緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケア専門ナース?!のネガティブ傾向な日記です。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

見られてるという意識

2009-07-01 22:05:59 | 日々の「ケア」

 どの職種でも、人を相手に仕事をするのであれば、接遇というのはとても大切なものだと思います。

 接遇というと、「マナー」のようなニュアンスに聞こえがちですが、私は、接遇は、医療者が患者さんやご家族ととるコミュニケーションの基礎、つまり、ケアの基本でもあると思います。

 残念ながら、病院では、職員全員の接遇が「ばっちり!」というわけではありません。

 時折、
 「あーなたー、どうして、看護師になったのさー。」と肩を叩いて、耳元で本気で囁きたくなる看護師さんに遭遇することがあります。
 その気持ちは、同じ看護師として「残念!」という気持ちと、「あーなたーと同じ看護師として見られて、○○病院の看護師ときたら、なっとらんっ!」と同じ扱いを受けたくないわー、といういらだちの気持ちがあります。

 患者さんやご家族に、病気の進行、お別れの時間が近づいてきていることなど、とても残念なことをお伝えしないといけないことが、緩和ケア病棟では多々あります。

 その時に患者さんやご家族と交わした言葉のやりとりを、カルテに記載すると単なる文字ですが、実際には、その言葉には必ず感情が伴います。
 感情は、言葉だけで伝わるものではなく、表情や口調、声のトーン、間合いなど、いわゆる非言語的コミュニケーションのすべてでもって伝わります。

 それなら、患者さんやご家族と面と向かって会話している時だけでなく、スタッフ同士のやりとり、1人で廊下を歩いているときですら、自分達が意識すらしていない「何らかのメッセージ」を患者さんやご家族に発していることになります。



 患者さんやご家族は、私たち医療者の一挙手一投足をみている。


 私たちは見られている、この意識を持つことはとても大切なことだと思います。
 私たちが一から十までを言葉にしなくても、患者さんやご家族が私たちの「療養のサポートをさせていただきたい」という気持ちを受け取ってもらえるのは、普段のやりとりがあるからだと思います。
 
 私たちのコミュニケーションのあり方如何で、患者さんやご家族は安心感を持ったり、不安や怒りを抱いたりします。

 

 私は緩和ケア病棟でケアをさせていただくようになって、今まで以上にコミュニケーションというものの大切さを実感できるようになりました。

 患者さんやご家族のおかげですね。
 ありがたい。
 

 
『社会』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ずんどこな気持ち | トップ | ご挨拶 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。