small_happiness
   Farsideの過去ログ。




 私みたいな人間に経済に関する質問をしてくる人間がいるのは非常にへんちくりんなことなのだが、それでもなぜか、質問される。それも、一件や二件ではない。面倒くさくなったので、説明を文章化して送ることにした。以下はその文面。


 経済に関する基礎知識が相手にあるかどうかを判断するためには、次の質問をして下さい。
「景気が良くなったら、平均給与額は上がるのか、それとも下がるのか?」
これは、経済というよりも小学校の算数レベルの話なのですが、残念ながら多くの人が
「景気が良くなったら平均給与額も上がる」と思い込んでいます。これは逆です。


 日本の経済は中小企業が7割を占めているので、簡単な例を挙げて説明します。
社員数9人の会社があったとします。月給は全員一律で10万円とします。
この会社の給与総額は90万円で、社員数が9人ですから、平均給与額は10万円です。
景気が良くなって仕事が増えたため、社員を1人増やすことになりました。
新入社員の給料はベテランよりも安いので、最初は7万円とします。


 社員数が9人から10人に増え、給与総額が90万円から97万円に増えました。この会社は間違いなく「成長」しています。
では、平均給与額はどうなったでしょうか。


 給与総額97万円を社員数10人で割ると、平均給与額は9万7000円になります。
今まで10万円だった平均給与額は、3000円も下がってしまいました。


 景気が良くなったのなら、今までいた社員の給料も上がっていいはずです。
今まで10万円だった給料を、1000円アップしたとします。
そうすると、給与総額は10万1000円×9人分+7万円×1人分ですから、97万9000円です。
平均給与額は9万7900円。やっぱり下がっています。
1000円の給料アップでは足りません。
2000円アップすると、給与総額は10万2000円×9人分+7万円×1人分ですから、98万8000円です。平均給与額は9万8800円、まだ10万円には届きません。


 平均給与額をもとの10万円にするためには、3334円の昇給が必要です。
給料を3334円アップすると、給与総額は10万3334円×9人分+7万円×1人分ですから、100万6円で、平均給与額は元どおりの10万円(と60銭)になります。
このように、たとえ3.33%の昇給があっても、平均給与額は増えません。


 社員数が9人から10人に増えて、給与総額が90万円から100万円に増えて、社員の給料が3334円アップしたこの会社は間違いなく成長していますが、「平均給与額」だけを見る限り「ゼロ成長」です。


 「世帯所得」と「平均所得」でも同じことが言えます。
夫・妻・息子の三人家族がいたとします。
妻は専業主婦で、息子は学生、稼ぎは夫のみだとします。
夫の給料が30万円だった場合、世帯所得は30万円、平均所得も30万円÷1人ですから30万円です。
 息子が就職して20万円の給料を得た場合、世帯所得は30万円+20万円で50万円に増えましたが、平均所得は50万円÷2人で、25万円に減ってしまいました。
奥さんがパートを始めて、月に10万円の給料をもらうようになりました。
世帯所得は30万円+20万円+10万円で60万円になりましたが、平均所得は60万円÷3人で、20万円にまで減ってしまいました。
30万円だった世帯所得が倍額の60万円に増えて、家計は確実に楽になったはずですが、平均所得は30万円から20万円に減りました。平均所得が減ったからといって、この家庭が貧しくなったわけではありませんが、一つの数字だけを取り上げれば事実と逆の結果が出ます。これが意識操作という偏向報道の仕組みです。


 景気と平均給与の関係は、[景気が良くなる]→[仕事が増える]→[人手が足りなくなる]→[新規雇用が増えて失業率が下がる]→[平均給与額が下がる]という流れになります。もちろん、失業率が完全雇用に近づき、適正なインフレ率に近づけば、平均給与額も上がりますが、それにはタイムラグが存在します。
新入社員が一人入れば、そのぶんの追加投資が必要になります。新入社員だからといって、名刺も机もパソコンもなく、廊下に立ったまま暗算で仕事をする、というわけには行きません。運送業のように、車両など大規模な設備投資が必要な業種も存在します。業務形態に応じた支出が必ず生じるので、その分を吸収する時間が必要になります。


 ここでは便宜上、分かりやすい簡単な数字を使いましたが、新人に中堅社員の7割の給料を出せる会社は多くありません。現実には、6割程度です。また、実際には社員が9人未満の会社が多くあります。実際に大多数を占める小規模事業者(社員数5人以下)で考えた場合は以下のようになります。


 社員数4人で給料が一律30万円(平均給与額30万円)の会社に、給料18万円で新入社員が1人入った場合、給与総額は
30万円×4人+18万円×1人で138万円、平均給与額は27万6000円です。平均給与額を元どおりの30万円にするためには、30万円だった給料を33万円にしなければなりません。10%の昇給は、バブル期の平均昇給率よりもはるかに高いので、とても実現出来ません。業務と社員が増えることによる追加投資分を吸収するまでにかかる時間も、企業規模が小さいほど長くなります。


 こんな、小学校の低学年でも分かるようなことすら分からず他人に質問してくる人間は、白痴とか魯鈍とかいわれてしかるべきだと思うのだが、毎日毎日、スミからスミまで朝日新聞を読んで『お勉強』している方だったりする。情けないことだと思うのは私だけだろうか。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 2013年の8月から使い始めたLOGICOOLのイルミネートキーボード、K740がいよいよイカレた。使い始めて4年近くで表層の樹脂コートが劣化して解重合(と呼べば良いのかな?)が始まり、べたつくようになった。この状態になると、爪でひっかくだけでも剥がれてくるし、何よりも見た目が汚い。カメラなどでもこの種の劣化は起こるが、普通は4年程度では起こらない。それでもキーボードとしての機能自体は正常だったので、指が慣れていることもあって使い続けていた。先月から接点が接触不良を起こし始めてミスタイプをするようになり、イライラが募ってきたので買い換え。


 新しく買ったのは同じLogicoolのG610、バックライト搭載のメカニカルゲーミングキーボードで、青軸と茶軸があるのだが、私は茶軸を選択。深夜に青軸というのは、ちょっと気になる。メカニカルキーボードから使い始めた人間なので、メンブレン式から久々のメカニカルへの復帰は、キーを叩くだけでも快感。以前のK740が7千円台だったのに対して、G610は倍近い13,800円と痛い出費になるのだが、入出力デバイスでケチってもロクな事にならないのは、過去の買い物でさんざん懲りている。
 G610は本当に快適なタイピングができて快調なのだが、気になる点が二つあった。一つ目は、numlockステータスのインジケーターがキーボードの輝度変更と連動せず、常に全開で明るすぎること。logicoolのロゴマークなどはきちんとキートップの明るさに連動してくれるのだが、capslockやscrolllockなどは連動しないんである。これがけっこう気になるので、インジケーター部分に付箋を貼って対応。ちょうどいい明るさになった。もう一つは、キー配列で[INSERT]の下に[DELETE]があること。私は[INSERT]キーを一切使わないので、[BS]キーの右は[DELETE]じゃないと使いにくいんである。幸いなことに、これにはChangeKey.exeで対応可能だった。レジストリを書き換える非常駐型で、とても使いやすい。普通だと[INSERT]と[DELETE]を入れ替えて、キートップも差しかえてしまうのだが、キートップはそのままで[INSERT]に[DELETE]を割り当てた。[INSERT]を押しても[DELETE]を押しても[DELETE]として機能するようになったわけだ。いつ、どんなOSで起動するか分からない環境なので、キートップの差し替えはあまりありがたくないんである。この二点をクリアできたおかげで、非常に使いやすい環境になった。

 キーボードの時もマウスの時も思ったのだが、この手のデバイスはワイヤレスの方が多い。まぁ、マウスはそれでもなんとかなるのだろうが、マザーのBIOS設定など、Bluetoothでは使えないケースがある。USB接続ならまず問題はないが、それでも電脳野郎はUSB-PS/2変換アダプターを常備している。ワイヤレスは便利かもしれないが、自作機であれこれやる人には向かないだろうと思う。


g610

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 原付二種とはいえバイク乗りに戻ってきたので、バイク関連で興味のあることをたくさん調べてみた。私がバイクから離れていた14年間で、いろんなことが猛烈に変わっていて、驚いたというより驚愕、唖然という感じ。


 排ガス規制のおかげで50ccのカブまでEFIになっているし、バイク(スクーターじゃなく、ちゃんとしたバイク)にもDCT化が進んでいて、クラッチレバーもシフトペダルも存在しない大型バイクが増えていること。教習所で大型免許が取れるようになったおかげで、50ccのスクーターから600ccだの800ccだの1200ccだのにいきなり乗り換える人間が増えていること。その結果、「カーブの曲がり方」だの「半クラッチの使い方」だの「坂道発進のしかた」だのという、できて当然のことを解説する動画が大人気だということ。その程度のことなら、別に人間でなくても、多少気の利いたサルなら咥えバナナで鼻唄歌いながらできるだろう。実際、スクーターに乗るサーカスのサルをTVで見たことがある。結果、「走れない曲がれない止まれない」という三重苦の大型ライダーが増え、走行距離200kmだの300kmだのという新車が中古市場に出回っていること。


 いや、中免ライダーだった私もVツインMAGNAの前は400ccに乗っていたし、大型バイクに憧れる気持ちも強かった。大型に乗ってみたい気持ちはよく分かる。私が大型免許を取らなかったのは、中型に乗ってみて、大型バイクのパワーまでは要らないと実感したからだ。
 50ccのスクーターしか知らない奴がいきなりMT車に乗ったら、250ccだって持て余すだろう。教習所と公道は全く別だから、自前のバイクで練習しなけりゃ公道なんていきなりマトモに走れるわけがない。それが500ccを越える大排気量だったら、確かに怖くて走れないだろう。私自身はバイクのDCT化にはひどい違和感があるが、クラッチもシフトも扱えない普通二輪ライダーがこれだけ増えると、(たとえバカ丸出しなAT限定免許所持者でなくても)スクーターかDCTのオートマ車に乗っている方が安全だろう。ライダー自身が安全というのはもちろん、他者を事故に巻き込む危険性も減ると思う。


 私の頭が古いのかもしれないが、エントリーモデルは非力な方がいい。手軽にメンテナンスできる簡単な構造がいい。非力なバイクをマトモに走らせるためには、最適なコントロールが必要になるから、自然自然にうまくなる。簡単な構造なら、最低限のメンテナンスをしながらバイクの構造を理解して、確実な保守点検を行えるようになる。最初は小排気量の安い中古車をいじり倒して乗り倒して、いろんな事が分かってから大型にステップアップした方がいい。二輪は四輪ほど安全じゃない。自動車はエンジンをかけずに止まっているだけで壊れることはないが、バイクは速度ゼロでも立ちゴケで壊れる。チェーンの調整すらできないような人間が出先でトラブルに遭ったら、応急処置もせずに走るのが危ない場合もあるのだ。たとえ応急処置ができなくても、バイクのメカを理解していれば、危険かどうかを判断することは可能だ。くどいようだが、車とバイクは違う。安全も危険も、バイクは全部「自分持ち」なのだ。
 大型のスクーターや400ccを越えるバイクが増えるにつれて、400cc以下のマトモなバイクがどんどん廃番になっていき、スクーターばかりになってしまった、というのが、各社のラインナップを眺めて感じたこと。メーカー側も、全部のバイクをオートマにする気でない限り、シンプルなエントリーモデルは残して置いた方がいいんじゃないだろうか。将来的には、自動車の免許で125ccが運転できるようになると思う。多くの国では、自動車免許に付随する小型二輪免許が150ccなので、150ccが売れ筋モデルになっている。今現在、台数ベースでいえば日本国内で最も売れているのは125ccだが、自動車免許に小型二輪が付いてくるようになれば、その市場はさらに拡大するだろう。国際市場での競争力を付けるため、小型二輪を150ccまでとする可能性もあると聞く。二段階右折が必要で時速30kmしか出せない危険極まりない50ccは廃止して、125(150)cc以下を小型とすれば、制度が誘発する事故は減るはずだ。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 去年の10月、久しぶりにバイクを買った。といっても、原付二種の125cc。China SUZUKIのGN125-2Fという格安バイク。本体価格は15万6千円だったが、諸経費と自賠責3年をつけて、20万5千円ほど。任意保険にも加入したのでその分の費用がかかるが、それほど高くはない。


 私はカメラを持ち歩いてネコだの花だの古い家だのの写真を撮るのが好きなのだが、カメラがフルサイズで、しかも単焦点好きなので、カメラとレンズ3本とカメラバックで軽く4Kgを越える。3脚は、雲台だけ重量用に強化したトラベル三脚を足を伸ばさずに使ったりするのだが、これも1.5Kgを越える。他に、折りたたみのイスだのペットボトルのお茶だのを加えるとあっさり6Kgを越えてしまうので、自転車での移動だとさすがに重いんである。週末に荷物を持ってゆっくり移動するだけなので、125ccでも十分役に立つ。


 納車前に時間があったので、ネットで先輩諸氏の知識と経験を漁りまくり、必要なパーツを買いそろえるのが楽しかった。ヘッドライトのLED化、プラグの交換、アーシングの追加、USB電源の増設、48Lのリアボックスやサドルバッグなどなど、パーツを買いそろえて納車と同時に交換。もともとがバイク乗りなので、工具の類は売るほどある。私が買ったGN125-2Fは昔ながらのキャブ車(((((^^vなので、久々に機械いじりが楽しめる。フロントのスプロケットを15Tから16Tに変え、自然放電の早いチャイナバッテリーからGSユアサの正規品に変えて、車体いじりは一段落。


 もう一つ楽しみにしているのが、外ゴハン。外で煮炊きしてゴハンを食べるという、ただそれだけのことなのだが、[カメラ装備]+[外ゴハン装備]になると、さらに荷物が増える。リアボックスつきのバイクなら、カメラ類は背負って、それ以外はリアボックスで楽に運べる。中型に乗っていたときにはキャリアも付けなかったし、リアボックスを積むことなど考えたこともなかったが、今回は最初っからトランスポーター(というか荷物運搬車)の位置づけなので、できるだけ荷物が積みやすいようにと考えている。125ccでもテントやシュラフを積んでキャンプに行く人もいるようだし、工夫次第で面白いことができそうな気がする。


 さて、冬対策でナックルガードを付け、ブレーキとクラッチレバーに熱収縮チューブをつけているのだが、USB電源でグラブに入れるインナータイプのヒーター(680円!)と組み合わせると真冬の運転でも手の冷たさはほとんど無い。これに、アイリスオーヤマの「ハ虫類・小動物用USB発熱シート」(1130円!)をお腹のところに入れて使うと完璧。私はジェットヘル派なので、ホームセンターで買ったネックウォーマーをチンガード的に使って、首だけでなくシールド内の空気の巻き込みを抑えると、快適と言ってもいいくらいだ。昔中型に乗っていた頃とは道具類も様変わりして、安価に快適な環境が手に入るのがありがたい。やっぱ、バイク専用品は高いからなぁ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 せっかくバイクを買ったのに、長雨続きで走ることもパーツ交換もできず、しかも今夜から超大型台風だとか。せっかくの週末が無駄になったと嘆いてみようかと思ったが、PCのメンテナンスで土日が潰れたので、ちょうど良かったのかも。Optaneの故障騒動の他に、小ネタだが、メインのブラウザにしているChromeのショートカットが全滅してアイコンキャッシュを再構築したりと、煩雑な作業が続く。


 昨日は雨の中を衆院選の期日前投票に行った。ほぼ毎回同じ場所で期日前投票をしているが、行列に並んだことは今まで一度もなかった。ところが昨日は45分待ちで、私の前には200人以上が並んでいた。館内はあまりの混雑で室温が上がり、冷房が入ったほどだった。きっと、今回の選挙に関心を持っている人がとても多いのだと思う。悪天候だから最終的な投票率はそれほど伸びないかもしれないが、台風が接近している中で投票率が落ちなければ、それは関心の高さの表れと言えるだろう。


 私自身は、マスコミの病的な偏向報道の反動もあって、地上波のニュースはほとんど見ない。例外は東京MXの「ニュース女子」だけ。他はラジオで、日本放送の「ザ・ボイス」とか、文化放送の「おはよう寺ちゃん」ぐらいで、どちらもポッドキャストやYouTubeで聞いている。他には、虎ノ門ニュースなどネット上のTV番組でニュースを見ることが多い。マイナーな印象を受けるかもしれないが、上念司、ケント・ギルバート、長谷川幸洋、宮崎哲弥、高橋洋一、藤井厳喜、有本香、百田尚樹、竹田恒泰、竹田邦彦、岸博幸、井上和彦、末延吉正、原秀史、勝谷誠彦、須田真一郎、辛坊治郎、青山繁治、三橋貴明と、そうそうたる論客ばかり。無知なタレントがやっているワイドショーだの、報道しない自由を金科玉条にしているニュース番組だのに比べると、非常にクオリティが高い。真面目な話、とっても勉強になる。


 いろいろな見方や考え方があるのだろうが、今回の選挙で個人的に興味深いのは、蓮舫さんから小池さんへと絶妙に引き継がれた「お仕事」の行方である。民進党をあの世まで連れて行ってくれるはずだった蓮舫さんが党首を辞めたときはひどく残念だったが、その大事な責務を小池さんが引き継いで、三途の川の渡し守を引き受けてくれた。なかなかできることではないし、都知事の重責を果たしつつ渡し守を兼務するのは大変だったろうが、その苦労も今日で終わるので、まずはご苦労様でしたと申し上げたい。残念なことに、民進党の泥船から立憲民主党に逃げた連中の始末がつかなかったが、そこまで小池さんに背負わせるのはさすがに荷が重いだろう。


 バイク乗りに復帰したこともあって、石橋和歩が東名高速で起こした殺害事件に代表される、バイクや自動車がらみの犯罪行為の多さが目に付く。こういう事件に巻き込まれるのは怖いが、相手が異常者では、どうやって用心したり避ければいいのかも分からないから怖いと思う。最近の話ではないが、私もバイクで走っていて因縁を付けられたことがある。信号待ちの際、乗用車の助手席に乗っている男性が私と目があったとかで、何やら喚きながら車から降りてきたのだ。ハンドルを握ると人格が変わる人がいるそうだが、この人の場合は助手席に乗っていたわけだし、ヤクザでもチンピラでもない、30才くらいの普通の人だった。私はバイクに乗ったままで、着ていたジャンパーの右側を開いて見せた。普通、ベルトの右側には21インチの特殊警棒とツールナイフがぶら下がっているだけなのだが、この日はそれに加えて、シースナイフをベルトに挟んでいた。全長36cm、フロビスのCUKである。相手はすぐに引っ込んでドアをロックしたから私に被害はなかったが、念のために相手のナンバーと顔を写真に撮っておいた。腰になんにもぶら下げていなければ、私は被害者になったんだろうか。そう考えると怖いことである。


 日常的に交通ルールを守らないドライバーは、決して少なくないと思う。私の通勤経路に保育園があるのだが、その前の一方通行の道に、毎日大手事務機器会社の営業車が進入してくる。禁止方向だから、進入じゃなく、侵入か。本社の広報にも通報したが、「当社とは関係ありません」と言われるだけだったし、相変わらず一方通行の侵入は続いている。営業車の常習的違反行為というのは根が深い。まぁ、子会社の配送車が幼児を轢いても確かに親会社の責任ではないが、社名がデカデカと書かれた車で事故を起こせば、企業イメージには傷が付きそうな気もする。調べてもらったところでは、その時間帯に配送の車が毎日同じルートを走ることはないそうだ。おそらく、子会社の社員が社用車で通勤しているのだろう。これが社に無許可だった場合、正規の使用者と見なされないこともあるので、事故を起こしたときの任意保険の適用が危なくなったりするのだが.....。交番に相談したので、あとは本職にお任せしよう。この保育園に子供を送り届ける親の中には、毎回踏切に侵入してくるお母さんもいる。ルールを守らないのは、ドライバーだけでもないようだ。「花粉症ゼロ」も「ベーシック・インカム導入」も大変けっこうだが、準備に30年以上かかる公約より、「今、そこにある危機」の方を優先してもらいたいものだ。危機は毎日の中にあるんだから。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 今年6月に導入したばかりのOptane 32GBが壊れて、物理的に認識されなくなった。一般的なNAND SSDよりも遙かに耐久性は高いはずだし、ヒートシンクとファンも増設していたのだが、わずか5ヶ月の寿命だった。初期ロット特有の不安定さなのだろうが、これは非常に腹立たしい。今現在は、急遽購入しなおしたOptane 32GB + アイネックス M.2 SSD用ヒートシンク HM-21で正常起動しているので、マザー側の問題ではなくOptaneそのものの故障だと断定できる。


 同じ目にあう人がいるとお気の毒なので、一応、経過をかいつまんで記録しておく。
Optane導入後4ヶ月ほどで、マシン起動時にRAIDボリュームの自動修復がかかるようになった。見かけ上は正常終了していたのだが、RAIDボリュームに不整合がある旨が表示されて自動修復がかかり、システムは正常に運用できる状態だった。この段階では、Optane自体の異常は予想も考慮もしていなかった。


 私の環境は特殊で、HDDとSSDはすべてリムーバブルケース接続になっている。毎週Optaneを無効にしてRAIDボリュームを解除し、システムドライブをクローンして、今度はクローンしたドライブでOptaneを有効にして一週間使う。5台のHDDで順次これを行うので、HDDの実稼働時間はシステム運用時間の1/5になる。バックアップドライブも5台を順次切り替えている。この環境でいきなりクラッシュが発生し、別のクローンドライブからシステムを起動してみたが、Optaneのキャッシュがクリア出来ない(RAIDボリュームを解除できない)状態だった。


 Optaneの操作はIRSTドライバ(Optaneドライバと排他関係なので、両者を同時にインストールはできない)で行っていた。HDD運用ではシステムが重いので、SATA接続のSSDでRSTを構成し直してシステムとデータを確認し、Optaneの検証に入った。SATA SSD 64GBのRSTは、M.2の半分しかないバス幅がネックになって速度は落ちるが、HDD単独運用よりは遙かに早い。この環境で電源装置を切ってのCOLD BOOTを繰り返しながらチェックを重ねたが、じきにOptane自体が認識されなくなった。もちろん、BIOS(UEFIって書くと、なんか違和感があるんだよなぁ)上からも認識されない。


 AmazonでOptane 32GBとヒートシンクを買い、壊れたOptaneを装着したままOptaneドライバに差しかえて最終確認。やはりご臨終だったので、買い換えたOptaneに差しかえて再起動。BIOS上で認識されていることを確認した上でOptaneドライバからRAIDボリュームを設定し、今は正常に動いている。


 この状況で(時間とお金を無駄にした以外に)なんの損傷もなかったのは、私がシステムドライブもバックアップドライブも5倍の冗長性を持たせた変則的なシステムで運用していたからで、普通だったらシステムは完全にバラけていただろうし、データだって損傷ゼロにはならなかっただろう。「1システムをHDD10台で運用」というのは、自分でやっていてさえ偏執的だと思うくらいだ。ちなみに、ゲームファイルが入っている256GBのSATA SSDは、万が一の場合を考えて、最初からRST用に64GB分を確保してあった。IRSTドライバを使っていたのもOptaneとSATA SSDの両方に対応するため。年季の入った電脳野郎は散々痛い目にあっているので、病的に用心深くなるんである。実は、「最初からOptaneドライバを使って統計情報をきちんと管理していれば」と、思わなくもないのだが、いくら私でも、可動部ゼロのメモリが半年もたずに死ぬことは想定していなかった。Optaneがもう少し普及して、Crystal DiskInfoのような優れた監視ツールがでてくれるとありがたいのだが.....。


 きちんとメンテナンスされたシステムでありながら、起動時にRAIDボリュームの自動修復が始まるようになったら、ハードウェアとしてのOptaneを疑ってみることをお勧めする。RAIDボリュームを解除して、普通のSSDとして領域確保してしまえば、様々な検証ツールでチェックできる。HDD単体運用の遅さがチャレンジする意志にブレーキをかけてしまうのはよく分かるが、SATA SSDでRSTを使えばなんとかなるんである。



コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




 個人的には待望だった、IntelのOptane SSDの32GBが発売になり、マザーのBIOSもアップデートされて準備が整った。我が家のメインシステムは2TBのHDD6台に次々に自分自身をデュプリケートして運用するorochi型システムなので、単価の高いSSDに乗り換えていくことはできないし、IRSTでSSDを64GBのキャッシュで使っても、ハード/ソフトの構造上、高速化には限度がある。そもそも、従来型のNAND_SSDにHDDの6倍の耐久性を要求するのは無理なんである。
 こういう込み入った運用環境でのほぼ唯一の解決策がoptaneの導入だったので、実はけっこうクビを長ぁ~くして待っていたのだ。OptaneはM.2なので、ヒートシンク(アイネックス HM-21)を装着して実装。構造上、ヒートシンクはかなり小さく、ヒートスプレッダ的なものにならざる得ないので、PCIバス用のステー(アイネックス FST-PCI2)に12cmファンを取り付けて、Optaneに対して垂直に風が当たるようにしてみた。Optaneのすぐ上がGeforce 1060のデュアルfanなので、エアフロー的には悪くない感じ。


 Z270 + Core i7 7700 + メモリ64GBという構成で2TBのHDDからWindows10 64bit Proを起動した場合、Windows起動後数十秒間はディスクのキューゲージ(縦軸最大値)が50になる。Core2duo搭載の旧型ノートをSSDに載せ替えて、Windows10をクリーンインストールしたマシンの方が立ち上がりは遙かに早い。もちろん、いったん立ち上がってしまえば馬鹿でかいメモリ空間の恩恵でほとんどストレスはないが、起動時だけは遅いんである。一般的に、ディスクキューは5あったら遅延状態、3だったら混雑状態、基本的には1以下が正常だ。起動のみ高速化できればいいだけで、ゲームなどロードの重いプログラムはもともとSSD運用だから、そちらは現状でも500MB/sec以上は出ている。とにかくOSの起動速度アップが最優先なんである。


 さて、導入方法やベンチマーク結果は星の数ほどある真面目なサイトに載っていると思うので、純粋に使用感だけ。OSの起動に関して言うなら、非常に快適になった。起動後のディスクキューも瞬間的に平常値になるので、全くストレスを感じない。ヒートシンクと合わせても1万円ちょっとのコストだから、これはもう、使わない手はないと思う。現時点ではoptaneの運用状況を監視するユーティリティがないのが寂しいが、いずれはその種のユーティリティが出揃うだろうし、ある程度までキャッシュのターゲットを絞れるようにもなるだろう。冗長性を必要とするシステムにとっては福音だ。


 IRSTでSSDをキャッシュとして運用する場合とOptaneを使う場合では、いくつもの違いがある。
 SSDの場合はIRSTの[パフォーマンス]タブで[有効]・[無効]を切り替えるのだが、この切り替えは一瞬で終わる。また、[拡張]と[最速]という、ライトバック処理の違う二つのモードを選べる。
 Optaneの場合は、[インテルOptaneメモリー]タブで[有効]・[無効]を切り替えるのだが、これには数分かかる。また、[拡張]と[最速]などのモード設定は存在しない。Optaneに関する情報が少なすぎて傍証のしようがないのだが、私の「考え」を書いておく。
 SSDをキャッシュにする場合は64GBまで使えるが、Optaneでは現在32GB(実際は27GB)までしか使えない。その限られた容量を有効活用するため、初回[有効]時に必須キャッシュ項目をOptane側にコピーし、それらは「追い出し」の対象にならないようにしているのではないかと思われる。もちろん、必須ファイルがアップデートされればOptaneとHDDは同時に更新されるわけだが、「焼き付け」に相当する静的キャッシュ領域と動的キャッシュ領域の二つに分けて管理することで、全体の効率化を図っているのではないかと思う。環境によっても違うが、Windows10 Pro64bitの起動時のメモリ消費(つまりストレージからの読み込み)は3GB以下で、複雑な環境でも4GB程度に収まる。8GB~16GB程度のメモリ搭載量のマシンが大多数を占めているので、Optaneは16GBでもOSと主要プログラムを収めることができるし、32GBあればおつりが来るだろう。私のようにメモリを多く積んで仮想メモリ等の設定をゼロにしている場合、Optane+HDDというシステムは、M.2接続のSSDと全く同じパフォーマンスを発揮できる。ランダムRead/Writeに関して言えば、Optaneは一般的なM.2接続のSSDよりも遙かに早い。体感的には、SSD運用と全く変わらないんである。


 ケースを開けたついでにフロント・リア・サイドの12cmファンも山洋に変えて、白虎もデュアルファンにしてみた。もともとTDP35Wのi7 7700Tで組むつもりだったのが、すったもんだでTDP65Wのi7 7700になってしまったので、精神衛生上、夏前に何かしておきたかった。コンパクトな白虎はヒートバッファが小さいので、室温25度時の最大負荷で74度だったものが70度になった程度で、最高温度には大きな差はない。ただ、最大負荷時の温度上昇はかなりゆっくりになっている。アイドル時は気温+10度だったものが気温+9度になったが、この程度は誤差の範囲でしかない。


 そうそう、IRST+Optaneは、SATAに複数の光学ドライブが存在すると機能しない。私の環境は2台の光学ドライブがSATA接続されていたため、IRSTが正常起動しない原因を突き止めるまで、2時間以上も悩みまくった。SATA1台+USB3.0複数台なら問題は起きないので、私は内蔵光学ドライブの一台を内蔵のまま、玄人志向のKRHK-SATA3U3変換基板でUSB3.0接続にして対処した。同じ問題で時間のロスをするとお気の毒なので、Optane導入を考えている方はご用心。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 NASの入れ替えで、ついでにクラウドもいじることにした。I-O DATAが提供しているRemote Link3で、NASの一部をクラウドとして使うんである。Remote Link2の頃はいささか不安だったが、現バージョンではセキュリティもある程度しっかりしている。


 今まで、文書データ等はJustSystemのInternetDisk(iDisk)を使っていた。ビジネスデータやプログラムのやりとりには1GBもあれば十分でおつりが来るほどだったが、動画データを置くには狭い。また、老舗だけあってGBあたりの単価も高い(1GBで1,300円)ので、そういう使い方は現実的ではない。出先から自宅のHDレコーダー2台に繋ぐ環境はすでにあったが、居酒屋さんから自宅のNASの映画データ(300本ぐらい)を見ることができれば、時間の過ごし方も多少は豊かになろうかと考えたのだ。レンタルしたソフトは最初にNASに入れて、あとでゆっくり見てから消しているので、空き時間に見られると便利なのは確か。
 宅内ネットワークで共有する部分と、リモートでアクセス出来るクラウド閲覧部分をきっちりと切り離し、固有の端末認証でガッチリ固めてあるので、セキュリティ上の問題は無視できるほど小さい。3TBのNASのうち、現状では2TBがクラウドからのアクセス可能エリアになっている。自分で立ち上げているわけだから、当然使用料はタダ。Googleドライブだと1TBで月額1,300円だから、たまにしか使わない人間にとってはけっこうメリットがあると思う。


 余談だが、我が家の回線はフレッツのギガ・マンションタイプなのにFTTH。自宅-局舎間は600Mbps程度の速度が出る。Googleドライブ(無料の15GB版)のアップロードだと、自宅-局舎間は毎秒75MBでデータ転送できるので、あっという間にアップロードが終わる。局舎-Googleドライブ間はちまちま送るので、こちらはそれなりに時間がかかる。アップロードが完了してマシンの電源を切って、実際にGoogleドライブへのアップロードが完了するのは30分後だったり1時間後だったりするのだが、誰かに大容量ファイルを受け渡すときにはけっこう便利である。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 2013年2月に購入した2TBのNAS、I-O DATAのHDL-A2.0が壊れた。Read 90MB/secを謳う当時の最速モデル(最外周領域でRead 54MB/Write 67MB程度)という製品だった。4年以上も、よくもったもんである。毎日のバックアップ処理でのアクセス速度の低下に気づき、異常な発熱を確認した翌日には完全に死んでいた。我が家のNASは、350mm×230×12mmの巨大なノートPC用アルミ製ヒートシンクの上に寝かせる形で固定してあり、NASの上には制振/ヒートバッファ兼用の鉛のインゴット6Kgが乗っている。放熱性は十分なので、さわってあったかだったら、それだけでもう異常なんである。バラしてHDDを抜き出し、diskpartしてみたが、やはりHDDの寿命だった。今まで良く頑張ってくれたものだ。


 天寿を全うしたNASの代わりに、同じI-O DATAの3TBのNAS、HDL-AA3/Eを購入。こちらはCPUが強化されており、公称Read/Write 116MB/secというスペックのもの。実測値でも117MB出ている(公称値を超えているのは誤差の範囲)ので、本当に早い。Gigabitイーサの理論値は125MB/secだから、回線の帯域上限まで使っていることになる。


 普段質問されている内容からすると、あんまり理解されていないような気もするが、NASとは独立したコンピュータだ。NASに限らず、LAN上で独立している機器(HUBは除く)は、ルーターでもプリンターでもNASでも、基本的に独立したコンピュータなんである。
 これらのデバイスはFlash ROM等に書かれたlinuxなどの軽量なOSで起動し、ネットワーク上の他のデバイスとやりとりをしている。実際、NASなんていう安価で便利なものが出回る前は、ちょっと古いコンピューターをファイルサーバーやプリンタサーバーとして使うのが普通だった。まぁ、機材進歩の歴史はどうでも良いんだが、NASはコンピュータなんだ、ということは、覚えておいて損はない。


 ごく普通の単体NASを買ったというと、「ケースを買ってRAIDで運用しないんですか?」と聞かれたりする。電脳野郎は常に過剰な物量を求めるものだと知っているからだろう。私自身1システムで10台のHDDを使っているわけだし、確かに過剰運用だ。NASの用途は人さまざまだろうから最適解があるわけではないが、電脳野郎としての私の考え方では、NASでRAIDを使うのは賛成できない。


 独立したコンピュータであるNASは、簡単に言うと二つの部品でできている。当たり前だが[制御基盤]と[HDD]だ。ケース単体で、ユーザーが自分でHDDを実装するタイプのものは、ケース内基盤のフラッシュメモリにOSが書き込まれている。そのため、HDDが壊れても、新しいHDDに入れ替えればNASとして使い続けることができる。


 一方、最初からHDD内蔵でドライブの交換ができないものは、HDD内にOSが書き込まれているものが多い。HDDが壊れたら、ドライブだけ交換しても使えないと思った方がいい。そもそも、基板の故障なのかHDDの故障なのかを知るためには筐体をこじ開けて調べるしかなく、調べる段階でHDDを初期化してしまうから、そこで終わりなんである。


 ちょっと考えると、NASケース+HDDの方が寿命が長いように思えるが、そこに落とし穴がある。NASは独立したコンピュータだ。日進月歩、分進秒歩の世界で、3年前に買ったマシンをあと3年間使い続けたいだろうか? 「18ヶ月で倍の性能」といわれる世界で、わざわざ旧時代の技術に依存する理由はない。「新OSが不安定だから移行を先延ばしにする」のと、「高速な新ハードウェアを意図的に使わない」というのは別物だ。NASケースを買って安定運用していても、いずれはケースごと買い換え無ければならないし、HDDはそもそも消耗品だ。

 では、NASケースを使うメリットは何か。RAID-0でストライピングして高速化、という選択肢は、理論値125MBのGigabitイーサではメリットがない。回線速度がストライピングの速度に遠く及ばないからだ。回線速度だけなら高価な10GBイーサの構築という手もあるが、そもそもNAS側が対応していない。


 RAID-1でデータの多重化というのは、「ケースは生きているがHDDが死んだ場合」のみ有効で、ケース(基板)が死んだら厄介なことになる。NASのデータはNTFSフォーマットではないから、linuxから読むか新しいケースに組み直さない限りデータは救えない。まぁ、WindowsにExt2Fsdを入れてlinuxのext3フォーマットの読み書きをするという手もあるが、TB級のやりとりは非常に面倒くさい。
「ケース(基板)が死ぬことなんてあるんですか?」とも聞かれるが、「千に一つは必ず起こる、万に一つは時々起こる」という経験則から言えば、必ずある。そして、「基板だけが死ぬ」よりも「基板もろともデータが死ぬ」可能性の方が遙かに高い。そうなったらもう、復旧はできない。ましてやRAID-5で基板が死んだらどうなるかを考えれば、その無力感とか脱力感は想像に難くない。「電脳やめますか、それとも人間やめますか」の世界だ。だから我が家はorochi型という変則的な運用をしているんである。


 データ保管やバックアップをNASのみに限定するからNASケースでRAIDという発想になるんであって、SATAでリムーバブルケースを3台使っている環境では、NASとSATAのデータ/バックアップ・ドライブを同期してしまえば、どちらのインターフェイスが死んでも他方が残る。リームーバブルケースが使えない環境でも、NASにUSB3.0のHDDを繋いで定期的にミラーリイングした方が、コスト的にもリスク的にも有利なんである。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 Windows 10 Creators Update(バージョン1703、ビルド15063)インストール後に、今まで自動起動していたプログラムが立ち上がらなくなった。


 Windows10では、CrystalDiskInfoやCore Temp、神コピなどをスタートアップで自動起動させることができない。バッチファイルで起動することも可能だが、これにも様々な制限がある。そのため、、いささか面倒だがタスクスケジューラに登録して起動する形にしている。上記の三つのプログラムとタスクマネージャ、リソースモニタを登録しているのだが、1703アップデート後はこれらが起動しなくなった。
タスクスケジューラを覗いてみると、登録されていたその他のプログラムも軒並み実行不能になっていた。タスクのプロパティを開いて、[全般]タブの[構成]ボックスのプルダウンメニューで[Windows10]を選択して[OK]を押せば、タスクは実行可能になる。わざわざ再起動しなくても、タスクスケジューラから実行できるので、その場で確認が可能だ。

 セキュリティのための措置だとは思うが、このまま放置されると運用上問題が出る環境もあるだろう。Microsoft側が更新パッチで対応するのか、個々のプログラム側に任されるのかは不明だが、何も知らされないユーザーにとっては迷惑な話だ。個々のユーザーがタスクスケジューラを扱うことの方が、セキュリティ的には問題が多いだろう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 毎回毎回説明する側としてはワザと分かりにくくしているんじゃないかとも思うが、プロダクト[キー]とプロダクト[ID]は違うものだ。
 プロダクトキーはOSのインストール時に必要なもので、ホログラムシールやパッケージに印刷されているもの。プロダクトIDは、インストール時に生成されるもので、[システム]で表示される。このプロダクトIDは、プロダクトキーを元に特定アルゴリズムで生成される一意のもので、「プロダクトキー」と「プロダクトID」は一対一対応している。


 じゃあなんで[システム]にプロダクトキーを表示せず、こんな面倒くさいことをしているかというと、セキュリティのためなんである。プロダクトキーは「OSを使う権利書」にあたる。詳細は省くが悪用もできるので、複数人が使うことを想定すると、権利書を人目に付くところに出しっぱなしにはしたくない。といって、サポートに連絡するときには、正規の権利書番号を伝える必要があるから、どこかに表示しておく必要がある。このジレンマを解消するために、面倒くさいプロダクトIDを生成、表示しているわけだ。もちろん、サポート担当はプロダクトIDから正規のプロダクトキーを引けるようになっている。

 さて、このことが頭に入っていれば、期限付きだったWindows10へのアップグレードを、いつでも実行可能なクリーンインストールに作り替えることも可能だった。期限内にクローンドライブでアップデートして、そこで内部生成される新規プロダクトキー(ユーザーには表示されない)をツールを使って読み出しておき、Microsoftからインストールメディア作成ツールをダウンロードしてメディアを作っておけば良かった。過去形なのはもちろん、無償アップデート期間内でないとこの準備作業は行えないからだ。


 私の環境はWindows7の64bit ProとWindows10の64bit Proの併用だが、起動ドライブの切り替えで複数OSを起動している関係で、アクティベーションの必要なソフトはどちらか一方にしか入れられない。AdobeのCCなどは、今までメイン環境だったWin7に入れてあった。Windows10がOSとしてやっと安定してきたので、メインとサブの交代を睨んで、5月の連休にWin10のクリーンインストールを行った。普通はあまり気にならないのだろうが、HDDのクローンクローンを毎週やっていると気になるのが、領域確保の仕方。HDDの初期化を含むクリーンインストールとWin10へのアップデートでは、領域確保の仕方が異なる。私のような使い方をしているとこれがトラブルになるので、アップデート期間中に準備してあったメデイアとキーでクリーンインストールして、まっさら環境を作った。最新版状態までアップデートするのは相当時間がかかったが、ライセンスの絡むソフト等もすべて移行して、あとは使いながら環境設定をしていく。MP3Gainのように、VB6ランタイム付属版を入れ直さないと動かない便利ツールも多いので、すべてが整うまでにはまだ時間がかかるが、それでも日常の作業には支障が無い段階までなんとかたどり着いた。ま、途中でHDDが物理クラッシュして14時間分の作業が一からやり直しになったりとか、ドタバタ喜劇みたいな展開もあったが.....。


 Win7とWin10はOSの構造が大きく違う。Win10ではOSから要求されるリソースがかなり減るのでマシンパワー的には余裕があり、なかなか軽快だ。通常の作業ではメモリは16GBも積んでおけば十分だし、32GBあれば大抵のことは問題なくできるだろう。悪評高いユーザーインターフェイスも全部Win7にあわせて手直しした。もっとも、大きめのアップデートが来るとウンザリさせられるのだけは変わらない。これが嫌でWin7を使い続ける実務型のユーザーは相当多いはずだ。こうして考えてみると、Windows7は偉大なOSだなぁと実感する。2009年リリースで、8年もの間これといった問題もなく使い続けてこられたんだから。(2012年リリースのWin8/8.1はOSと呼べるようなシロモノじゃなかったので省く)
 Windows10の設計思想は、タブレットやスマートフォンのOS市場を乗っ取ることだった。タブレットでは(ビジネス分野で)一定の成果を上げているが、スマートフォンの分野では苦戦している。linuxのディストリビューションの一種であるandroidの方が、OSの軽さでは優位だし、OSの垣根を跳び越えたシームレスなデータ連係が可能な現状では、スマートフォンのOSがWin8でなければならない必然性はほとんど無い。逆に、ノートよりも軽く多用途なサーフェスのような、タブレット+キーボード形態は、オフィスと出先をシームレスに繋ぐツールとしては有望だ。

 私はMAC系は使わないので分からないが、android端末を使っていて強く感じるのは、予測変換による語彙の偏りと入力の煩わしさだ。予測変換はその名の通り、途中まで打ち込んだ単語・文節の予測を表示して、ユーザーがその中から自分の望むものを選択する形式で、数行程度の短文を入力するのに適している。キーボードがない環境では入力の手間が減るメリットがあるが、デメリットも大きい。キーボードからの完全入力では、「自分の希望した形」以外は表示されないが、予測変換では「自分の希望に近い形」を選んでしまいがちになる。だから、android端末と外部キーボードを併用した場合自分の意志に完全に即した文章を入力することは非常に難しい。かといって、ノートPCを常に持ち歩くのは、力持ちの私ですら簡単ではない。サーフェスのようなWindows10のタブレットとキーボードの組み合わせなら、その種のストレスはほぼ無くなる。これによって、PCが使えない若者が減ってくれるのではないかと願っている。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 ホラー好き、ゾンビ映画好きの私は、TVシリーズの"ウォーキング・デッド"も大好きだった。TVでこんな番組を放送できるということ自体にまず驚いたが、予算のかけ方や筋立てのハードさにも驚いてばかり。シーズン6まではそれで良かったのだが.....。正直、シーズン7からは話が残酷になりすぎているような気がする。原作のコミック通りの展開なのだとも聞くが、まさかグレンが死ぬなんて。


 ご存じの方も多いだろうが、ウォーキング・デッドは、ゾンビによって支配された荒廃した世界で生き残るために戦う人間たちの物語。最初はゾンビが敵だったが、やがて敵は人間へとかわり、ゾンビは過酷な環境を作り上げる"要素"の一つになっていく。そこまではまぁ、理の当然で理解できるのだが、そこにもう一つの"要素"が絡んでくる。いわゆる"数字"という奴だ。コミックスなら販売数、TVなら視聴率、映像ソフトなら閲覧数。人気を落とさず利益を上げ続けるためには、同じものを作り続けるだけでは無理なのだ。「刺激逓減の法則」で、10の刺激に対する反応は、最初は10でも、回数を重ねるごとに9になり8になり、観客の慣れと共に減っていく。それは人気の減少、利益の減少と直結している。10の反応を維持したければ、あるいは減少を最小限に食い止めたければ、刺激を増やし続けるしかない。


 人間同士が争う物語のカタルシスは、「悪い奴をやっつける」という単純な構図で出来ている。水戸黄門なら、ドラマの前半は悪党の「悪さ」を観客に見せ、やっつけたいという気持ちをもたせることに力を注ぐ。後半で黄門様が登場して悪党を糾弾し、介さん角さんが悪者をバッタバッタと倒してくれて、そこで観客はスッキリする。ドラマを成立させるのは、そのカタルシスだ。水戸黄門や大岡越前、仮面ライダーなんかは歌舞伎と同じ様式美だから、毎回同じことを繰り返して構わない。だが、様式美をもたない物語は、同じカタルシスを得るために刺激をどんどん大きくしていく必要がある。かの有名なドラゴンボールは、敵をどんどん強くしていくことで物語の自制心を失って崩壊してしまった。目的が「面白い物語を作る」から「出来るだけ長く物語を続ける」に変わってしまった以上、当然の結果だった。作者の鳥山明は、途中からは無理矢理描かされていただけで、自分が生み出した作品に愛着を持つことすら出来なくなっていたのは有名な話だ。
 ウォーキング・デッドでの刺激は敵の「強さ」ではなく「残酷さ」だ。シーズン7からは、敵であるニーガンの残酷さ、敵対者たちの醜さを延々と見せつけられる。これが「刺激」だから、この部分は必要なパートには違いないが、観ている方は不快で暗澹たる気分になる。ホラー好きの私ですら、もう見るのをやめようかと思ったぐらいだ。ウォーキング・デッドもまた、ドラゴンボールと同じ轍を踏んで自滅していくのではないかと思う。

 スターウォーズ・シリーズの敵役でいちばんたくさん出てくる者、すなわち一番多く死ぬのは白い装甲に身を包んだトルーパーで、顔も名前もない者たちだ。顔がなく、名前もなく、表情もなく、家族も背景もない。映画が帝国の兵士の人間性を観客に一切見せないからこそ、子供から大人まで帝国の兵士をやっつけることに快哉を叫ぶことが出来るのだ。倒すべき相手を「顔と名前のある人間」から「倒すべき対象」へと記号化することでその人間性を消去し、倒す(多くの場合殺害する)ことへの抵抗感や罪悪感を無くさせるという、王道の演出だ。記号化による人間性の消去は極めてありふれた一般的なもので、ショッカーの皆さん(こちらは予算的な問題から始まったものだが)もそうだし、ゾンビも同じだ。ゾンビ映画や、バイオハザードなどのゾンビを倒すゲームは、敵である対象から人間性を消去するから「娯楽」として成立するんである。私の好きなFallout4も全く同じ。
 ウォーキング・デッドの敵役が人間性のないゾンビから個性を持った人間そのものに移行してしまった今、同じ路線でシーズンを重ねるのなら、加速度的に人間の残酷さを描き続けるしかなくなってしまう。企業が利益を追求するのは最も自然なことだし、ドル箱の番組を続けることは大事だとは思うが、脚本で知恵を絞って、物語を引っ張っていける刺激的な新機軸を産みだしてくれることを願うばかり。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 PC用のサウンドデバイスは、スピーカーはJBLのPEBBLES、ヘッドフォンはlogicool(というかlogitech)のサラウンドヘッドセット、G430を使っている。PEBBLESはDAC内蔵だが、SoundBLasterのDACを使うので、アナログ接続。値段の割に音もいいし、個人的には大満足。ただ、深夜・早朝にホラー映画を観るときとゲームの時はヘッドフォンの方が雰囲気が出ていい。G430も値段の割にはいい感じなのだが、私が遊んでいる唯一のゲーム、Fallout4では、アナログ接続じゃないとサラウンド左チャンネルが出なかったりするので、接続の切り替えが面倒だった。他のデバイスとのコンフリクトもあったし、同様の症状が出ているマシン環境はけっこうあったようで、このたびドライバーがアップデートされて、めでたく問題解決。と言っても、正常に音が出るようになっただけだが.....。快適なサラウンド環境でcheatしまくり~の、100以上のMOD入れまくり~のでやるFallout4はとても楽しい。ホラー映画も楽しい。実はSONYの7.1chデジタルサラウンドヘッドホンシステム、MDR-DS7500も使っているのだがこいつをPCとつなげるのは配線の切り替えが非常に面倒くさくなるので、TV環境専用にしている。BDレコーダー2台とchromecastとPS3をつなぐだけでもけっこう面倒だ。


 いままでバイオハザード系のゲームしかやってこなかったのだが、PSからPS3、GameCube、どれでも必ずチートは使っていた。だが、ゲーム機のチートとPCでのゲーム改変は全く違って、似てもいない。開発元がMODやチート、バグフィックスまでをユーザーにまかせて、それを推奨しているんだから。開発側が作るのは基本的な世界だけで、ユーザーたちがそれを、自分の好みに作り替えていく。おかげで無限のバリエーションが生まれ、結果的にそのゲームのユーザーが爆発的に増えるし、ゲームそのものが進化し続けるので、一周したら終わりどころか、三周しても違う世界に作り替えて4周目に挑める。うまい商売だなぁ、と感心した。


 私の環境、Z270 + Core i7 7700 + 64GB + GEFORCE GTX 1050 Ti + HDD + SSDは、実はあまりゲーム向きではない。私はゲーマーじゃないので現状で十分満足だが、ゲーム用のPCならCPUはi5でも十分だし、メモリは16GBもあればいい。大事なのはビデオカードとSSDだから、システムはSSDのみで、ビデオカードはGTX 1080 8GBか、GTX 1080 Tiの11GBあたりだろう。NVIDIA TITAN X 12GBというモデルもあるが、17万円という価格は論外だし、そもそも冷却系を強化しない限りGTX 1080 Tiと大差ない。TDPは、1080が180W、1080 Tiが250W。ゲームしかしないのであれば1080 Ti(10万円)を、全方位型の電脳野郎なら1080(7万円)を選ぶのが現時点での正解かと思う。どのカードでも、SLIは最初から選択肢に入らない。例えば、TDP250WのSLIを安定運用するためには550W電源では足りないし、750Wでも必要十分ではない。本当は、1000W級の電源装置が必須なんである。CPUやGPUは微細化によってその能力を高めてきたが、より精度の高い安定した動作環境を要求するようになった。いつ飛んでもいいなら別だが、安定したSLIなら1080ですら冷却系の強化が前提になってしまう。そこから先はもう、底なし沼なんである。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




◆大学生の有里(山本美月)と友人の夏美(佐津川愛美)は、古いビデオをDVDにダビングしようと、リサイクルショップで中古のビデオデッキを手に入れる。そこに入れたままになっていたビデオテープを再生してしまった二人。有里は画面を見ていなかったが、夏美はすべてを見てしまう。直後に夏美の携帯に謎の着信が。それは、大学の講義で聞いた都市伝説、「呪いのビデオテープ」と全く同じだった。不安に思ってリサイクルショップを訪ねた二人は、このビデオにまつわる自殺の連鎖にたどり着く。テープが本物だと確信した二人は、オカルト研究に血道を上げている大学講師の森繁(甲本雅裕)に相談に行く。 同じ頃、「呪いの家」の向かいに引っ越してきた鈴花は、家の持つ力に引き込まれていく。


◆いろいろ考えて書くのをやめていたが、やっぱりこれがいちばん書きやすいので映画の感想。やっぱりホラー、大好きホラー。特に日本のホラーが好き。前々から関心はあったものの、「どうせイロモノでしょ」と観ていなかった、『貞子VS伽椰子』。意外なことに友人の評価が高かったので、レンタルしてみた。サラウンドヘッドフォンで、雰囲気バッチリ怨霊どっぷりで鑑賞。なかなかいいと思うなぁ。いちばん不安に思っていたのが、監督が(ちゃんとした映画未経験の)白石晃士だということ。まぁ、貞子さんと伽椰子さんの権利使用料はそれなりの額になるはずだから、制作サイドも監督に「まかせっきり」じゃなく、それなりのチェック体制はあったのだろう。カメラもいい感じに凝ってるし、低予算が前提のホラーとしては、そこそこお金、かかってる感じである。なかなか良かった。


 主人公の有里を演じた山本美月は、正直、演技力に疑問符ありの天然さんだったのだが、なかなかいい感じである。友人の夏美を演じた佐津川愛美の方がずっとうまいのだが、それはまぁ、仕方のないところ。
 もう一方の、伽椰子と俊雄のいる家で怪異に巻き込まれていく鈴花を演じた玉城ティナは、これはもう、箸にも棒にもかからないというか、極めて悲惨。そのせいか、映画の中で鈴花が占めるパートはとても少なく、被害を最小限に留める構成になっている。どういう経緯で玉城を使ったのか分からないが、この辺は日本のホラー映画業界が抱える宿痾とも言うべき呪いの部分なので、別の意味でホラーテイストを高めている。ちなみに、残念ながら顔が見えない貞子を演じた七海エリーは快活な美人さんである。もうちょっと生きた使い方をして欲しかったなぁ。


 映画中盤から登場する祓い屋コンビ、常盤経蔵(安藤政信)と盲目の少女珠緒(菊地麻衣)は、衣装だの法力だの霊能力だのを強調してみせるありきたりな祓い屋の演出と違って、なかなかいい感じである。特に経蔵を演じた安藤政信、もともとキレた役がバッチリはまる役者だけあって、印の切り方、身のこなし、自信に溢れたその演技はとっても説得力がある。タイトルにもあるとおり、経蔵たちは貞子と伽椰子をぶつけて、魔をもって魔を滅ぼすという策を取るのだが.....。『リング』と『呪怨』を観ていることが前提なので、そうでない方にはお勧めできません。


 エンディングを見る限り、続編を作る気バッチリなようである。次があったら観てみたい。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 ここ2~3年、趣味で小論文の添削をしていた。添削というか、ほとんど書き直しに近いものだったが、なかなか面白かった。小論と言ってもわずか1,000文字のもので、順序立てて分かりやすく説明するだけの文章だったから、取説みたいなもんである。私は何でもいいから書くのが好きで、何か書いていると楽しい。お金のかからない暇ツブシだ。それが終わってしまったので、また何か、カタカタとキーボードを打ちたくなってきた。
 でもって、ここに何か書き足そうかと思った時に、過去の記事を読み返してみた。自分の書いたものを読み返すという機会は、良く考えたら滅多にないことで、それなりに新鮮だった。ときどき、笑えた。てにをはを直したくなったり、表現を変えたくなったりする部分もあったが.....。


 私はもともと新聞を読まない人間だが、ここ数年はTV離れが加速(東京MXだけは別)して、情報はラジオとネットが主体になった。ラジオ・東京MX・ネットの三つに共通するのは、「これは言っちゃダメです」的な縛りが少ないこと。東京MXの『ニュース女子』なんか、ギャラはほとんど出ないはずなのに、司会からコメンテーターまで大手放送ではあり得ないぐらいすごいメンバーが揃っている。ネットでは、DHCシアターの『真相深入り!虎ノ門ニュース』とか『竹田恒泰チャンネル』とか、面白いものが揃っていて、非常に興味深い。こういった新規勢力の台頭は、大手メディアの弱体化によるものではないと思う。たぶん、順番が逆だ。


 TVや新聞に比べて情報拡散コストが極端に低いネットというメディアで、市井の一個人ではなく大手メディアの中核にいた人々、顔と名前の知れ渡った半公人とも言うべき人々が、自分の責任で発言をし始めたことが大きいんじゃないだろうか。「大手メディアでは規制があって言えなかったこと」を全部話してしまうから、大手各社の積極的な嘘や、「報道しない自由」によって行われてきた印象操作、意識誘導が全部バレてしまい、それが大手メディアへの不信を加速した結果だと思う。資本力と情報管制で世論を形成できた時代はもう終わってしまったし、社会がネットと融合してしまった以上、この流れが元に戻ることはもうない。新聞社(系列のTV・ラジオ会社も含めて)のなかで生き残れるのは、産経系列と、今まで弱小と言われてきた独立系だけなんじゃないだろうか。今はまだ、ネットや情報にアクセス出来ない高齢者や、過去長きにわたって信じていたことを信じ続けたいという人々に支えられているが、それも加速度的に減っていくことだろう。今現在、ブーメラン芸で一世を風靡している某政党も次の選挙で分裂しそうだし、国内的には「いい時代になったなぁ」と思う。
 史上最悪と言われ、弾劾決議まで起こされそうになったオバマ政権もやっと終わったし、日本の隣国も大きく動いている。中国や韓国は、アメリカの金利引き上げが直接景気動向に反映する国なので、経済が厳しくなった分、日本への風当たりはさらに強くなるだろう。大手メディアによる意識誘導が機能しなくなった以上、たぶん今年一年で、隣国に対する日本側の世論も変化を見せるんじゃないだろうか。いろいろ大変な時期になるとは思うが、目隠しされたまま踊らされるよりは、自分の目と耳で見たり聞いたりしながら行動出来る方がマシだと思う。そろそろ、日本幼年期の終わりが始まるかも、なんて思ったりもする。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ