これは読んでなかったなと何気なく手に取り読み始めたのだが、最近の著書しか読んでいなかったから(それともこの作品だけなのか?)か作風も文体も私の知っている著者の作品とはまるっきり異なるので、読んでいる途中に背表紙の著者名を確認してしまった。
主人公は小説家。デビュー以来文字通りあふれ出す物語を活字にして仕事をしてきたのだがある日を境にぴったりと自分の中の物語が枯れてしまい文字を書くことすら困難になる。主人公のペンネームは幼馴染の名を自分の名と組み合わせたものだ。その幼馴染が自殺しこの世を去ってからしばらくしたある日、自分が書けなくなったことと幼馴染の死は関係があると思い立ち幼馴染の死を調べ始める。
この幼馴染が熱狂的なビートルズファンであったことから、ビートルズにまつわる奇怪な噂を使って物語が展開する。
誰が犯人とか謎を解くといった具体的な結末ではなく抽象的な物語の終わり方なので、読み手は物語の中にぽつんと取り残されてしまう。
伊坂幸太郎のような展開をしながら村上春樹のような抽象的な物語にしようとしたけれど中途半端になってしまったような感じ。
最後のオチとして、これはフィクションを元に書いたとなっている。そういう意味では著者のの自己満足兼自慰行為の作品なので読み手がついて行けないのは当然なのかもしれない。
とはいえ夢中になったのは事実。久しぶりになかなかとめることが出来なくて困った長編作品。
河出書房新社:図書館蔵書
主人公は小説家。デビュー以来文字通りあふれ出す物語を活字にして仕事をしてきたのだがある日を境にぴったりと自分の中の物語が枯れてしまい文字を書くことすら困難になる。主人公のペンネームは幼馴染の名を自分の名と組み合わせたものだ。その幼馴染が自殺しこの世を去ってからしばらくしたある日、自分が書けなくなったことと幼馴染の死は関係があると思い立ち幼馴染の死を調べ始める。
この幼馴染が熱狂的なビートルズファンであったことから、ビートルズにまつわる奇怪な噂を使って物語が展開する。
誰が犯人とか謎を解くといった具体的な結末ではなく抽象的な物語の終わり方なので、読み手は物語の中にぽつんと取り残されてしまう。
伊坂幸太郎のような展開をしながら村上春樹のような抽象的な物語にしようとしたけれど中途半端になってしまったような感じ。
最後のオチとして、これはフィクションを元に書いたとなっている。そういう意味では著者のの自己満足兼自慰行為の作品なので読み手がついて行けないのは当然なのかもしれない。
とはいえ夢中になったのは事実。久しぶりになかなかとめることが出来なくて困った長編作品。
河出書房新社:図書館蔵書





