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福岡のハングル検定準2級建築士[ちゃん]のブログです
일본 규슈 후쿠오카현 구루메시민 "창"의 블로그입니다
 



 今年も、毎年恒例の城島酒蔵びらきの季節がやって来ました。2日間の日程のうち、1日目はお手伝い、2日目は来場者として参戦しました。
 毎年飲み過ぎて、ひどい展開になってしまうことを反省。少しは体のためになることを、というわけで、協賛開催されているJR九州ウォーキングに乗っかることにしました。会場まで9km、約3時間のウォーキングコースです。


 JR荒木駅で下車。酒蔵びらきバスの接続するJR荒木駅と西鉄三潴駅は、この日1年で一番の賑わいを見せます。
 さっそく受付でウォーキングマップを貰い、シャトルバスを横目に見ながら行軍スタートです。


 久留米市内とはいえ、合併前に遡れば旧久留米市から三潴町、城島町へと3行政区をまたいでのウォーキング。日ごろ車で動き回っている身には、はるかかなたの目的地に感じられます。
 案内版は至る所に出ているし、要所にはJRの社員さんも立っているので、マップを見ずとも歩けました。


 バスファンにとって酒蔵びらきは、シャトルバスによる10万人大輸送も見どころの一つ。西鉄バス久留米だけではなく、各地の西鉄グループからバスが応援に駆け付けます。
 日ごろは志賀島や能古島で活躍している、こんな珍客も。久留米を走る貴重な「ぐりーん」、乗ってみたかった!


 前日までは大雪に見舞われ、週末も雪の予報が出ていた久留米市ですが、市南部はおだやかな天候に恵まれました。日なたでは、少し暑く感じるほどです。
 ウォーキングの参加者も、想像していたよりずっと多い感じ。日ごろは歩く人などわずかな農道を、ずらりウォーカー達が連なります。


 大善寺の街中へ。区画整理で生まれた、整然とした街並みの中を、歩いて行きます。
 ここまでで約50分。予想していたペースより早めだけど、周りの年上ウォーカーに、どんどん追い抜かれて行きます。


 街を抜け、歩道のない柳川県道を恐る恐る抜けて、ふたたび田園地帯に。ウォーキングののぼりはあちこちに立っていて、準備にあたるJRの苦労も大変なものと思います。


 大善寺から三潴、城島へと抜ける県道701号線に出てきました。平行する歩道は、かつて久留米と大川を結んだ大川軌道~西鉄大川線の跡。線路を模したインターロッキングが、その名残を留めます。
 バス停の上屋も、鉄橋のような形です。


 三潴小学校前には、「ポッポ汽車」と呼ばれた蒸気も展示されています。昭和20年代には早くも休止の憂き目にあった路線なのに、よくぞ残したものと思います。


 迂回する道路に対し、線路跡の歩道はまっすぐに伸びている区間も見られます。ちょっとした、廃線跡ウォークの気分になってきました。
 大川線が城島まででも存続していれば、酒蔵びらきも「広島酒まつり」をしのぐイベントになっていた・・・かも?


 荒木駅から約1時間半、ようやく1蔵目の萬年亀に着きました。ゴールの花の露はまだ先だけど、バスで巡る時も萬年亀から先は歩くことが多いので、ここからはいつも通りの酒蔵めぐりのノリです。
 歴史ある蔵。川の護岸も、こうして見ると風情たっぷりです。


 さっそく、500円の飲み比べにチャレンジ。歩いてきた身にぐーっと染みわたり、早くもほろ酔い気分です。


 蔵の奥では、じっくり浸ったおでんのコーナーも。あったまります。


 頻発する蔵めぐりバスを横目に、再び軌道跡を歩き始めました。


 軌道跡から少しコースアウトして、筑後川旧流沿いの堤防へ。


 2蔵目の、池亀酒造へ。天窓が取られた、明るい試飲コーナーが気持ちいいです。


 2年、3年、5年、10年を熟成させた大吟醸の試飲コーナー。5年、10年は早くも売り切れです。3年モノは、グラス付きで600円でした。
 きっと誰が飲んでも旨い、超優等生な味。10年は、どんな味なんでしょう。




 大川軌道の廃線跡へ戻りました。旧三潴町から旧城島町に入ると、舗装が城島瓦になります。


 コースアウトして、有薫酒造へ。今年は新しい蔵を開放したのか…と早合点しかけましたが、よく見ると八女や北野の酒もちらほら。お隣の酒屋、酒乃竹屋の協賛イベントです。
 城島以外の酒を試せるのも、悪くないですね。


 改めて、有薫へ。文字通り、純米から大吟醸まで、独特の風味が感じられる酒をつくる蔵元です。
 酒造り唄保存会のみなさんが、筑後酒造り唄を披露されていました。


 荒木駅から約4時間、14時前にゴールの花の露前に到着。JRウォーキングに参加していたことを、この時まで忘れかけていました。昨年夏の宝珠山以来、2つ目のスタンプをゲットです。


 花の露は規模の大きな酒蔵で、単体の蔵開きイベントとしても充分成立する規模です。
 今年も「酒の間」を開放。500円の飲み比べセットを買えば、40分間くつろぐことができます。


 白熱灯がぶらさがり、琉球畳が敷かれた空間に響くのは、モンゴルの民謡・ホーミー。ほろ酔いの頭で聞く和音のメロディは、遠く異国の平原の中へと誘います。


 薪ストーブが焚かれ、体も心も温まるひと時でした。


 メイン会場にたどり着く頃には、動かした体に酒がしみわたり、ヘロヘロ状態。写真も、いつにも増して斜めになります。
 この2日間の人出は、悪天候の予報にも関わらず11万人にも達したそうで、昨年からさらに1万人上積みされました。1日開催ではパンクしてしまうということで、4年前から2日間開催になったものの、この調子ではさらに期間拡大!?


 16時の閉場から間もなくの時間。三潴駅行きのシャトルバスは大行列でしたが、荒木駅行きはたまたま2台続行となり、座ることができました。
 荒木駅では、1日に4本しかない55系統に乗り継げて、ガラガラのバスで西鉄久留米へ。11万人動員とは無縁の、混雑知らずの帰路となりました。

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 宿でぐうたら くつろぐのが目的の旅ではありますが、あまりゴロゴロしすぎても体がなまってしまうので、夜の散歩に出かけてみました。


 宿を出て、断層上の県道218号線を歩くと、別府・鉄輪のシンボルともいえる湯けむりの風景が広がりました。
 温泉の蒸気はいつでも上がるものですが、絶好の湯けむりの景観になるかは、天候次第。街灯に照らされたこの日の湯けむり、なかなか見事でした。


 排水溝という排水溝に、温泉が流れ込む鉄輪。蓋の上は、猫にとって絶好の居場所です。
 真冬にも関わらず、花が咲いたり、虫の声が聞こえたりするのも、温泉の流れる別府ならでは。


 別府のあちこちで見られる、源泉の「マシン」。人工物が、析出物という自然物で侵食されつつあります。


 月と湯けむり。


 川から湯けむり。


 怪しく光る、緑色の湯けむり。


 場所によっては路上から、あるいは路上の割れ目からも湯気が立ち上がります。
 大地のパワーも感じますが、ここに住むということも、なかなかすごいことなのかも。


 翌朝も、12時のチェックアウト時刻ギリギリまでゴロゴロしてから出発。あてもなく、路地裏に迷い込んでみました。
 ちょうど前日のBSテレビで鉄輪が特集されていて、テレビ画面で見た地獄蒸し釜が、突如目の前に。宿のおかみさんも、もちろんテレビそのままでした。


 路地裏にある、ここちカフェむすびのへ。空き家のまま放置されていた医院を、再生したカフェです。
 9時から朝食の営業もあるので、彩葉に泊まってしっかり朝ごはんを食べたい時にも いいですね。


 お茶をポットで出してくれるのが嬉しいです。長居を公式に認めて貰った気になれます。


 むすびのランチ(1,080円)。メインは肉と魚から選べます。これ以外に、前菜3品が付いていました。
 今日の魚は、鯖の香草焼き。体にやさしいご飯です。


 2階はギャラリーコーナー。1階と吹き抜けになっています。
 帰り際、マスターさんと、
 「NHKのブラタモリって知ってます?」
 「あ、今日放送ですよね。楽しみにしてるんです。ひょっとして出られたとか?」
 「いやいや、気付かないうちに撮影終わってました」
 なんて言葉を交わしたのですが、その日の夜の放送では、まさにカフェの裏の断層が大きくクローズアップされてました。早朝のロケだったんでしょうね。


 お隣の、冨士屋Gallery一也百(はなやもも)にもお邪魔しました。
 明治の旅館建築で、旅館からギャラリーへの再生工事に入る前に、見学させてもらったことがあります。あの頃は大学生、もう15年も経ったんですね。


 広い玄関は、いかにも高級旅館といった趣。


 広く取られた窓から、ソファに座って庭園を眺めていると、何時間でもゆったりしていたくなります。


 珈琲を頼むと、小さなケーキが付いてきました。濃くて、珈琲の味を引き立ててくれます。


 そして飲み物を頼めば、館内の見学もOK。


 2階は、大きなホールになっています。定期的にイベントもやっているようで、2月25日にはワインを楽しみながらのジャズの夕べがあるんだとか。
 明治の旅館で、ほろ酔いで聞くジャズ。想像しただけでも、いい時間を楽しめそうです。


 旅館だった頃の部屋も、残されていました。
 別府の旅館といえば、鉄筋コンクリート造に改築されたものばかりで、建物そのものに歴史がある旅館は多くありません。旅館としての富士屋にも、泊まってみたかったなと思います。


 とはいえ、なかなか古い建物が残らない別府にあって、きちんと再生・活用されているのは喜ばしい限り。別府の観光史の生き証人として、親しまれて行ってほしい存在です。
 そう思いませんかニャ?


 14時過ぎの高速バスで、鉄輪を立ちました。温泉でのんびりが目的の旅だったけど、広範囲に動かなかった分、じっくり鉄輪を楽しめたように思います。
 30代後半、たまにゃこんなのも悪くないなと思った週末旅でした。

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 今日の泊まり先は、鉄輪温泉の「癒しの宿・彩葉」。この宿を、福岡のローカル朝ワイド「アサデス」で見たのが、旅立ちのきっかけでした。宿を目的に旅することなんて、雲仙観光ホテルくらいしか経験ありません。
 彩葉は大分県下で手広く宿泊業を手掛ける、ニューグロリアさんの経営。ビジネスホテルのイメージが強かったのですが、実際はビジネスホテル2軒、ウィークリーマンション1軒、カプセル1軒に対し、旅館が10軒と、観光の比重が大きい会社、らしいっす。


 鉄輪バス停から紫石方面に歩いて3分ほど。徒歩なら、セブンイレブン向かい側の坂道が入口です。それに気づかずに通り過ぎて…


 裏手の駐車場に回り、立派な構えの門から入りました。時間は午後3時過ぎ。チェックイン時間の直後で、これも僕の旅では異例中の異例です。
 でも温泉でのんびりしようと思えば、これくらいの時間にチェックインするのが普通なんでしょうね。すでに先客さんがいらっしゃいました。


 帳場には、いろはの秘密なる、墨書きの案内が。曰く建物には、別府の山の手にあった、旧麻生別荘の古材を随所に利用しているのだとか。麻生とは飯塚の炭鉱王、麻生家のことです。
 古くからの温泉地で、近代の名建築が多くあった別府ですが、残念ながらあまり大切にされてきませんでした。麻生別荘も、同じエリアにあった中山別荘(亜米利加屋施工の洋館)と時期を同じくして、2006年に解体されたものです。


 なるほど。2012年オープンの新しい宿なのに、そこはかとなく感じる風格は、麻生別荘の重ねてきた歳月の成せる業だったのですね。
 歴史的建築物が消えていくのは残念だけど、少しでも生き残っているだけ、良しとせねばならないんでしょうか。ちょっと答えが出せない問題です。


 チェックイン時に、鍵を2本渡されました。1本だけだと、めいめい風呂に行くときなんかは不便なので、これは嬉しいです。
 宿の方に案内され、部屋へと向かいます。大きい荷物は持ってくれて、旅館っぽい接客です。ただスタッフと直接会うのはこの時くらいで、あとは いい意味で放っておいてくれます。


 彩葉はオール離れの宿。金曜日の直前プランで、1泊1部屋19,280円です。
 隣棟間隔はけっこう狭く、建物の外観も住宅のようで、素っ気ない感じです。


 しかし部屋の中は、いい意味で外観とギャップあり。玄関を開けると、木の匂いが香ってきました。


 玄関を入って左手の部屋が、居間になる和室。色合いは明るめながら、居心地のいい部屋です。天井が高く、のびのびできます。


 障子かと思ったら、アルミ製のサッシでした。普通の窓も外側にあるので、防音や断熱に二重サッシの効果があります。離れの宿で外に直接面しているので、防犯上の効果もあるかも。


 冷蔵庫の中は、自由にどうぞとのこと。ペットボトル2本と、ウェルカムおはぎが入っていました。ペットの水は、お風呂の時に重宝します。


 ふすまを開けると、布団が2組。たたみに布団がよければ、居間で寝てもOKですが…


 玄関右手には、さらに大きな寝室が!これは4人で泊まらないともったいない感じだけど、標準は2名利用みたいです。
 ちなみに「アサデス。」では、同じタイプの部屋に一人で泊まってました。なんて贅沢…


 しかもテレビは、寝室の方がでかいです。これは人を、ぐうたらに導いてしまう旅館ですね。しかも居間と寝室の両方に、DVDプレーヤーまで付いてます。
 家にあるDVDを持ってきて、大音量でゆっくり鑑賞するものいいかも。


 鉄輪に来たからには、温泉♪ 大浴場もあるけど、各部屋にも立派な源泉かけ流しの風呂が付いています。
 洗面台もひろびろ。


 アメニティが充実している宿は、女子の評価が高いです。男子の分も、まあまあ充実してました。


 そして風呂場には、寝湯まで! これは極楽です。お湯は鉄輪らしく、鉄の味がする弱酸性。温度が高く、ちょろちょろかけ流していても熱くなります。
 来て1回、飯前に1回、寝る前に1回、起きて1回、出発前に1回の5回も浴びてしまいました。


 風呂場の天井も高く、2重屋根には2面にガラリ(換気窓)が取られています。吹き抜けていく風で湯気を逃がす、共同湯でも見られる伝統的な自然換気方式です。
 もちろん風が吹くのは屋根近くなのですが、風呂場もちょっと寒くなるので、ヒートショックに注意。


 風呂場の屋根を外から見ると、こんな感じ。


 鉄輪の高台にあるものの、向かいのアパートにさえぎられ、眺望はあまり広がりません。それでも建物の間から、高崎山を望むことができました。
 部屋によってはまったく眺望のない部屋もある一方、メゾネットタイプだとテラスから景色が広がるみたい。景色に関しては、割り切っておくのが吉です。


 湯上りに、帳場横の東屋へ。風情ある囲炉裏スペースがあります。部屋の居心地がいいせいか、あまりここでくつろぐ人はいません。


 本やDVDが揃っていて、部屋へ借りていくこともできます。


 東屋を目指す人のお目当ては、たいていコレ。滞在中は自由に使える、「生」のサーバーですよ!
 酒好きには、たまらん装備。「アサデス。」を見ながら、我々夫婦がノックアウトされたポイントが、実はコレでした(笑)。


 しかも部屋へのお持ち帰りOK。グラスを片手に、何往復したかしら…。
 東屋から一番遠い部屋だったので、ほどほどの回数で済んだけど、一番近い部屋だったらどんな事態になっていたことやらと思います。


 彩葉の特徴の一つが、完全素泊まりの宿であること。その代わりに、部屋には近隣のお店のチラシが挟んであります。食べに行くのはもちろん、出前を取ってもOKというのがポイントです。
 お手頃な定食やらピザやらあって目移りしたけど、「アサデス。」でも出ていたオレンジ寿司から頼むことに。チラシには前日予約が謳ってあったけど、電話してみると、この日は3,800円の懐石ならOKとのことでした。


 約束の7時キッカリに到着。出前なので、運んでくれるのは客室の玄関まで。その先の配膳は、セルフサービスです。


 それでも部屋に並べれば、ほら、完全に旅館の部屋食!お寿司だけでなく、大分名物とり天や、豊後牛(…かな?お品書きがあると、いいですね)の焼き物もあるのは、大分っぽくてグッドです。


 固形燃料の鍋も、旅館の部屋食っぽさが引き立ちます。
 3,800円が高いか安いかは人それぞれでしょうけど、酒代がタダな分、僕にとっては外に食べに出るより安く済みました。






 夜になると、宿はライトアップされます。昼間は素っ気なく感じた外観も、夜目には、なかなか風情が出てきました。


 大浴場にも出かけてみました。


 時間は夜11時前。なのに床はカラカラで、この日一番風呂だったみたいです。部屋の風呂でも充分広々しているので、あえて大浴場に来る人は少ないのかも。
 湯船は広く、今日の宿泊客全員が入っても、入り切れるんじゃないかしら。しっかり足を伸ばし、最後のビールを飲み干して、ホカホカの体でベッドに潜り込んだのでした。

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 いそいそと駆け回る旅も好きだけど、たまにゃ温泉でのんびりしたい!というわけで2017年の初旅は、別府・鉄輪温泉でのんびりしてきました。
 今回は「のんびり」が主目的なので、交通機関もコスパ重視で高速バスを選択。西鉄久留米~高速基山間710円+高速基山~別府間2,005円(Web回数券1枚当たり)=片道2,715円で済みました。


 西鉄久留米から、福岡空港行き高速バスに乗車。朝の渋滞を見込んで1本早いバスにしましたが、流れはスムーズで、9時40分には高速基山に着きました。
 基山SAは以前からロッテリアが入っており、民営化後はさらに充実。上り線にはスタバ、下り線にはドトールがあって、高速バスの待ち時間も快適に過ごせます。




 スタバはテイクアウトばかりで、少ない客席には僕らだけ。のんびりコーヒーを傾けて、バスを待ちました。
 車のない僕にとって、サービスエリアは非日常な空間。比較的近場とはいえ、旅の気分が出てきます。


 高速基山で上下線を乗り継ぐには、サービスエリア外の市道を歩かねばなりません。歩道は狭く、大荷物の人同士のすれ違いには難儀します。
 10年前に始まった高速バスの基山乗り継ぎは、画期的な取り組みでしたが、乗り継ぎ通路そのものの改善も実現できたらなと思います。


 別府行き高速バス「とよのくに」は、7分ほどの遅れで現れました。福岡空港国際線経由、韓国人に人気の別府行き、韓国は休暇シーズンとあって、車内は韓国の高速バスに迷い込んだかのような雰囲気です。
 指定席のはずの席には先客がおり、
 「ここですか?」
 「ここです」
 「お二人とも?」
 「ええ」
 と交わした会話も、韓国語でした。


 高速バスはさすがに早く、基山から1時間も経つころには別府湾が見えてきました。
 高速道路からの別府湾は何度も眺めているけど、こんなに澄んでいるのは初めて。海の向こうの四国まで、くっきりです。


 途中で遅れを取り戻し、定刻に高速別府湾APUへ到着。降りたのは、僕らだけでした。


 展望台からの眺めも、今日は素晴らしいの一言。韓国人のおばちゃん団体さんも、歓声を上げながら写真を撮っていました。


 別府湾サービスエリアは、基山以上に充実した店舗が自慢。湯布院の名旅館・山荘無量塔(むらた)の手がけた、「別府の中の湯布院」です。
 まずは古民家を移築した蕎麦屋「不生庵」の暖簾をくぐりました。


 お店からの眺望も、申し分なし。


 ざるそば大盛りを頂きます。1,100円というサービスエリア離れした値段ですが、ほどよくコシのある麺はおいしかったです。


 お隣のB-speakcafeへ。こちらも、サービスエリアらしからぬ雰囲気。


 カウンターからの眺望もよし。


 湯布院では行列必至のPロールを、ゆったり景色を眺めながら食べられました。後追いしてくるクリームのコクがウマイです。


 高速別府湾APUバス停の下りは降車専用で、乗ることはできません。そこでサービスエリアから外に出て、APU(立命館アジア太平洋大学)へ降りてきました。
 スマートICの出口から少し海側にある、階段を下りて行くのが近道。バス停から大学正門まで、5分少々といったところです。


 平日とはいえ2月。冬休みで閑散としているかと思いきや、キャンパスは学生さんで賑やかでした。
 真ん中の通りを多くの人が行き交う様子は、大学というより一つの街のような雰囲気です。


 APUからは、大分交通と亀の井バスの路線バスが頻発しています。いずれもnimoca対応なので、交通系ICカード全般の利用OK。明礬・鉄輪方面へ出るなら、亀の井バスで。


 十文字原展望台や自衛隊演習場を横目に、バスは次第に高度を下げていきます。湯の花小屋を目印に、地蔵湯前で下車しました。
 バス停からすぐの、明礬地獄(入場料200円)へ。


 現役ではないけど、湯の花小屋の内部を見ることができます。


 遊歩道を上がった先で広がるのが、この眺望。高速道路の明礬大橋が、雄大な風景を作ります。
 見方によっては高崎山まで通じていた景観を「破壊」してもいるのですが、そう感じないのは、アーチそのものの均整ゆえなんでしょうね。


 明礬温泉のお楽しみ、岡本屋の「地獄蒸しプリン」にも舌鼓。カラメルソースはちょっと苦めの、大人の味です。
 平日だというのに、店内外はお客さんでいっぱい。アジア圏の人も多いけど、ほとんどが日本人です。


 再び亀の井バスに乗って、鉄輪まで降りてきました。停留所で待っていたのは、外国人観光客の列。昨年の地震の風評被害もだいぶ脱してきたようで、なによりです。
 別府は昔も今も、国際観光都市なのでした。

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 12月25日・クリスマスの朝は、富山の温泉地・宇奈月で迎えました。
 窓を開ければ、眼下には地鉄・トロッコの駅と、雪を頂いた山々。時間は朝7時。ちょっと寒そうだけど、朝の散歩に出てみました。


 寒いながらにも、外気は爽やか。ツェルマットの朝を思い出す…なんて言ったら、「かぶれ」かな?でも、今年2月に吸ったスイスの空気以来の爽やかさだったのは、間違いないです。
 朝の、人気のない駅。温泉噴水が、モクモクと湯気を上げていました。


 駅のホームには足湯があり、由布院駅を思い出しました。宇奈月温泉駅では、入場券を買わずとも外から入れるのはいい配慮です。


 雪山を見ながらの朝風呂を浴びて、朝食会場へ。富山の味覚がずらりと並ぶ、ホテル自慢のビュッフェです。あれもおいしい、これもおいしいと手を伸ばしていたら、朝から お腹いっぱいになりました。


 せっかくの温泉地、11時前の列車までゆっくりしようと計画を立てていましたが、大幅に繰り上げて9時の特急で、宇奈月を離れることにしました。
 理由の一つは、昨日見られなかった富山市ガラス美術館に行くため。そしてもう一つの理由が、9時発の特急が観光列車・アルプスエキスプレスだからです。


 元は、西武鉄道で特急レッドアローとして活躍した名車。外観はロゴを入れられたくらいで、大きな変化はありません。東京からの観光客だと、懐かしく感じるのでは。


 しかし車内は一新。九州でお馴染み、デザイナー・水戸岡鋭治氏の手で大改造されています。
 自由席の1・3号車には、コンパートメント席を新設。




 そして指定席の2号車は、水戸岡ワールド全開。九州の観光列車でも見かける形の、書棚を組み合わせたくつろぎの空間が展開されていました。


 客室乗務員が乗り込み、ビュッフェカウンターのサービスもあります。コーヒーが200円と、値段はなかなかお手ごろ。


 しかし旅の醍醐味は、朝から開けるコレでしょう。観光特急だから許される、贅沢な時間。まわりの観光客も、やることは同じです。
 指定席に乗るには、特急券210円に加え、指定券の220円が必要。そんなに高くない気もしますが、地鉄は運賃自体が高めなので、1時間の宇奈月~富山間に2,090円となかなかな金額になります。


 天気は回復の兆しが。田園風景の中に、立山連峰が見えてきました。


 窓枠を通して見れば、一幅の絵のようです。


 地鉄には、レトロな雰囲気あふれる駅が多いです。


 1時間の旅路はあっという間で、電鉄富山駅着。窓向きの席から、のんびり景色を眺められて、楽しい時間でした。


 目的地は決まっているので、さっそく電停へ。企画きっぷの広告看板が立っていました。なになに、年末年始のうち7日間地鉄電車に乗り放題で、2,500円ですと!?
 この3日間で地鉄電車に投じた運賃より、数百円は安い!よく調べてから来ればよかった…。


 路面電車で、1日ぶりの富山キラリへ。環状線のセントラムと合わせて撮ると、なんだか未来都市を見ているかのようです。


 ガラスの街を標榜する、富山市を象徴する美術館。常設展の入場料は200円と、良心的です。展示室は撮影禁止。6階のグラスアートガーデンは撮影OKだけど、公開はNGとのこと。
 硬いガラスならではの質感を生かした作品あり、ガラスとは思えないふわりとした造形の作品あり。ガラスの可能性は、想像以上のものでした。


 2階のFUMUROYAカフェで一休み。図書館と同じく、明るいながらも、木の色合いで落ち着ける空間です。


 金沢の不室屋さんが経営する、県外資本のお店。加賀棒茶は、ポットで出てきてゆっくり味わえます。付け合せの麩菓子がまた美味しくて、お土産も求めてしまいました。
 交差点にあり、行き交う電車を眺めながら休めるのも、また格別な気分です。


 「あいの風とやま鉄道」に乗り、富山を離れます。新幹線開業に伴う、JRからの経営分離で生まれた三セク鉄道は、いつ乗っても混んでいる印象が。今日も2両編成の電車は、補助席まで満員でした。


 高岡駅で、城端線に乗り換え。本線格の北陸本線は三セクに転換されましたが、支線格の城端線・氷見線はJRとして残りました。
 やって来た列車は、新幹線開業に伴い生まれた北陸の観光列車群の一つ、ベル・モンターニュ・エ・メール。長い列車名はフランス語で「美しい山と海」を意味するのだとか。「べるもんた」なる短い愛称もあるので、以下べるもんたと表記します。


 べるもんたは、在来のキハ40形式の改造車です。しかも通勤時間帯には普通列車にも運用されるため、山側の座席はオリジナルのボックスシートのまま。ロングシートもあります。


 ラッシュに備えてつり革も。木製の握り輪に、吊り部分には伝統工芸品も仕込まれた、おそらく日本一 手間暇のかかっているつり革だと思います。
 編成は1両きりで、運転扱いをするのは運転士一名のワンマン運行。お値段も安く、指定券520円の追加だけで乗れます。快速なので、青春18きっぷでもOKです。


 海側の席は、窓を向いたカウンター。窓も大きく取られ、日曜日の城端線では立山連峰、土曜日の氷見線では富山湾の眺めを楽しめます。広いテーブルは、通学時の勉強もはかどりそう。
 高岡駅の発車時には3割程度の乗車率でしたが、新高岡駅で新幹線の乗り換え客を受けて、7割くらいの乗りになりました。


 車両の後方では、べるもんたのウリの一つである、軽食の準備が進んでいます。お弁当でも、スイーツでもないそのメニューとは、富山湾の鮨!
 板さんがネタケースを持ち込んで、その場で握る、ホンモノの握りたて鮨です。


 そうそう、マツコの番組で観光列車特集があった時、この板さんも出演してましたっけ。なぜかガリの方が絶賛されていたような(笑)。
 列車には板さんのサポートや、ボランティアの沿線ガイドさんも乗り込んでおり、わずか1両の列車にスタッフが6人という体制です。


 列車に揺られていると、ぷち富山湾鮨セットが運ばれてきました。5貫で2千円となかなかなお値段ですが、動く列車内で握られたものなんだから、そのもの以上の価値がありますよね。国内で同じ経験ができるのは、「ななつ星」くらいでは?
 味ももちろん、とろけるおいしさでした。

 鮨の予約はJRの窓口ではできず、VISIT富山のホームページで別途予約するシステム。当日でも余裕があれば注文できるそうですが、ひと手間かけてでも予約しておいた方が安心です。


 列車は、沿線を代表する街、砺波へ。大歓迎の人波が迎えてくれました。
 今回は通過するだけの砺波。チューリップの産地として有名で、GWには盛大なチューリップ祭も開かれるとか。社会科の授業で習ったその場所に、行ってみたいものです。


 さらに田んぼの中では、歓迎の人…と、かかし?


 出発から40分、終点・城端が近づいてきました。雨晴海岸という景勝地を持つ氷見線に比べ、車窓は地味な印象がある城端線。そんな中でもハイライトの一つ、立山連峰は、最後まで全貌を見せてくれませんでした。


 城端駅に到着。木造平屋建てで、古いけれども人手の温もりが感じられる、好感が持てる駅舎です。


 折り返し時間は、わずか9分。駅舎内は、特設のお土産屋さんに早変わりです。
 1日の乗客が300人にも満たない駅が、ひと時にぎわいます。べるもんたの運行開始は、駅の存在感を地元にアピールする機会にもなっているのかもしれません。


 帰路の高山行きべるもんたは、新たな乗客も加えてほぼ満席状態になりました。僕自身も、当初はきっぷを抑えらず、キャンセルを待って指定券を入手しました。
 某近鉄系の、団体さんのツアーに組み込まれていたようです。指定券を持たない飛び込みの夫婦もおり、ロングシートが活躍します。


 帰路は、沿線の地酒3種の飲み比べセットを2つ、押さえておきました。6銘柄から3つを選ぶシステムなので、2セット頼めば制覇できます。1セット1,500円で、鮨と同様、ホームページで予約しておけば安心。
 個人的には、苗加屋が好み。酒蔵は城端線の駅から近く、蔵の見学も受け入れているとか。次回訪問時の楽しみが、また増えました(笑)。


 下り列車では、車外から手をふるだけだった砺波の中学生たち。上りでは停車中に乗り込み、差し入れしてくれました。どこにでも売っているような小袋のお菓子だったけど、気持ちが嬉しいですね。
 心はぐっと砺波に捕まれ、沿線の広告塔としての「べるもんた」の役割は、少なくとも僕に対しては充分果たせていました。


 1日2往復の「べるもんた」。今日の運行はこれにて終了ということで、鮨カウンターでは撤収作業が始まりました。夕方の通勤列車では、出入り口になる部分なので、終点を前に片付けておかなくてはならないのです。


 新高岡駅では団体さんを降ろしたと思ったら、1駅間だけの体験乗車の家族連れが乗ってきて、賑やかなまま高岡駅に到着。
 駅についてからも、撤収作業は続いていました。大変なお仕事のおかげで、富山の味覚を堪能できました。ありがとうございます!


 高岡駅から富山駅までは、あいの風富山鉄道~IRいしかわ鉄道の直通電車で。やはり2両の電車は満員で、先頭の補助席に居場所を求めました。
 ドアは半自動扱い。補助席に座っていると、いきおいドアボーイを買って出ることになります。


 金沢駅に到着。もてなしドームを見ると、ああ金沢に来たという気分になります。
 夜の福岡行き飛行機に接続するバスまでは、1時間半の余裕が。しかし市内へ観光に出るには、時間が足りない感じです。


 そこで未訪の地、小松の駅前を探検してみようと、北陸本線の下り電車に乗車。あいの風やIRで乗り慣れた、521系電車の「本家」JR西日本バージョンの4両編成でした。
 約30分、立派な高架の小松駅で下車。


 さすがは世界のコマツの本拠地。駅前東口には、超大型ダンプがどんと展示されています。夜は遠巻きに眺めるしかないけど、ライトアップされた姿もまたきれいです。








 そしてモノづくりの街にふさわしく、サイエンスヒルズこまつ・ひととものづくり科学館なる立派な施設も。科学館は夕方までだったけど、公共スペースは開放されていました。


 繁華街は西口。企業城下町だけあり、ビジネスホテルやチェーンの居酒屋が林立しています。イルミネーションもきれいです。


 小松駅から小松空港までの路線バスは、20分毎の頻発運行。しかも駅からは、わずか12分という距離で、街に近い空港という印象でした。
 金沢から東京は北陸新幹線の圧勝といわれるけど、小松だとまだまだ飛行機の方が有利なのでは。敦賀延伸時には、また新幹線優位に動くのでしょうけど。


 離陸の1時間半前に空港到着。どことなく、昭和レトロなイメージがただよう空港です。
 金沢カレーの夕ご飯を食べて、お土産を選んで、ラウンジでのんびりして疲れを癒しました。明日からは仕事…。


 機体に問題が見つかったとかで、搭乗時間が少し遅れました。


 飛んでしまえば、1時間と少しで福岡へ。タラップを降り、ターミナルまでは乗り慣れた西鉄バスで移動です。非日常感たっぷりの旅でしたが、空港で早くも、気分は日常に帰って来てしまいました。

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