small_happiness
   Farsideの過去ログ。




 毎回毎回説明する側としてはワザと分かりにくくしているんじゃないかとも思うが、プロダクト[キー]とプロダクト[ID]は違うものだ。
 プロダクトキーはOSのインストール時に必要なもので、ホログラムシールやパッケージに印刷されているもの。プロダクトIDは、インストール時に生成されるもので、[システム]で表示される。このプロダクトIDは、プロダクトキーを元に特定アルゴリズムで生成される一意のもので、「プロダクトキー」と「プロダクトID」は一対一対応している。


 じゃあなんで[システム]にプロダクトキーを表示せず、こんな面倒くさいことをしているかというと、セキュリティのためなんである。プロダクトキーは「OSを使う権利書」にあたる。詳細は省くが悪用もできるので、複数人が使うことを想定すると、権利書を人目に付くところに出しっぱなしにはしたくない。といって、サポートに連絡するときには、正規の権利書番号を伝える必要があるから、どこかに表示しておく必要がある。このジレンマを解消するために、面倒くさいプロダクトIDを生成、表示しているわけだ。もちろん、サポート担当はプロダクトIDから正規のプロダクトキーを引けるようになっている。

 さて、このことが頭に入っていれば、期限付きだったWindows10へのアップグレードを、いつでも実行可能なクリーンインストールに作り替えることも可能だった。期限内にクローンドライブでアップデートして、そこで内部生成される新規プロダクトキー(ユーザーには表示されない)をツールを使って読み出しておき、Microsoftからインストールメディア作成ツールをダウンロードしてメディアを作っておけば良かった。過去形なのはもちろん、無償アップデート期間内でないとこの準備作業は行えないからだ。


 私の環境はWindows7の64bit ProとWindows10の64bit Proの併用だが、起動ドライブの切り替えで複数OSを起動している関係で、アクティベーションの必要なソフトはどちらか一方にしか入れられない。AdobeのCCなどは、今までメイン環境だったWin7に入れてあった。Windows10がOSとしてやっと安定してきたので、メインとサブの交代を睨んで、5月の連休にWin10のクリーンインストールを行った。普通はあまり気にならないのだろうが、HDDのクローンクローンを毎週やっていると気になるのが、領域確保の仕方。HDDの初期化を含むクリーンインストールとWin10へのアップデートでは、領域確保の仕方が異なる。私のような使い方をしているとこれがトラブルになるので、アップデート期間中に準備してあったメデイアとキーでクリーンインストールして、まっさら環境を作った。最新版状態までアップデートするのは相当時間がかかったが、ライセンスの絡むソフト等もすべて移行して、あとは使いながら環境設定をしていく。MP3Gainのように、VB6ランタイム付属版を入れ直さないと動かない便利ツールも多いので、すべてが整うまでにはまだ時間がかかるが、それでも日常の作業には支障が無い段階までなんとかたどり着いた。ま、途中でHDDが物理クラッシュして14時間分の作業が一からやり直しになったりとか、ドタバタ喜劇みたいな展開もあったが.....。


 Win7とWin10はOSの構造が大きく違う。Win10ではOSから要求されるリソースがかなり減るのでマシンパワー的には余裕があり、なかなか軽快だ。通常の作業ではメモリは16GBも積んでおけば十分だし、32GBあれば大抵のことは問題なくできるだろう。悪評高いユーザーインターフェイスも全部Win7にあわせて手直しした。もっとも、大きめのアップデートが来るとウンザリさせられるのだけは変わらない。これが嫌でWin7を使い続ける実務型のユーザーは相当多いはずだ。こうして考えてみると、Windows7は偉大なOSだなぁと実感する。2009年リリースで、8年もの間これといった問題もなく使い続けてこられたんだから。(2012年リリースのWin8/8.1はOSと呼べるようなシロモノじゃなかったので省く)
 Windows10の設計思想は、タブレットやスマートフォンのOS市場を乗っ取ることだった。タブレットでは(ビジネス分野で)一定の成果を上げているが、スマートフォンの分野では苦戦している。linuxのディストリビューションの一種であるandroidの方が、OSの軽さでは優位だし、OSの垣根を跳び越えたシームレスなデータ連係が可能な現状では、スマートフォンのOSがWin8でなければならない必然性はほとんど無い。逆に、ノートよりも軽く多用途なサーフェスのような、タブレット+キーボード形態は、オフィスと出先をシームレスに繋ぐツールとしては有望だ。

 私はMAC系は使わないので分からないが、android端末を使っていて強く感じるのは、予測変換による語彙の偏りと入力の煩わしさだ。予測変換はその名の通り、途中まで打ち込んだ単語・文節の予測を表示して、ユーザーがその中から自分の望むものを選択する形式で、数行程度の短文を入力するのに適している。キーボードがない環境では入力の手間が減るメリットがあるが、デメリットも大きい。キーボードからの完全入力では、「自分の希望した形」以外は表示されないが、予測変換では「自分の希望に近い形」を選んでしまいがちになる。だから、android端末と外部キーボードを併用した場合自分の意志に完全に即した文章を入力することは非常に難しい。かといって、ノートPCを常に持ち歩くのは、力持ちの私ですら簡単ではない。サーフェスのようなWindows10のタブレットとキーボードの組み合わせなら、その種のストレスはほぼ無くなる。これによって、PCが使えない若者が減ってくれるのではないかと願っている。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ウォーキング... Windows 10 Cr... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。