271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

前橋市るなぱあく(登録有形文化財)

2009-07-11 17:58:13 | 公園案内
これまで前橋市の郊外にある新しい公園や仕事で関わった伊勢崎市の公園を案内して来ましたが、前橋で生まれ育った私は「前橋市中央児童遊園(前橋るなぱあく)」を取り上げたいのです。1954年の合併によって戦後の前橋市は形を整え、これを記念して開園したのが「前橋市中央児童遊園」です。市街地から近いので歩いて行ける公園でした。私が小さい頃、商売をやっていた両親に代わって祖母が内孫・外孫を連れてここに遊びに来たのです。公園の坂を上り詰めると入り口には小さいながら観覧車があり、これが飛行塔と共にランドマークになっていたのです。道の反対側にはジャズ喫茶「木馬」があり、30代の頃はここが遊びの拠点になっていました。

還暦の私が特に見たいと思ったターゲットは二つありました。一つは開園当初から残っている数少ない遊具、人研ぎの滑り台です。滑り台は当時の位置にそのままありましたが、塗装されて昔とは少し印象が違っていました。

もう55年間も使われ続けているので滑面はかなり磨り減っています。

階段には看板があって「滑りすぎる」と注意を促しています。

滑り台の前には舗装が新しい空間がぽっかり空いています。ここは熊やタヌキの檻があった場所です。今の子ども達はもう動物を見ることが出来ないのは可愛そうです。30年間ここで飼育されたツキノワグマの生前の動画をYouTubeで発見しました。


でも私が見た熊は先代の熊なんでしょうね。

そしてやはりこの遊園地の目玉は今でも10円で遊べる「もくば館」です。


私の記憶ではコインの投入口は今のとは異なり、長い角パイプ状でスリットが入っていたはずです。ボディは綺麗に塗装されて昔より新しささえ感じます。触った感じではFRPではなく、板金の打ち出しで職人さんが丁寧に作ったものだろうと想像しました。

もくば館の壁にはこの施設が登録有形文化財であることを証明する書面の写しが掲げてあります。画像をクリックすると大きな画像が開きます。読むともう一つ文化財があって、それが「ラジオ塔」です。本当は「ラヂオ塔」とすべきでしょうね。

この塔はもくば館から直ぐ近くに見えますが、私の記憶にはありません。昭和8年、NHK前橋放送局が開設されたことを記念して建てられたと記されていました。

ちょっと面白かったのは飛行塔の操作小屋の南側にゴーヤのカーテンです。直射日光を防ぎ、出来たゴーヤは食べられる。これもエコですね。

この遊園地のことを思うと心に浮かぶのはこのトンネルです。ここで大声を出して遊んだこともありました。

トンネルを抜けると臨江閣の庭園です。昔とは随分印象が変わってしまいました。

帰りに「またきてね」と言われたような気がしました。

最後に上から「るなぱあく」を眺めることにします。ケヤキの大木は昔より立派になっていました。

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