快速電車に乗って、鳥栖で「かもめ」に乗り換え。通勤客はいない連休でも、お出かけの人でデッキまで満員です。
 でも立ったおかげで、新幹線日帰り2枚きっぷ2,460円の予定が、有明2枚きっぷ1,740円で乗れ、差し引き720円の節約に成功しました。


 博多からは、新幹線で一気に新大阪へ。2列シートの「みずほ」か「さくら」をチョイスしたい区間ですが、時間が合わず東京直通の「のぞみ」にしました。
 博多発時点では余裕があった車内も、広島ではほぼ満席に。中国地方から東京方面への流動の太さは、たまに直通「のぞみ」に乗ってみないと分かりません。


 新大阪で、「サンダーバード」に乗り換え。車内販売がないのは分かっているので、売店でお弁当と、しっかり「燃料」まで確保しておきました。
 リニューアル編成を期待していたけど、やって来たのは未施工の683系。681系のモデルチェンジ型なので新しいイメージのあるこの形式も、もう15年選手です。車内も少し、くたびれてきたように見えます。


 サンダーバードも満席状態で、さすがは3連休。海側だったので、琵琶湖の車窓はあまり楽しめません。
 代わりに?現れたのが、大きな虹。高架の湖西線からは、虹の根本までよく見渡せました。


 武生駅で下車。ショッピングセンターの脇を歩くこと数分、福井鉄道の越前武生駅にやって来ました。福井鉄道は3月、えちぜん鉄道との相互直通運転を開始したのが、今年の大きなエポックです。
 さっそく券売機で、えちぜん鉄道方面のきっぷを買おうとしたところ、あれれ、口座がない…。直通のきっぷは、窓口販売に限られていました。


 直通急行には2社の低床電車が使われており、14時14分発の電車は、えちぜん鉄道のL型電車でした。黄色くて丸っこい外観には、愛嬌を感じます。


 愛称は「ki-bo(キーボ)」だそうです。


 もともと郊外電車の福井鉄道が、名鉄の路面電車の中古を購入して車両を刷新したのは2006年。福井市内の路面区間に合わせて、郊外の駅もホームが切り下げられました。
 各駅には、高いホームだった頃の名残りがあちこちに。改札から階段を下らなければならない駅もあり、バリアフリー化の観点からは課題も残っていそうです。


 郊外区間は急行運転で飛ばし、路面電車らしからぬ走りを見せます。ヨーロッパ各国のLRTに近い感覚です。
 市街地の路面区間に入ると、しっくりきた感じ。路面区間の電停も立派な上屋付きになっていて、悪天候時には助かりそうです。


 2両連接のki-boに対し、福井鉄道の低床電車「FUKURAM」は3両連接。角ばった車体はシャープなイメージで、ki-boと好対照です。
 乗っていた電車の乗客は少なく、2両で充分でしたが、すれ違うFUKURAMの乗客は多く、ki-boだったら満席状態だったはず。うまく運用されているように感じられます。


 ki-boの車内。福井鉄道もえち鉄も郊外電車なので、車体の規格が大きく、他都市の路面電車よりもゆったりしています。
 座席も1+2列の3列座席ではなく、2+2の4列。多くの座席を確保しています。


 座席はソファのような形状と座り心地で、ゆったりくつろげます。タグに記されたViscotecsとは、地場の繊維メーカー「セーレン」のブランド。地産地消な電車です。


 田原町駅で渡り線を渡り、えち鉄へ。せっかくの2社直通電車なのに、ほとんどの乗客は繁華街近くの駅で降りてしまい、えち鉄まで直通利用したのは、僕ら2人を合わせても3人だけでした。
 もっともえち鉄沿線の大学は、連休でお休み。直通急行のダイヤもデータイムでは平日2本/h、土休日1本/hで、平日の流動の方が大きいようです。


 えちぜん鉄道の、福大前西福井駅で下車。えちぜん鉄道はki-bo以外は高床の電車なので、ホームは高いもの、低いものの2種類があります。昔の、広島電鉄宮島線を見ているようです。


 駅の外に至るまでに、一旦高いホームに上がり、また地平レベルの改札まで下らねばならないのは、苦しい配置。スロープもなく、せっかく低床電車を入れたのに、バリアができています。
 改札側に低いホームを設ければ一発で解決だったのに、圧倒的に本数の多い高床の電車の乗客を、余分に歩かせるわけにはいかないという判断だったんでしょう。


 改札は昭和レトロな雰囲気。


 福大前西福井駅はその名の通り、福井大学の正門まで徒歩数分(福岡県人としては、福岡大学が現れる気がしてならないのですが)。ショッピングセンターが併設されており、雨の日でも濡れずに買い物ができて、便利な駅です。
 ただ中に入ってみれば、2階より上は閉鎖中。車社会の地方では、駅ナカ立地は必ずしもアドバンテージではありません。直通運行で広がった「商圏」が、いい影響を与えているといいのですが。


 えちぜん鉄道の電車で、福井駅方面へと戻ります。1両の電車は立客多数で、頼もしい限りです。


 えちぜん鉄道も昨年秋、福井駅付近の高架化を実現したのが大きなエポック。しかも現在は、北陸新幹線の高架を一時的に借用しているという、珍しい状態になっています。
 立派な防音壁と、幅の広い高架橋からの車窓は、北陸新幹線の先取り体験です。


 福井駅の1駅手前の新福井駅は、高架上。ホームは、高架の防音壁の内側に収まっていて、いかに新幹線が大きいかが分かります。


 福井駅に到着。京都方には引き上げ線も設けられており、仮設ながらに立派な駅です。


 階段は鉄板の音が響き、仮設らしいたたずまいですが、手すりは2段。別にエレベーターも設けられていて、バリアフリーにも抜かりありません。


 恐竜さんも電車待ち!?


 途中で切れた高架橋は、どう関西とつながっていくのか…? まさに紆余曲折の末、小浜経由で京都へ抜けることが決まったのは、つい2日前のことです。


 将来の新幹線口になる東口には、地域交流プラザ「アオッサ」なる再開発ビルが。商業施設と、福井県・市の施設が入居する複合ビルです。2007年オープンというから、もう10年近くになるんですね。


 ガラス張りの吹き抜けではクリスマスコンサートが開かれ、なかなかいい雰囲気でした。


 一方の西口は今年春、駅前広場と再開発ビルが整備され、面目を一新しました。
 駅前には福井鉄道の駅とバス乗り場が一体的にまとめられ、機能的なだけでなく、デザイン性にも優れています。


 再開発ビル「ハピリン」の前には、屋根付き広場「ハピテラス」がお目見えしました。
 雪の降る地方では、冬のイベントに対応させようと思えば、屋内型の広場が必須。中心部の賑わいに、つながっていってほしいものです。

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